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『Europe』(MOVIE RECIPE)

『ヨーロッパの歴史』
イギリスはそれだけで相当な量があるので、それ以外のヨーロッパの歴史がわかる映画をピックアップしました。ロシアはアジア等にも属していますが、首都モスクワがあるエリアを考えるとヨーロッパ。よって『東欧(東ヨーロッパ)』と言うことが多くあります。

MEMO
運営者の映画経験と共にレシピ内の情報が変更されます。主に『追加』ですが、一度ご購入された方はそのまま追加された情報も含めて、このページの情報を永久にご覧になれます。

 

MOVIE RECIPE

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『MOVIE RECIPE』-映画がより楽しくなる魔法のレシピ-

 

このレシピの詳細
  • レシピ数:6
  • 紹介映画:59

 

当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

 

 

1.『北欧の歴史』

北欧(北ヨーロッパ)とは、ヨーロッパの北部地方。デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・アイスランドの5か国をさすことが多い。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『コールド・アンド・ファイヤー 凍土を覆う戦火』
  2. 『リリーのすべて』
  3. 『戦場のピアニスト』
  4. 『ウィンター・ウォー ~厳寒の攻防戦~』
  5. 『エイプリル・ソルジャーズ ナチス・北欧大侵略』
  6. 『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』
  7. 『地獄の中の戦場 -ワルシャワ蜂起1944-』
  8. 『ザ・ハント ナチスに狙われた男』
  9. 『ヒトラーに屈しなかった国王』
  10. 『ヒトラーの忘れもの』
  11. 『ハイネケン誘拐の代償』
  12. 『4デイズ・イン・イラク』

 

 

1864年。第二次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争とは、1864年にデンマークとプロイセン王国および関係国の間で戦われた戦争である。プロイセンというのはほとんど現在のドイツだ。首都がドイツと同じベルリンである。こうしたマイナー地域の歴史は歴史の専門書にも詳細が書いていないので、貴重な映像作品だ。

 

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1926年のデンマークの首都コペンハーゲン。1930年に世界初の性別適合手術を受けた人物・リリー・エルベを題材とした物語。今ではよく聞く話かもしれないが、当時の人々は驚いたことだろう。

 

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1930年代後半。戦場で、一人の男がピアノを弾いている。だが、音色が聴こえない。一体どういうことなのか。いや違う。『弾いてはいない』。そう。弾くとまずいのだ。その音で存在がばれれば、まるでゴミでも扱うように、命を踏みにじられる。これは、ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの体験記を脚色して映像化した映画だ。

 

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1939年。『冬戦争』とは、第二次世界大戦の勃発から3ヶ月目にあたる1939年11月30日に、ソビエト連邦がフィンランドに侵攻した戦争である。フィンランドはこの侵略に抵抗し、多くの犠牲を出す。北欧の厳寒というのはもうけた違いに寒い。海上や空中、ジャングルなど世界各地で行われる戦争だが、北欧映画ならではのこの映画だ。

 

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1940年。ヴェーザー演習作戦とは、第二次世界大戦中の1940年4月にナチス・ドイツが実行したノルウェーとデンマークへの侵攻作戦である。この映画はデンマーク目線でそれが描かれるが、小国を舞台にしたり、そこ目線で展開される映画は少ないので、歴史映画ならそのすべてが歴史的価値がある。

 

 

1944年。『ワルシャワ蜂起』とは、1944年の第二次世界大戦後期、ナチス・ドイツ占領下のポーランドの首都ワルシャワで起こった武装蜂起である。ソ連の援軍が到着したことにより、ポーランドのレジスタンスと合流し、ナチスを追い払う。当時、『ソ連軍が来る』というのは一つのキーワードで、彼らが到着したら地獄のようなナチスのの支配生活から解放されることを意味していた。

 

 

 

1944年。ワルシャワ蜂起というのは一体どういうものだったのか。一体なぜ彼らは森に潜み、抗ったのか。一体誰を敵視していた?

 

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1943年。ノルウェー兵はイギリス軍の訓練を受け、ドイツ軍の航空管制塔の破壊作戦「マーティン・レッド作戦」という極秘任務を遂行する。だが、相手はナチスだ。簡単ではない。一人死に、二人死んでいく。仲間はもういない。最後に生き残ったのがこの男だった。

 

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第二次世界大戦時、ナチスドイツの侵攻に激しく抵抗したノルウェー国王ホーコン7世を描いた歴史ドラマ。当時のナチスに逆らうことは死を意味するというのに、彼は命を懸けたのだ。

 

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1945年。1945年5月のドイツ降伏後、若いドイツ兵の戦争捕虜の集団がデンマーク当局に引き渡され、ナチス・ドイツが砂の中に埋めた200万以上の地雷を撤去するために西海岸へと派遣される。

 

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1983年11月に発生した、世界的なビール製造会社「ハイネケン」の経営者でオランダ屈指の大富豪フレディ・ハイネケンが誘拐された事件(英語版)を題材としており、誘拐した者と誘拐された者の両者の視点から実話の真実に迫る内容となっている。

 

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2004年。2004年4月ポーランド軍がイラクのど真ん中の年カルバラーに派遣される。「カルバラ・シティホール攻防戦」と呼ばれたこの戦いは、多国籍軍ポーランド部隊とシーア派民兵軍による戦闘だ。

 

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運営者のIQから一言。

運営者

北欧の地域は何と言っても寒さですね。その意味で、『ウィンターウォー』もそうですし、特に『ザ・ハント ナチスに狙われた男』がその地域の怖さを特に教えてくれる映画となっています。

 

例えば、1812年、ナポレオンはロシアを制圧するため、モスクワ遠征を行います。しかし、ロシア皇帝アレクサンドル1世は賢く、地の利を生かそうとしてわざと少しずつ敗北しながら、フランス軍をロシア内部におびき寄せる。そして冬を待ち、環境に適応できず弱体化したフランス軍を倒したのです。実にナポレオン軍は、戦死と凍傷で61万もいた兵士が5千人に激減してしまったというのですから、寒さがどれだけ人間にとって過酷なのか、分かりますね。

 

ちなみに、今の流れで言うと日露戦争の準備とも言えた高倉健の映画『八甲田山』、そして、これも実話ベースとなるインディアンの過酷な障害を描いた、ディカプリオ主演映画『レヴェナント』も、寒さの恐怖が伝わってくる映画となっています。

 

 

2.『アイルランドの歴史』

アイルランドは北西ヨーロッパに位置し、北大西洋のアイルランド島の大部分を領土とする共和制国家。イギリスがあるグレートブリテン島と隣り合わせにあることから、常にこの隣国イギリスとの関係性が問題視されてきた。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『バリー・リンドン』
  2. 『ギャング・オブ・ニューヨーク』
  3. 『遥かなる大地へ』
  4. 『マイケル・コリンズ』
  5. 『HUNGER/ハンガー』

 

 

18世紀のヨーロッパを舞台にしたキューブリックの本格歴史映画。七年戦争(1754年または1756年 – 1763年)についても描かれるアイルランドを舞台にした物語であり、黒澤明はこの映画の優れた時代考察について感動し、キューブリックにファンレターを出している。

 

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1863年のニューヨーク・マンハッタンの一角であるファイブ・ポインツを舞台に繰り広げられるギャングの抗争と人間ドラマを描いたもの。この時代のニューヨークでは、大飢饉に見舞われた故郷を離れ、アメリカン・ドリームを夢見たアイルランド人の移民達が毎日のように港から降り立っていた。

 

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19世紀のアメリカ・オクラホマ州で実際に起こったランドラッシュをベースに、アイルランドから夢をもってアメリカにやって来てランドレースに参加した青年の生き方を描く物語。当時夫婦であったトム・クルーズとニコール・キッドマンが共演した事や、映画史上初となる“パナビジョン・スーパー70mm方式”の撮影で話題に上った。

 

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1920年頃。アイルランドの独立運動家であるマイケル・コリンズの生涯を描いている。1916年イギリスからの独立を目指したイースター蜂起の中でマイケル・コリンズが中央郵便局でイギリス軍と交戦するところから始まる。

 

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1981年に発生した北アイルランドの刑務所でのハンガー・ストライキを中心に、刑務所内での囚人に対する暴力と囚人たちの人としての尊厳のための抗議運動を、ほぼ台詞なしで描いている。

 

運営者のIQから一言。

運営者

アイルランドとイギリスはいまだに根幹の部分で『北アイルランド問題』を引きずっています。国名がすでに『北アイルランド』ですからね。それが現在はイギリスの支配下にあるわけですから、確かにそれはトラブルになりそうですよね。日本も北朝鮮、中国、韓国、ロシアという隣国で、拉致、ミサイル、尖閣諸島、日中戦争時代の負の歴史、慰安婦問題、竹島、北方領土等といった様々な問題を抱えています。やはり、隣同士だというのに『国境からもう違う国だ』という人為的な都合を考えても、国の違いというものは人間関係に軋轢を生じさせる負の要素となってしまうのです。

 

ただ、縄張り争いや、伴侶の取り合いというのは人間だけじゃなく他の動物でもやっていることです。例えば、『日本列島 いきものたちの物語』というドキュメンタリー映画では、屋久島の猿、ヤクザルたちが、雌を奪い合って血だらけになるまで格闘する映像が観られます。老子が言った『小国寡民』、つまり映画でいうところの『青い珊瑚礁』、あるいは『ヴィレッジ』のような小さなコミュニティで綺麗に生きる発想と、こうした世界の混沌を『それも含めて秩序だ』と受け入れる発想とでは、どちらが正しいのでしょうか。

 

 

3.『IRA』

『IRA』とはアイルランド共和軍であり、簡単に言うと『イギリスに乗っ取られた北アイルランドを取り返し、全アイルランドを統一する』為に命懸けで戦う者たちのことである。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『クロムウェル』
  2. 『マイケル・コリンズ』
  3. 『パトリオット・ゲーム』
  4. 『HUNGER/ハンガー』
  5. 『レクイエム』
  6. 『RONIN』
  7. 『デビル』
  8. 『ジャッカル』

 

 

1642年、ピューリタン革命を起こしたクロムウェルだが、この男がこの話の端緒となるかもしれない。アイルランドはクロムウェルの征服により、以後イングランドの植民地的性格が強い土地となる。

 

 

 

 

アイルランドの独立運動家であるマイケル・コリンズの生涯を描いている。IRAの情報部長、アイルランド国軍の司令官、英愛条約交渉においてはアイルランド側の代表の一員などをつとめた重要人物で、IRAと言えば彼を思い出す人がいるほど。

 

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CIAとして活躍するジャック・ライアンシリーズがトム・クランシー作品で有名だが、この作品でもIRAの分派である過激派グループがテロリズムを行うところから物語が始まる。

 

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1981年に発生した北アイルランドの刑務所でのハンガー・ストライキが描かれる。これも、アイルランドがイギリスに対して命懸けでメッセージを送る真実の物語である。

 

 

 

北アイルランド紛争のさなかに起きたテロ事件から30数年後の加害者と被害者の弟の対面を描いていて、実話が混じっている。これ自体のエンタメ性は低いが、ここにある他の作品と並べて観ることで、奥行きが深くなる。

 

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タイトルは日本語の「浪人」から引用されており、冷戦終結により自らの存在価値を失った東西のスパイや特殊工作員らの姿になぞらえている。元KGB、CIA、IRA、SASなどが集まる。

 

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ブラピ演じる主人公の男は、8歳のとき目の前でIRAシンパの父親をイギリス人に殺され、IRAの活動家となった。ハリソン・フォード演じる同じアイルランド系の実直な警官と寝泊りの問題で仲を深めるが、この二人の関係がこの物語になんとも言えない哀愁を作り上げている。

 

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IRAの凄腕スナイパーと、神出鬼没で素性も何もかも不明な暗殺者「ジャッカル」との戦いが描かれる。

 

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運営者のIQから一言。

運営者

前述したように、もちろんその他にも根が深い問題と言えば、世界の国々がそれぞれで抱えています。ロシアが侵攻したウクライナも、隣国です。彼らの主張では、『もともとロシアだった』ということ。IRA問題はそのうちの一つの例にすぎません。ただ、ウクライナ侵攻でロシア兵が罪のないウクライナ人にやったことは、未来永劫許されることはありません。ただ、『それはお前たち日本人も過去にやっていたことだ』と、同じような光景を目の前で見た人から言われるかもしれません。ロシア人だけが世界の悪ということにはならないのです。