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手紙が軸になる映画をピックアップ。
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読み書きできない男が、夫を亡くした一人の女性と出会い、互いに『足りないもの』を埋め合っていく過程が描かれる。そして人間というものは本来、このような形で夫婦となるのではないかという発想が、頭をよぎることになる。
『父親たちの星条旗』に続き、本作では硫黄島の戦いを日本兵の視点から描いている。そのためアメリカの映画作品でありながら、劇中のセリフはほとんどが日本語である。劇中の栗林忠道陸軍中将の手紙は、栗林中将の手紙を後にまとめた『「玉砕総指揮官」の絵手紙』に基づいている。
マザーテレサの生涯を描いた伝記映画。オリヴィア・ハッセーの『マザーテレサ』と内容はもちろん同じだが、彼女の手紙を通して描くことで、彼女の知られざる苦悩の一面を垣間見ることができる。
最愛の妻に先立たれ、ある手紙を残された男。彼はその意味が分からず混乱する。自分の知らない彼女の一面があることに戸惑うのだ。『彼女』を探す旅で様々な人と出会い、人生の答えを見つける。
ペンと葉書を武器にナチス政権に抵抗した夫婦の実話を基に、ドイツ人作家ハンス・ファラダがゲシュタポの文書記録から終戦直後に書き上げた遺作の小説『ベルリンに一人死す』の映画化。ナチス政権下のドイツ・ベルリンという混沌のど真ん中において、命懸けでヒトラーに対抗する男たちがいた。
ある日、海岸で瓶を見つけ、その中に入っていた手紙を読む女性。その手紙を書いたのはケビンコスナー演じる、妻を亡くした男だった。女性も離婚して夫がいない。お互いに人生に欠けたものを抱えながら、少しづつ距離を近づけていく。
大戦中は陸軍の女子少年兵であり、単独で一個分隊に匹敵する戦闘力を持っていた主人公。「ライデンシャフトリヒの戦闘人形」の渾名で恐れられていたが大戦時の戦傷で両腕を失う。大戦後、後見人の一人となったクラウディアが経営するC.H郵便社にて、自動手記人形として代筆業をしている。
『ユーガットメール』なんかもここに該当しそうですね。メールが当たり前になってからは手紙や年賀状の習慣はすっかりなくなってきました。人間は『楽・得・安全』に支配されている生き物ですから、『その方が得だし便利』なのであれば、そちらに流れます。Amazonのような通販サイトが世界を席巻した背景にも、世界から本屋やCDショップが激減した理由にも、このような事情が関与しています。
作中で、異常な映像が軸になる映画をピックアップ。
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死んだ富豪の金庫から、少女がマスク姿の大男に切り刻まれて殺害されるシーンを撮影したスナッフフィルムが発見された。確かな腕と評判の私立探偵トム・ウェルズは、富豪の未亡人からの依頼で、そのフィルムの真偽について調査を開始する。
これも、ある種のスナッフフィルムを軸にした物語。チェコ人とロシア人の2人組による凶悪な犯罪によってロバートデニーロ演じる刑事が大問題に巻き込まれる。彼のことをいけ好かないと感じていた、警官と同じ権限を持つ放火調査官の男は、この事件によって彼のために命を懸ける覚悟を固める。
NASAの宇宙飛行士は同僚とともに宇宙空間で作業を行っていた際、何らかの事故に巻き込まれ、2分間通信が途絶えたが、彼らは無事に帰還した。しかし、彼は事故のことについては妻の前でも一切語らず、妙な違和感を常に漂わせるようになった。一体その2分間に、何が起きたのか。
これも、スナッフフィルムを軸にした物語。それを覚えておくだけで物語が理解しやすいだろう。私の場合は知らずに観たから『あの会社』がどういうものだったのかを後で知ることになった。
ヒトラーは、自身の暗殺計画を企てた軍事関係者らの絞首刑を撮影させていたり、ISISなどの過激派組織は、敵対する国家、組織の人物を誘拐し殺害する様子をビデオで撮影していますが、これは「娯楽用途に流通させる目的」には当てはまらないため厳密な意味でのスナッフフィルムではないと言えます。アダルト動画の殺人版ということですね。極めて、受け入れがたい事実です。しかしアダルトの世界でも考えられないニッチな性癖用の映像もありますからね。また、あるアフリカの民族に日本のアダルト動画を見せたら『なぜこんな破廉恥なものを見せるんだ!』と激高していました。しかしそんな彼らは、15歳未満の未成年と性行為をする習慣を持っていましたね。この世界は、実に色々なことがあります。
謎のメモが物語の大きなカギを握る映画をピックアップ。
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機械工のトレバーは、原因不明の不眠症で1年もの間眠っていなかった。そんなことがあり得るだろうか。怪演するクリスチャンベールのストイックさも相まって、これ以上は瘦せられないという、骨と皮だけに見えるやせ細った男がそこにいる。彼はよく幻覚を見る。そして、冷蔵庫には謎のメモが。一体彼は何者なのか。
記憶に問題がある男が描かれ、気が付くと体にタトゥーが入れられている。それは恐らく、『過去の自分が残したメッセージ』である。それを頼りに物語の全容が少しずつ明らかにされていく。
高校生のドニー・ダーコは平凡な家庭に暮らしていたが、精神が不安定なため医師の治療を受けている。ある晩、奇妙な声に導かれてゴルフ場へと向かうと、そこにはフランクという名の銀色のウサギがおり、近所のゴルフ場で目を覚ましたドニーの腕には「28.06.42.12」という謎のメモが書いてあった。
ある小学生たちが埋めたタイムカプセル。50年後、予定通りそれが掘り起こされた。この小学校に通う少年ケイレブは、不可解な数字で埋め尽くされた一枚の紙を持ち帰ってきた。彼の父親で宇宙物理学教授のジョンは、そこに記された数字の羅列が過去50年とこれから先に起きる未来の出来事を予言したものだと気づく。
連邦保安官の捜査部隊は、謎の孤島(シャッターアイランド)にある精神病院を訪れる。この島でレイチェル・ソランドという女性が、「4の法則。67番目は誰?」(The law of 4. Who is 67?)という謎のメッセージを残して行方不明となった。
アメリカで最も有名な未解決事件『ゾディアック事件』を描く。1969年8月1日、犯人によって書かれた3通の手紙が届けられた。手紙の内容は、殺人の犯人は自分であると書かれていた。それぞれの手紙には、408の記号で書かれた暗号文の3分の1が記載されていた。犯人は暗号文には自身の正体が記されていると主張した。犯人は各新聞社に暗号文を新聞の1面に掲載することを要求し、そうしなければ週末の夜に12人殺すと脅迫した。
ゾディアック事件に関してはメモというよりも、他人に向けたメッセージであるからして『手紙』に該当するかもしれません。しかし、『謎のメモ』というのは映画やミステリー作品との相性がいいですよね。『名探偵コナン』を筆頭とした探偵系のミステリー作品には、必ずと言っていいほどこのような要素が出てきます。『ダイイングメッセージ』のようなものも、ある種のメモですよね。
『面白い!』と感じるドキュメンタリー映画をピックアップ。
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ビデオゲーム THE MOVIE
ビデオゲームが誕生してからの40年分の歴史を描いたドキュメンタリー映画。世界初のゲームはAtari社なのか、それとも任天堂なのか。そういうところから、今までのゲーム業界の歴史を見ることができる貴重な資料だ。
オドレイ・トトゥの『ココ・アヴァン・シャネル』は彼女の恋愛面にスポットライトを当てているが、この場合はそこでは描かれなかった現実的な一面が描かれる。
『プラダを着た悪魔』に登場する鬼編集長のモデル、また、ドラマ『アグリー・ベティ』に登場するMODE編集長フェイ・サマーズの容姿のモデルだとも言われている『ヴォーグ』の編集長アナ・ウィンターと雑誌編集に密着したアメリカのドキュメンタリー映画。
モキュメンタリー(フェイク・ドキュメンタリー)映画で、主演俳優であるホアキン・フェニックスの突然にしてヒップホップアーティストに転向した2008年10月から、フェイクであった事を公表するまでの2年間の行動を描いている。
マイケル・ジャクソンのドキュメンタリー映画。この場合の「This is it.」は「これで最後だ」という意味で、このライブ(7月から公演予定のロンドンでのライブ)が最後のライブだ、という趣旨の本人の発言から取られている。
ウォルト・ディズニーのドキュメンタリー映画。ビジネスの面から考えても、人生哲学の面から考えても、アメリカの歴史を考える際においても、非常に教訓高い資料である。
砂糖を摂りすぎるとどうなってしまうのかということを実際に実験したオーストラリア人のドキュメンタリー映画。この世界の『見えないからくり』が目に見える、興味深い内容。
高倉健の死後に作られたドキュメンタリー映画。『ブラックレイン』で共演したマイケルダグラスは、『カークダグラスのように自分を存在させ、フランクシナトラのように人生で2つの顔を持っていて、イーストウッドやマックイーンの佇まいと似ていて、ジャックニコルソンのように決して影の努力を言わない。』と彼を絶賛している。
よく歴史映画に『史実と違う』と指摘する専門家がいるようですが、史実を正確にまとめようとしているのはドキュメンタリー映画ですし、もっと言えば映画はあくまでも映画であり、娯楽用に展開されたエンタメなので、その目的を達成したければ映画は観ない方がいいですよね。『事実だと思い込む社会的影響』を考えてそう言っていたとしても、それは『人間の認識』というジャンルの勉強を積めばまた違う見解が持てるはずです。人間には『RAS』という脳のフィルターがあり、それが自分とは無縁と感じた情報を遮断します。人に認知させるために、奇天烈なCMがあったりしますよね。あれも本当は企業イメージを真面目に考えるなら無い方がいい。しかし、人間というものは馬鹿真面目に抵抗がある。『眠りたいなら哲学の本を読め』というやつですね。
『面白い』とは少しニュアンスが違う、しかし衝撃的な見ごたえがあるドキュメンタリー映画をピックアップ。
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公民権運動指導者のメドガー・エバース、マルコム・X、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの回想を通してアメリカ合衆国の人種差別の歴史、そして米国史についての彼の個人的な考察が描かれる。
ラッカの戦いにおけるシリアの市民ジャーナリストのグループRBSS(Raqqa is Being Slaughtered Silently、「ラッカは静かに虐殺されている」の意)についての2017年のアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画。ISISの過激な活動エリアであるシリアのラッカにおいて、モザイクなしでは流せない衝撃的な映像が流れる。
2004年に発表した、アメリカ同時多発テロ事件へのジョージ・W・ブッシュ政権の対応を批判する内容を含むドキュメンタリー映画。これを観るとアメリカの裏の顔がよくわかる。
「119」はドナルド・トランプが第45代大統領が当選を確実とし勝利宣言をした「2016年11月9日」を意味している。撮影当時の大統領であるバラク・オバマも、フリントで発生した汚染水問題でのいい加減なパフォーマンスや軽口などで痛烈に批判されている。
太平洋戦争敗戦後の日本の進路を運命づけた極東国際軍事裁判(東京裁判)の模様を記録し、裁判から25年後に公開されたアメリカ国防総省の50万フィートにも及ぶ長大なフィルムを、5年の歳月をかけて編集して製作した4時間30分以上にわたる長編ドキュメンタリー映画。あの時代にあって天皇にすら正当なジャッジをする日本の貴重な資料。
世界最大の山『エベレスト』。しかし、この世界にはまだまだ上がある。インドのヒマラヤ山脈のメルー峰。その中で、『シャークス・フィン(サメのヒレ)』での登頂をすることは、エベレストを制覇したような猛者中の猛者でも最大級の困難を極める。
ロシアのウクライナ侵攻の前に撮られた貴重な映像。クリミア併合、シリア空爆、ウクライナ問題、アメリカサイバーテロに関して言及するプーチンの姿を見ることができる。
ドイツの哲学者ハンナ・アーレントの『エルサレムのアイヒマン』を下敷きに、アドルフ・アイヒマンに関する既存の映像アーカイブを編集して構成されている。ナチスNo.2で、見方によっては『最も冷酷な男』として名高いこの男の思想を、裁判を通して紐解く。
『ボヤージュオブタイム』は全人類が家庭内で常に流しておきたい映像です。『THE 11 hour』はあまりにも深い。感想文を見ればそれが分かるでしょう。先日お台場の『科学未来館』に行ったのですが、あれはいいところですね。子供たちが観るべき内容であり、大人たちが観るべき内容でもあります。前者では正直全体の概要しか掴めません。入り口にも『それが狙い』と書いてあります。私の部下に説明しながら回ったのですが、部下はいつも私の口頭からでしか話を聞いていなかったので、『感心してしまっていました』ね。本当なら、そこでの振る舞いを見ずとも、口頭の段階で理解するべきだったのですが。