監督で選ぶことはほとんどない私だが、両手で数えられるくらいには好きな監督がいる。それは、『気付けば彼の監督映画だった』という作品ばかりだ。彼の映画は『エニイギブンサンデー』以外はほぼ面白い映画だと言っていい。その映画はフットボールが好きじゃないと低評価をつけるだろう。プーチンとのドキュメンタリー映画では、2022年のウクライナ侵攻を予見するかのようなロシアの気迫と狂気を映し出すことに成功していて、意味深で価値がある作品に仕上がっている。また、キューブリックの『博士の異常な愛情』を一緒に鑑賞する貴重な映像も観れる。