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MOVIE RECIPE
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『MOVIE RECIPE』-映画がより楽しくなる魔法のレシピ-
- レシピ数:6
- 紹介映画:61
当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。
1.『収容所・刑務所』
刑務所ものの作品はアウトローものを覗けばたくさんあるが、その中でも自然と集まった映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『グアンタナモ、僕達が見た真実』
- 『HUNGER/ハンガー』
- 『シンドラーのリスト』
- 『マンデラの名もなき看守』
- 『ザ・ハリケーン』
- 『サウルの息子』
- 『ヒトラーと戦った22日間』
- 『ナチスの墓標 レニングラード捕虜収容所』
- 『ライフ・イズ・ビューティフル』
- 『ブラッド・スローン』
- 『シャトーブリアンからの手紙』
- 『パワー・オブ・ワン』
- 『ショーシャンクの空に』
- 『大脱走』
- 『アメリカン・ヒストリー』
- 『マルコムX』
- 『グリーン・マイル』
- 『スリーパーズ』
- 『キックオーバー』
- 『パピヨン』
- 『プリズン・ブレイク』
2001年、アルカーイダのメンバーと間違われ、キューバにあるグァンタナモ米軍基地に送られたパキスタン系イギリス人の青年達に起こった出来事を、本人達へのインタビューを基にしてマイケル・ウィンターボトムが映画化したノンフィクション。
1981年に発生した北アイルランドの刑務所でのハンガー・ストライキを中心に、刑務所内での囚人に対する暴力と囚人たちの人としての尊厳のための抗議運動を、ほぼ台詞なしで描いている。
第二次世界大戦時にドイツによるユダヤ人の組織的大量虐殺(ホロコースト)が東欧のドイツ占領地で進む中、ドイツ人実業家オスカー・シンドラーが1100人以上ものポーランド系ユダヤ人を匿う実話物語。この場合、アウシュビッツ強制収容所等を含めた収容所が背景にある。
1968年から1990年にかけての南アフリカ。マンデラは実に27年もの間理不尽な収監生活を余儀なくされていた。ジェームズ・グレゴリーは南アフリカの刑務官だった。コサ語を理解できるということで、終身刑を受けたネルソン・マンデラを監視するという任務に就き、1968年に刑務所のあるロベン島に赴任することとなる。
1960年代のアメリカ。黒人として生まれたハリケーンは、アメリカの根幹にあるその根深い黒人差別に苦しめられる。1966年6月17日、ニュージャージー州で3人の白人を銃で撃ち殺したとして逮捕された。これが『ルービン・カーター事件』である。だが、凶器もない。証言者も妙だ。しかし陪審員は全員が白人であり、時代の波も手伝ってカーターは有罪とされ、終身刑に服する事となった。
第二次世界大戦中のアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所を舞台に描かれる。背景でボケて映っている光景ほど悲惨な光景はこの世にない。この映像は『背景でボケて映す』ことが限界なのだ。
第二次世界大戦中、ナチスのソビボル強制収容所で、ソ連軍の軍人アレクサンドル・ペチェルスキーが収容されてから22日後に起こした脱出劇を、実話を基に描いた作品。
ナチスが支配したユダヤ人に対するホロコーストの話や、ソ連人のユダヤ人が捕まった話はある。だがこの場合、捕まっているのはナチスだ。ドイツ人がソ連人に捕まっている。つまり時代は1946年、第二次世界大戦が終わり、ドイツや日本といった帝国主義国家の敗北が決定した後の出来事である。
第二次世界大戦下のユダヤ人迫害(ホロコースト)を、ユダヤ系イタリア人の親子の視点から描いた作品である。その他の同じ系統の作品とは一線を画し、収支コメディ要素が盛り込まれる。だが、我々は暗に伝えられているのだ。『この世の闇に、人の光は、勝利するのか』ということを。
愛する家族に恵まれエリート人生を歩んできた主人公だが、飲酒運転による交通事故をきっかけに16ヶ月の刑に服すことになる。思えば彼の人生はそこで終わっていたのかもしれない。『生きるため』に特化した彼はそこから修羅の道を生きる。
ナチスがこの世界を恐怖に陥れた時代、ナチス占領下のフランス。1人のドイツ人将校暗殺の代償としてアドルフ・ヒトラーが150人のフランス人捕虜に銃殺を命じた。あの時、収容所で悲惨な目に遭ったのはアウシュビッツの人々だけではなかった。
実話ベースで、アパルトヘイト体制下の南アフリカを舞台に、1人の少年がボクシングを通して人種の壁を越えて成長していく姿を描いたドラマ映画。といっても全体の印象はボクシングではなく『この時代を生きた一人の人間』に焦点が当てられている。
冒頭でまず、主人公は妻とその愛人を射殺した罪に問われる。無実を訴えるも終身刑の判決が下り、劣悪なショーシャンク刑務所への服役が決まる。ここで『無実を訴えるも』とwikiで説明されているところがポイントでもある。まるで、有罪の可能性もまだある言い回しに聞こえる。実際はどうか。
1943年3月にチュニジア戦線で乗っていたスピットファイア機がドイツのメッサーシュミット機の機銃掃射を受け、パラシュートで脱出した後にドイツ軍の捕虜となったポール・ブリックヒルが、送られた捕虜収容所で体験した脱走計画が軸になっている。脚色はあるが、このような大脱走は昔ならあり得るので、歴史的な話でもある。
白人至上主義の兄弟がいた。兄は三年前に黒人の車泥棒を殺した罪で服役していて、この度出所が決まった。それを喜ぶ弟。だが、出所した兄の様子がどうもおかしい。刑務所で何があったのか。
白人のように縮れ毛を薬品でまっすぐに伸ばし、白人のような服装に身を包んでいたマルコムX。黒人の彼は、一体なぜそのようなことをしていたのか。『白人と関係を持った』というだけで懲役10年に処される。そういう事実とも、何か関係があるだろうか。この映画は、すべての『宗教を信じる者』が直視すべき作品である。
実はこの映画に主人公は二人いる。一人は観てすぐに分かる看守のトム・ハンクスである。だがもう一人は『双子の少女を強姦殺人した大男』である。どう考えてもそのような罪を犯した人間は主人公にはなれないはずだ。
いたずらが原因で過失傷害を問われ、少年院に送られる少年たちの物語。彼らは映画の中で大人になり、作品では6分の4ほどが大人編という内容になっている。だが全体の内容は終始、少年時代のことが描かれる。この映画を通してケビンベーコンを知ったなら、確実に彼が嫌いになるというほど見事な怪演をしている。その他、ブラピ、デニーロ、ダスティンホフマンなど、豪華キャストが勢ぞろいの名作だ。
主人公パピヨンは仲間の裏切りに遭い、幾つもの罪を着せられた末に終身刑の判決を受けてしまう。この刑を受けた人間は、祖国フランスを追放される上に南米ギアナのデビルズ島で過酷な強制労働が科せられるのだった。あまりにも劣悪なその環境で生きていくことは不可能にも見えた。ではどうするか。パピヨンは脱獄を決意した。
プリズン・ブレイク
『大脱走』、『パピヨン』、『ショーシャンクの空に』のような脱獄ものをドラマでやりたいと希望されたことから始まっている。映画ではなく連続ドラマだが、脱獄系の作品で、スリリングで先の読めない展開が面白い。
運営者
ここではまず単純に、『悪いことをするとこういう目に遭う』というメッセージも受け取り、かつ『こうして身動きが取れなくなったら、人はどうするべきか、何をするべきか』と問いかけを得ることもできます。例えば釈迦が『ブッダ(悟りを開いた者)』になったのは、6年間の苦行が直接の原因ではなく、その後の『一週間ほどの内観』によるものでした。木の下で座禅を組み、瞑想して自分の心と向き合う。答えは外にはなく、『内』にあることに気付いたのです。そういうことを考えた時、『マルコムX』のような展開が際立つようになります。さて、どういうことでしょうか。
2.『実際の劣悪刑務所』
前述した作品も含め、実際に存在した刑務所や収容所を舞台にした話がある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『網走番外地』
- 『パピヨン』
- 『アルカトラズからの脱出』
- 『キックオーバー』
網走番外地
収容分類級B(再犯者・暴力団構成員で執行刑期10年以下)の受刑者の短期収容を目的とする刑事施設。日本最北端の刑務所。日本は『対ロシア』を想定して防衛を固める必要があった。よって、北海道を開拓したり、『八甲田山』のようなトレーニングを検討したわけだ。囚人は開拓の労働力に使われたが、とにかくこのエリアは極寒で、相当厳しい環境があった。
この時代、終身刑を課せられた者は祖国フランスを追放される上に南米ギアナのギアナ流刑地、そして1852年の設置以来収容された囚人はたった数十人というデビルズ島で過酷な強制労働が科せられた。パピヨンはその数十人のうちの一人だ。マラリア、ワニ、熱帯雨林、それらに付随する危険な昆虫の数々、足枷、水死体、ギロチン。これらのキーワードを聞いただけでそこにあるのが地獄に近い場所だということは想像にたやすい。
脱獄不可能と言われたアルカトラズ刑務所から脱獄したフランク・モリスの実話を基に制作された。この刑務所があるアルカトラズ島は、昔は灯台、軍事要塞、軍事監獄、そして1963年まで連邦刑務所として使用され、ザ・ロック、監獄島とも呼ばれていた。
舞台となるこの刑務所「エル・プエブリート」のモデルは1956年にメキシコ・ティファナに建設された刑務所で、本当にあったものだという。そこは金さえあればドラッグから女まで何でも手に入り、日常的に殺人が行われている恐ろしい場所だった。しかも、そこでは所長や看守までもが買収されており、もはや犯罪者の楽園となっていた。
運営者
収監されて一番大変なのは医療・衛生面ですね。どの国のどの刑務所に入れられるかということでだいぶ違いますが、基本的に日本の場合は食事は栄養が考えられていて美味しい特徴があります。ハンバーガーや焼き肉にビールのようなドーパミンが放出されるような刺激物は一切ありませんが、生きていくだけの最低限の栄養は押さえられています。しかし感染病でもない限り医療薬品による治療は最低限のものしか期待できません。虫歯もそのままの可能性があります。ですから『ケープフィア―』のように汗だくでトレーニングをする光景は日本ではありません。行動も規制されるし、お風呂も制限されるからですね。