『タイタニック』の時に虐待まがいの容姿への侮辱を受けたらしいが、残酷だが、世界のニーズというものが存在する。例えば彼女とて、『顔が吹き出物だらけで左右非対称の人』と比べた時、選ばれるわけだ。多様性は認められるべきだし、タイプは人それぞれだが、『世界のニーズ』もまた同じように、独立して存在する。『ただ痩せればいい』だけなら、『整形をしろ』と言われるよりもマシだ。暗に『君は世界に通用する美女だ』と言っているのだから。
『マシニスト』のような例もある。終わった後はいくらでも太ってもいいわけだ。黒澤明は雨が降るまで絶対撮影しないし、キューブリックも2秒のシーンに150回以上撮り直す。宮崎駿も2秒のシーンに2年かけた。