MOVIE RECIPE
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『MOVIE RECIPE』-映画がより楽しくなる魔法のレシピ-
- レシピ数:6
- 紹介映画:49
当記事は半分まで無料で閲覧可能です。また、下記『MOVIE RECIPE1:冒険者たち』が全て無料で閲覧できるようになっていますので、参考までに。
1.『逃げきれ!』
今回のレシピはほとんどが似た内容だから、微妙なタイトルの違いでニュアンスを変えることで作品を分けることができる。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『デンジャラス・ラン』
- 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』
- 『ザ・インターネット』
- 『サバイバー』
パイロットや医師、弁護士に偽装し(弁護士の資格は本当に取得した)、1960年代に世界各地で小切手偽造事件を起こし「天才詐欺師」と言われたフランク・W・アバグネイル・Jrと、彼を追うFBI捜査官の姿を描く。題名意味は「できるもんなら捕まえてみろ」の意味で、鬼ごっこの時の掛け声である。日本語の「鬼さんこちら」に当たる。
ロンドンのアメリカ大使館駐在の外交官である主人公。ある日、伝説のテロリストによる爆弾テロのターゲットになってしまう。どうにか生き延び難を逃れたものの、爆弾テロ犯の濡れ衣を着せられてしまい、犯人のみならず、アメリカ・イギリス双方の当局からも追われる羽目になる。
運営者
『逃げる』というのは聞こえが悪いので、『戦略的撤退』と言い換えてその場を去る場面などもあります。例えば落とし穴があって、そこに落とすのが目的だった場合、相手に追いかけさせたい。それならば、あえて逃げて相手の本能を煽り、追いかけさせるのは戦略的と言えます。猪突猛進のタイプは、場面によってはもちろん力強い効果を発揮しますが、人生はこのような『風林火山』を理解する方が圧倒的に有利に生きられます。
2.『国境を越えろ!』
国境を越えることが戦略的撤退や移動になることがある。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『アルゴ』
- 『エスコバル楽園の掟』
- 『ラストキング・オブ・スコットランド』
- 『ザ・ハント ナチスに狙われた男』
- 『大いなる幻影』
- 『エネミーライン』
- 『コロニア』
- 『テルマ&ルイーズ』
- 『ダンケルク』
- 『俺たちは天使じゃない』
- 『スノーデン』
イラン革命により情勢が乱れたイランにおいて、52人のアメリカ人外交官が人質に取られた。CIA秘密工作本部作戦支援部のトニー・メンデスは6人をイランから救出するため、『アルゴ』という架空のSF映画をでっち上げて、6人をそのロケハンのスタッフに身分偽変させ秘密裏にテヘランから脱出させるという作戦をたてる。
パブロ・エスコバルと言えば麻薬王として名をはせ、『ブロウ』『バリーシール』など様々な映画の根幹にいる重要人物である。彼の内側に入り、色々と知ってしまったことで身の危険を感じた青年が、何とかしてこの国から出て逃げることを計画する。
1970年代にウガンダで独裁政治を敷いたイディ・アミンが、政権を奪取してから独裁者へとなるまでを、架空の人物である主治医となった若きスコットランド人の目を通して描いた作品。上記作品同様、圧倒的な権力を持った暴力的な猛者だから、彼から逃げることになるなら、国を出なければならない。
1943年。ノルウェー兵はイギリス軍の訓練を受け、ドイツ軍の航空管制塔の破壊作戦「マーティン・レッド作戦」という極秘任務を遂行する。ナチス占領下のノルウェーから、中立国のスウェーデンへと国境を超えるためには、この最難関のルート以外に生存の道はない。この超最難関な極秘ミッションを無事に遂行することができるか。北欧ならではのエリアを活かした壮絶な史実が映画化された。
第一次世界大戦でのフランスとドイツの戦いを背景に、ドイツ軍捕虜となったフランス人の収容所生活と階級意識、彼らとドイツ人将校との国境を超える友情を描いて、鋭く人道主義的立場から戦争を批判した反戦映画である。この『国境を越える』という言葉の意味は、心理的な意味でもあるし、最後のシーンにも関係してくる。
1992年から起きた旧ユーゴスラビアの民族紛争がシンシナティ協定により、ボスニアの停戦合意が実現。戦闘の鎮静化に伴いNATO軍が撤退を始めるが、ひょんなことからセルビア人武装勢力により撃墜され、追いかけられる。彼らはNATOを敵視しているため、敵とみなされるわけだ。無事に国境を越えられれば、命は助かる。
チリ・クーデターの際の実話を基にした作品で、ピノチェト軍事独裁政権下でナチスの残党パウル・シェーファーと結びついた拷問施設「コロニア・ディグニダ」の実態を描いている。ここに囚われた恋人を助けるため、エマワトソン演じる女性が、命懸けの潜入をする。
ひょんなことから警察から追われる羽目になった二人の女性。メキシコに逃げればその追っ手もいなくなる。『GTA5』などのゲームでオマージュされるシーンがあるほど伝説的なシーンがある名作である。
第二次世界大戦初期の1940年5月26日から6月4日。イギリス、ベルギー、カナダ、フランスから成る連合軍将兵は、フランスのダンケルク海岸でドイツ軍に包囲され、ダイナモ作戦(船による撤退)による撤退を余儀なくされていた。天才クリストファーノーランが、いまだかつてない映像描写で、リアルな戦場の臨場感を創り上げる。
刑務所から脱走した二人の男が、カナダの国境を目指しあと一歩のところまでたどり着く。しかし、国境を越えるための手続きの際に、自分たちの身分を神父と偽ったため、折から2人の神父が派遣される予定だった教会に送られてしまう。
アメリカの機密情報、それも『大統領の盗聴事件』など国際問題になるだけの超極秘情報を告発したエドワード・スノーデンの伝記映画。彼は一部のアメリカ人から『重大な国賊であり犯罪者』のため、国外に逃亡することを計画する。
運営者
国境を越えただけで罪を逃れることができる、というのが一つの事実として存在しますが、これはわざと時効になるまで身を隠して罰則を逃れようとする『時効の援用』と同じで、悪い考え方です。法律は穴だらけ。ですから法の穴をかいくぐってあらゆる罪を人間は考えつきます。しかし、法律がなければもっと増えてしまいますからね。まずは、それを最低に抑えられる法律について、正当な評価をしたいところです。また、国境のドラマというのは必ずしも稚拙な虚無話だけではなく、『大いなる幻影』のような崇高なドラマも展開されます。
3.『冤罪だ!』
冤罪を着せられ、逃亡を余儀なくされる人物が描かれる映画をピックアップ。
今回配合するレシピはこちらです!
- 『サバイバー』
- 『逃亡者』
- 『ザ・インターネット』
- 『タイムリミット』
- 『デスレース』
- 『ショーシャンクの空に』
- 『スリーデイズ』
- 『デッドフォール』
- 『ザ・ハリケーン』
- 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
前述したように、ロンドンのアメリカ大使館駐在の外交官である主人公。ある日、伝説のテロリストによる爆弾テロのターゲットになってしまう。どうにか生き延び難を逃れたものの、爆弾テロ犯の濡れ衣を着せられてしまい、犯人のみならず、アメリカ・イギリス双方の当局からも追われる羽目になる。
冒頭でとある重大事件が起き、しかもその犯人に仕立て上げられてしまう。そもそもその事件の傷自体があまりにも深いのに、更に冤罪を着せられるのだからたまったものではない。だが彼は、とある護送車の事故に乗じて、逃亡と証明のチャンスを得る。
前述したように、インターネット黎明期の頃、とあるギミック(仕掛け)に触ってしまって冤罪を着せられた女性の物語。今ではすっかり浸透したインターネットだが、当時はこういう風に想像すると恐怖が煽られただろう。
不倫をしてしまっている警察の男。愛人の女性のために警察の押収金に手を出すことを計画するが、想像しない事態に発展。そして彼は、いつの間にか追われる身に追い込まれる。この男はどう考えても落ち度ばかりのダメ男だが、デンゼルワシントンの威厳ある演技力とスリリングなシナリオのおかげで、その設定を忘れるほどの満足感を得られる。
主人公の男は妻と幼い娘と暮らしていたが、働いていた製鉄所が閉鎖された夜に妻が何者かに殺害され、その罪を着せられた。そして、『デスレース』という狂気的な興行の強制参加者として、従事する運命を背負った。
妻とその愛人を射殺した罪に問われる。無実を訴えるも終身刑の判決が下り、劣悪なショーシャンク刑務所への服役が決まる。だが、内向的な性格ゆえに『もしかしたら彼は犯人か?』という疑問も浮かぶあたりが面白いところだ。
大学教授の主人公は愛する妻子とともに幸せな毎日を過ごしていたが、ある朝、警察が自宅に突入して妻が殺人容疑で逮捕されてしまう。絶望して獄中で自殺未遂を起こした妻を見て、男は決断する。「彼女の人生と家族の幸せを取り戻す」、それは命を懸けた決断だった。
ロサンゼルス市警察の二人の刑事。ともに市警No.1を競うライバル同士の麻薬取締担当刑事だが、押収品を横流しする悪徳刑事として、果てにはFBI捜査官殺しにまで仕立て上げられる。
運営者
その他アウンサンスーチーやネルソンマンデラ等も、信じられないくらい長い間軟禁されたり、投獄されたりしています。このあたりは冤罪かどうかの確証がないのでまた別ジャンルとなります。マンデラの場合は限りなくそうですけどね。また、イエスやソクラテスなども冤罪による刑死として挙げられます。ただし、それは今考えるとということで、当時の風潮では『法律を違反した者』の扱いを受けます。法律の考えかた事態も違いますからね。『輪を乱した者は法律を破ったも同然だ』という考え方があり、それに違反した事実があります。ただ、『真理』の目で見ると、彼らは冤罪で刑死したというのが正しいかもしれません。