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『やっちまった・・!』(MOVIE RECIPE)¥100

『やっちまった・・!』
ヒーローたちが爽快にヴィランに勝利する楽しい映画もありますが、映画の幅はとても広い。失敗してしまった人を描く映画もあります。人生は映画のように思い通りにはいきませんが、このような人生の教訓になる映画もあるのです。

MEMO
運営者の映画経験と共にレシピ内の情報が変更されます。主に『追加』ですが、一度ご購入された方はそのまま追加された情報も含めて、このページの情報を永久にご覧になれます。

 

MOVIE RECIPE

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『MOVIE RECIPE』-映画がより楽しくなる魔法のレシピ-

 

このレシピの詳細
  • レシピ数:8
  • 紹介映画:64

 

当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。

 

 

1.『大失敗』

人生で失敗しない人などいない。それは、オムツをはかない赤ん坊などいないのと同じだ。だが、洒落にならない失敗をしてしまうと大変だ。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『つぐない』
  2. 『エリザベスタウン』
  3. 『ヤング≒アダルト』
  4. 『スーパーノヴァ 孤独な少女』
  5. 『127時間』
  6. 『喜望峰の風に乗せて』
  7. 『キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け』
  8. 『ウォール街』
  9. 『遠すぎた橋』
  10. 『エド・ウッド』
  11. 『ベリー・バッド・ウエディング』
  12. 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
  13. 『ブラッド・スローン』
  14. 『海にかかる霧』

 

 

嫌悪感と思い込みから間違った人物を犯人であると証言してしまった女性。あとの詳細は映画で確認したい。

 

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シューズ会社に勤務する主人公の男だが、8年がかりのプロジェクトでもある自らがデザインしたシューズが大失敗し、約10億ドルもの損害を出してしまい、会社をクビになる。恋愛もうまくいかず、絶望に打ちひしがれ、自殺を決意する。そんな時、自分の家族内である事件が起きたことが発覚する。

 

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37歳の主人公の女性は、都会でヤングアダルト小説の作家として暮らしていた。そこからはあまり書けないが、ある一通のメールによって地元に帰ることにした彼女とその人間関係の間で、様々な問題が発生する。

 

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現代を生きる10代の女性の切実な悩みが描かれる。両親が問題を抱えていることもあり、ドラッグ、パーティ等の悪い誘惑がストレートにぶつかってくる。

 

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登山家のアーロン・リー・ラルストンの自伝『奇跡の6日間』を原作としている。本人的には、間違いなく最初は大失敗だと思っただろう。だが、そのうち事の重大性に気が付き、もはや失敗の領域を超えてしまったことに気が付く。我々もこれを『失敗』というくくりに入れてもいいのかどうか、頭を抱える。

 

 

 

1968年にヨットでの単独無寄港世界一周レースに参加した実在のビジネスマンであるドナルド・クローハーストが厳しい自然と耐え難い孤独に翻弄される姿を描いている。だが、なぜ『耐え難い孤独』なのか。普通、レースに出るような人はそのような状況に強いはずである。

 

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ニューヨークの大物ヘッジファンドである主人公の男は、一代で莫大な富と名声を築き、家族にも恵まれ幸せな毎日を過ごしているかのように思われた。しかし、その裏ではロシアの銅山への投資に失敗し大損失を出してしまい、多額の負債を返済するためにスタンダード銀行に自社を売却する準備を進めていた。それだけではない。この男の転落劇は、そこからが本番だった。

 

 

 

証券会社に勤める人間の話だから、動かす金額も大きいし、活躍する舞台も豪華で華やかである。よって、人間は転落しやすいと言える。続編の『ウォールストリート』でも同じようなことが起きる。

 

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ノルマンディー上陸作戦から3ヶ月後の1944年9月連合国軍は戦力を二分し、ジョージ・S・パットン中将率いるアメリカ第3軍は南方ルートで、バーナード・モントゴメリー元帥率いるイギリス第21軍は北方ルートで進軍していたため、どちらの補給を優先するかの問題も浮上していた。そしてパットンに強いライバル心を抱いていたモントゴメリーは、後の歴史家に彼最大の汚点と言われた「マーケット・ガーデン作戦」を遂行してしまう。

 

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「史上最低の映画監督」と言われた映画監督エド・ウッドを題材にした1994年の白黒映画。監督はエド・ウッドのファンであるというティム・バートン。賞を総なめにしている映画だが、人によっては大空振りする映画となるだろう。

 

 

ベリー・バッド・ウエディング

 

結婚式を間近に控えた男たちが独身最後の“バチェラー・パーティー”を行うため、ラスベガスへ出向くことになる。そこで大問題を起こす。『ハングオーバー』については後述する。

 

 

 

ジョーダン・ベルフォートの回想録『ウォール街狂乱日記 – 「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』が原作。原作日本公開版ポスターのキャッチコピーは「貯金ゼロから年収49億円 ヤバすぎる人生へ、ようこそ。」だが、更にその後、二転三転波乱な人生が続く。

 

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愛する家族に恵まれエリート人生を歩んできたジェイコブは、飲酒運転による交通事故をきっかけに16ヶ月の刑に服すことになるが、刑務所は予想以上に過酷だった。グループの庇護下で身の危険が減った反面、反抗の許されないボスの命令に服従するうち、殺しにも手を汚していく。家族には益々顔向け出来なくなり、刑期は延びていく。

 

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2001年に起きたテチャン号事件を戯曲化したものを、映画監督のポン・ジュノのプロデュースにより映画化。衝撃的な死に方をする人々が描かれる。

 

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運営者のIQから一言。

運営者

失敗を生かせば失敗ではなくなり、糧となるし、1万回失敗しても『それは1万1回目の成功を導くために欠かせない経験だった』とすれば、その1万回の経験も失敗ではなくなります。例えば松岡修造さんも『100回叩くと壊れる壁があったとする。でもみんな何回叩けば壊れるかわからないから、90回まで来ていても途中であきらめてしまう。』と言っていますが、しかし、そのブラックボックスが目に見えないから人は諦めてしまうんですね。しかしこれはもう単純に、その事実を淡々と受け止めるだけにするべきです。たとえ腕を切断することになっても、そうなる運命だったのであれば、次に考えるべきことがあるはずです。

 

 

2.『うまくいかない』

『大失敗』という表現ではなく、こう表現した方が適切であるというケースもある。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『バベル』
  2. 『マイレージ、マイライフ』
  3. 『(500)日のサマー』
  4. 『ザ・ビーチ』
  5. 『ジョーカー』
  6. 『キング・オブ・コメディ』
  7. 『クローサー』
  8. 『サイドウェイ』
  9. 『トッツィー』
  10. 『王様のためのホログラム』

 

 

創世記第11章にある町の名。町の人々は天まで届くバベルの塔を建てようとしたが神はそれを快く思わず、人々に別々の言葉を話させるようにした。その結果人々は統制がとれずばらばらになり、全世界に散っていった。この故事を背景に、「言葉が通じない」「心が通じない」世界における人間を描く。この『狙い』を知らない人が多い。

 

 

 

詳細は書けないが、1年の大部分を出張に費やす男が主人公。ほとんど自宅に戻らず、旅を楽しみ、アメリカン航空史上7人目で最年少の1000万マイル達成者となることを目標にしている。

 

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秘書として職場にやってきたサマーに一目惚れしてしまう男が主人公。だが、彼は彼女との関係を一向に親密にできない。

 

 

 

何かを求めるように、一人旅でタイにやってきた青年。だが、新しい事をしようとしても、結局、同じ事の繰り返し。だがある日、日常の全てから解放される夢の楽園の話を耳にする。そこへ行けば何か変わるかもしれない。果たして、そこは本当に楽園なのだろうか。

 

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緊張すると発作的に笑い出してしまう病気のため定期的にカウンセリングを受け、大量の精神安定剤を手放せない自身の現状に苦しんでいる男がいる。彼がこの後どうなるかということは説明不要だが、なぜこのレシピに該当するのかも、考えてみたい。

 

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上記作品と併せて鑑賞したい作品。彼とこの男との違い、そして共通点は何か。

 

 

 

群像劇的に、いくつかの男女の恋愛模様が描かれるが、全体的にすべてうまくいかないので、この映画もその雰囲気につられて評価が低くなる傾向にある。だが、『得てして人間とはこういうもの』のはず。それを忘れなければ、中々哀愁がある映画となる。

 

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恋愛下手で、自己防衛に躍起になる小太りの中年男性。こういう人は大勢いるはずだ。人間は知的な動物である。だが、知性とは自分の正当化をするために存在するのではない。彼の人生を通して、人間の愚かさと、愛すべき点を、見つめ直す。

 

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40歳になろうかという俳優のマイケル・ドーシーは、その完璧主義が災いして周りと上手くいかず、どこからも雇ってもらえなくなってしまう。翌日どうしても納得できないマイケルは女装し、”ドロシー・マイケルズ” としてそのオーディションに乗り込んだところ、プロデューサーのリタに気に入られ合格してしまい、タフな病院経営者のエミリーという役を得る。

 

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王様のためのホログラム

 

アラン・クレイは大手自転車メーカーの取締役であったが、会社の業績が悪化、その責任を問われる形で解任され、さらに負債に充てるため家や車などは全て差し押さえられ、妻にも去られてしまう。

 

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運営者のIQから一言。

運営者

人間が最もこのテーマで気にすべきことは『戦争』です。言語、文化、宗教、価値観、様々な人間の差異によって軋轢や確執、衝突や対立が生まれ、最悪の結果として戦争が起こってしまいます。『バベル』などで考えるように言語が通じないというだけで、普段当たり前のようにできる意思疎通もままなりませんからね。うまくいかないことは、人間にとってとても善くないんです。だとしても、それらを無理に統一するなんて、過激な考え方ですからね。人間は、この多様性を保守したまま平和も保つことが、本当にできるのでしょうか。

 

 

3.『リストラ』

『リストラクチャリング』とは『再構築』の意味で、本来は合理的な経営判断である。無駄な脂肪としてこびりついていた方が甘い。だが、時に『筋肉』として役立っていたのに理不尽な采配を食らうことがある。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. カンパニー・メン』
  2. 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
  3. 『フィラデルフィア』
  4. 『マイレージ、マイライフ』
  5. ザ・エージェント』
  6. 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

 

 

リーマン・ショックを機にリストラされたエリートサラリーマンが仕事や家族について見つめ直すヒューマンドラマ。この場合はこうした金融ショックが背景にあるからやむを得ないと言えるが、多くの人が仕事を無くし、家を無くし、最悪の場合は死に至った。

 

 

 

これも同じショックが背景にある。リーマンショックについて考えるならこの2つを観るといい。更にこの場合、いち早くバブル崩壊の兆しを読み取った投資家にスポットライトを当て、彼らの稀有な考え方や行動を追いかける。

 

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フィラデルフィア

 

この場合はエイズに罹患した人間への差別的発想で、理不尽に首にされている男が主人公。だが、それが不当な対処なのではないかとして、弁護士を立てて裁判をする内容になっている。

 

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主人公は人事コンサルタント会社で働いており、雇用主に代わってレイオフや解雇を宣告するために米国中の事業所を飛び回っている。首を宣告される人間からはもちろん歓迎などされない。もしかしたら彼のこの『一見すると自由奔放な人生』は、この仕事の影響なのかもしれない。

 

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トムクルーズ演じる有能なスポーツ・エージェント。ある日、高価な年俸のみを追求する会社の方針に疑問を持ち、提案書を提出するがあっさりとクビになってしまう。主体性のある人間は往々にしてそうなる運命だ。自分のやるべき、歩くべき道が見えている人間は、本当の意味での自立をしなければならない。

 

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ジョーダン・ベルフォートの回想録『ウォール街狂乱日記 – 「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』(The Wolf of Wall Street)が原作。彼は金持ちになる野望を抱きウォール街の投資銀行・LFロスチャイルドに入社。半年かけて株式仲介人の資格を取り、意気揚々と出社した日に「ブラックマンデー」に襲われ、会社は倒産。だがそこからが彼の本当の人生の始まりだった。

 

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運営者のIQから一言。

運営者

ここで考えるのは『失敗』とか『壁にぶつかった』というキーワードですが、これについては『人生は迷路である』という構図を理解すれば無駄に落ち込むことはありません。逆に、『なぜ一本道だと思ったのか』と自問するべきです。迷路なら壁にぶつかるのが当然ですよね。そしてその都度、違う道を模索し、人生のゴールを目指す。それを淡々と行うはずです。人生も同じこと。例えばここに挙げた彼らの人生のいくつかを覗けば、このことを理解するでしょう。

 

 

4.『ラジオDJの軽率』

時代的にこのテーマではもう作品を増やせないかもしれないが、現時点ではこの2つが挙げられる。

今回配合するレシピはこちらです!

 

  1. 『フィッシャー・キング』
  2. 『恐怖のメロディ』

 

 

過激で挑発的なトークで人気を博しているラジオDJ・ジャック。ある日、相談コーナーに常連の若者が電話を掛けてくる。ジャックはいつもの調子で彼をたき付けたが、その晩、若者はバーに乗り込んでショットガンを乱射、何人もの人が命を落とした。ニュースでそれを知ったジャックは呆然とする。

 

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KRMLラジオのスターDJ、デイブの番組には、決まった時間に同じ女が「ミスティ」をリクエストしていた。ある日、デイブは行き付けのバーでイブリンという女と出会う。彼女こそ「ミスティ」をリクエストしていた女だった。二人は一夜限りの情を交わすが、やがてイブリンは、勝手に彼の部屋に押しかけるようになる。

 

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運営者のIQから一言。

運営者

このテーマで一致したということは、『ラジオDJはおしゃべり』という印象があるからかもしれません。それはもちろん偏った見方ですが、しかし例えば、私の吃音省の部下ではこれは務まりません。彼とはもう小学生時代からの関係ですから。この世で最も彼を知るのは彼の親よりも私です。誰でもできる仕事ではないということです。更には、トークだけで人気番組にしようというなら過激なこともしなければなりませんからね。そこにはリスクも潜んでいます。