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結婚の前には出会いがある。だがその恋愛をどうしたらいいかが分からない。そんなときはまずこういう映画を観てみよう。
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恋愛すらしようとせず、気楽な関係を始めた男女が、次第に相手を愛するようになるお話。百聞は一見に如かず。百見は一行に如かずということで、とにもかくにもまずはお付き合いという選択肢も。
『そんな彼ならすてちゃえば』及び『恋愛修行 最高のパートナーと結婚するための恋愛心得』を映画化。全米第1位初登場と大ヒットした。なお原題の直訳は「彼はあなたに興味がない」。豪華キャストが織り成す群像劇的な恋愛教科書ムービー。
男と女が本当の友人になれるのかという問題を、久しぶりに再会する男と女を通じて描いたロマンティック・コメディ。その意味で、『抱きたいカンケイ』や『あと1センチの恋』などと同じジャンルとなる。
真面目で優しい医師で恋人でもあるチャーリーと婚約中のケイトは、突然幸せの絶頂から奈落の底へ突き落とされる。チャーリーから電話で”好きな女性ができてしまったから君と別れたい”と言われるからだ。彼女は自分の恋愛を成就させようと、彼を追いにパリに行くことを決意する。
インターネットで知り合った名前も知らない男女がメールのやり取りをしながらお互いに惹かれ合っていくロマンティック・コメディ。今ではSNSからの出会いも当然になってきているが、そうしたシチュエーションの最初期の恋愛映画となる。
ロンドン西部のノッティング・ヒルを舞台に、冴えない書店主とハリウッド女優の恋愛を描く。冴えないというくらいだからやはり押しが弱く、恋愛にも奥手な男。格差もあるし、この恋が成就するわけがないと思っていた。
32歳のブリジット・ジョーンズは、『いまだに』独身。この強調こそが、一つの問題点となっている。だが事実、女性は出産などに時間が限られている現実がある。早くしなければならない。でも、焦って決めて失敗なんてしたくない。彼女は運命の出逢いを得られるのか。多くの女性ファンを獲得した名作。
クリスマスを題材にしたロマンティック・コメディ映画。様々な男女が理想の恋愛を求めて奮闘する。この映画の根幹にあるものがすごい。それは後で紹介する。
一世を風靡したバンドの元ボーカルと、姉妹でその大ファンだというただの素人の女性。二人の間には明らかな距離があるはずだった。だが、元来男女の間には距離という距離はなく、あるのは性別の違いくらいだ。彼は自然とその距離が幻覚にすぎないという事実に、気づき始める。
メグライアンとヒューグラントはラブコメの王と王女。彼らの映画をここに入れないわけにはいかないといわけだ。今回はサンドラ・ブロックとの共演。これもまたしっかり、恋愛教訓映画となっている。
『プラダを着た悪魔』脚本、『ノッティングヒルの恋人』監督という謳い文句に間違いはない実力がある恋愛映画。この場合、キャリアウーマンとして働く女性が、その両立のために奮闘する。サポート役も豪華で、男でも見ごたえがある。
10日間で恋人を作る賭けをした広告マンと、10日間で男にフラれる方法の記事を書くことになった女性記者の恋が描かれる。こういうタイトルだとチープさがよぎるのだが、意外にそうはならず、しっかりと教訓を得られる。それは、結局我々は同じ人間で、持つ悩みも同じだからかもしれない。
10代は恋愛初心者が多いのはもちろんですが、20代、30代になってもさまよい続ける人は多いですね。事実、これらの映画は40代あたりまえの男女が普通に描かれるし、もっと高齢の年齢のケースもある。哲学者のフロイトも『30年に渡って女性心理を研究してきたにもかかわらず解答の出せない問題は「女性が何を求めているか」である。』と言いましたが、実は『その角度』から見ている以上、人間は永久に『だから男は』『なんで女は』と言い続けてしまうのです。
結婚前の独身女性が観ておきたい映画。共感できるポイントがいくつもあるかもしれない。また、教訓もある。
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独身女性というと、キャリアウーマンであったりアルバイトをしたりして仕事をしているケースが多い。この場合も、ひょんなことから上流階級の家庭で住み込みの子守(ナニー)として雇われることになった主人公が、恋愛を含めた自分の人生を見つけていく物語。
衝撃の問題作で、だからこそ脳裏に焼き付いて離れない。ただ、異次元の問題は起きない。基盤は予期せぬ妊娠をしてしまった16歳の女子高生ジュノの9ヶ月間の成長を描いたハートフル・コメディである。当初は7館のみの公開だったが、口コミや賞レースで話題を呼び、2008年1月には2400館を越え、興行収入も1億ドルを突破。
映画のポスターにもまさに『幸せになる』とあるように、独身女性が共感できるポイントがいくつもあるフランスの名作映画。フランスも世界規格の映画が作れるということを世に知らしめた歴史的な作品。最初は違う人用に脚本が書かれたが、オドレイ・トトゥの美貌があっての成功だと言える。
結婚前に絶対に観たいというわけではないが、独身女性が共感できるポイントがたくさん詰まっていて、映画評論家という玄人たちを驚愕させたパーフェクトな作品。ゆえに、男性はキョトンとするかもしれない。ロボやバトルに女性がキョトンとするのに似ている。
日本のキティちゃんのTシャツを着ているシャーリーズ・セロンは、単純にキュートだと思うのは日本人だけかもしれない。彼女は『もう』37歳。それでいて独身。そうなるともしかしたら『痛い』のかもしれない。だがこんな彼女に共感できる人は大勢いるはずだ。
独身女性の中にはビジネスだけじゃなく、夢を追いかけることを選択した人もいる。特に、ダンサーという狭き門を目指すのは中々シビアな判断だ。だから周りにいる大人の男性は、彼女に手回しをする。だが、彼女にはプライドがあった。
結婚というのはゴールではなくスタートなのですが、『結婚』というテーマで絵を描くと、男性は『結婚後の生活』を描き、女性は『結婚式』の絵を描くことが多いと言います。 それを考えると、男女で観るべき映画が異なることになる。これらの映画から何らかのヒントを得られるかもしれません。
結婚前の独身男性が観ておきたい映画。男と女は何が違うのか。性欲はどうあるべきか。
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1966年版はロンドンが舞台だが、こちらはニューヨークが舞台。両方とも観てもいいかもしれない。世界の独身プレイボーイを見られるからだ。「完璧な人生」を捜し求めていたアルフィーはジュリーという恋人がいるにもかかわらず、次から次に様々な女性と一夜限りの関係を楽しんでいた。
ノース・ロンドンに住む36歳独身男。父親の遺した印税収入により、何もせず気ままに暮らし人生を謳歌していると自負するが、周りからは精神的に成長していないと見られている。たくさんの女性とデートはするものの、その関係は2カ月以上持ったためしがない。
仕事人間になりがちな男に人生を立ち止まらせる力がある映画。この映画の監督はなかなか訴求力が強い。人間は、ドーパミンが出ると満足する。男は、コレクションや些細な自分ルールの達成で、ドーパミンが出る。それを繰り返していく。すると人生が充実しているように思える。では、『それでいい』のか。それとも『良くない』のか。
35歳になるトリップは、未だに親離れができておらず、両親と同居し気楽に暮らしていた。そんな息子の行く末が心配になった両親は、カウンセラーのポーラに息子の自立を依頼する。仕事として男性に接してきた彼女は、対象に特別な感情を抱いたことなど、今まで一切なかった。だが・・
結婚前の独身男の大失敗と言えばこれ。一歩間違えればB級。だが、一歩どころか半歩すら間違えない最高のクオリティで、娯楽映画の圧倒的地位を築いた。
多くの人はこれを馬鹿にするだろう。だが見てわかるように私は映画に真剣に向き合っているため、そうはならない。すると、真剣に向き合った人にしか見えないこの手の映画の真価が見えてくる。性欲を笑うなら、あなたはブッダ(釈迦)か何かなのだろう。
男は出産をしないので、女性よりも時間を焦りません。女性からしたらずるいかもしれませんが、女性は女性でさまざまな配慮があるので、総合するとそこまで差は開きません。ただやはり、不定愁訴がない男は人の気持ちが分からず『自分、自分』になりがち。器用な男は大体のことが自分一人でできてしまいますが、人間には誰一人完璧な存在はいないということを忘れてはなりませんね。
そして結婚を本格的に考える。中には『結婚しない選択肢』や『結婚後の自分の俯瞰視』、『略奪婚』というテーマも含まれている。
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アンハサウェイ演じるキムは10年間、薬物治療のリハビリ施設の入退院を繰り返していたが、姉のレイチェルの結婚式のために実家に帰ってくる。この結婚式を通して彼女は何を想うか。そもそも彼女が中毒になった理由は?
ヒューグラントは『赤い航路』あたりまではまだ脇役に近く、この作品でも彼らしくないシリアスな一面が見られる。だが逆に言えば、彼がラブコメの王になる前に真摯に向き合った、正直な恋愛に対する顔が見られる貴重な作品だ。
ロージーとアレックスは6歳の時からの親友だった。だから逆に、距離感が微妙であり続ける。このかけがえのない友情を壊したくない。でも相手は自分の心底で、ただの友人以上の存在になっている。二人はその声に従うか。それとも見守り、『幸せ』になってもらうか。
ファンタジー要素が入った不思議な設定で、夫との離婚を決意した中年女性が卒倒を切っ掛けに高校時代に帰り、己が人生を見つめ直してゆくさまを描くドラマである。主演を務めたキャスリーン・ターナーは、本作での演技が認められアカデミー主演女優賞にノミネートされた。
自分に結婚の資格があるかどうかを考える。それは例えば、このレシピで考えていることに近い。結婚を『ゴール』だと思っていないか。結婚した相手が老後になっても愛せるか等。
『ハングオーバー』と同じ系統にあるブラック・コメディ。ラスベガスに行くところも同じである。だが、あれとは違ってもっとシリアスで、意外に意外、とんでもない人生の教訓に触れている作品となっている。おそらく、制作陣もそこまで深く考えていないだろう。その詳細は違うレシピで紹介する。
シャーリーズ・セロンの体当たり演技を見逃すまい、という程度で観たのだが、意外にこの映画は私のツボだった。普通の映画ではないということだけ伝えておこう。だが、教訓性に富んでいる。
結婚と言えばこれだ。テーマ曲は、サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」。そして、「花嫁を結婚式の最中に、花婿から奪うシーン」はあまりにも有名。これがこの映画のワンシーンだということを、私も知らなかった。だが知っていた。それほど有名だということだ。
1945年8月8日、戦時中の長崎で一組の結婚式が行われていた。 慎ましく過ごしていた彼らに、悲劇は密かに忍び寄っていた。映画はこの一日だけが描かれる。『明日』とは、8月9日(木曜日)。この日の午前11時02分に、連合国のアメリカ合衆国が枢軸国の日本の長崎に対して原子爆弾が投下された。この夫婦の結婚生活は、わずか一日だけだった。
実は結婚というのはもっと淡々としています。映画だから一波乱起きているだけで、例えば結婚前はプレゼントは自分の方向に来てくれたものですが、結婚後は違う方向に(お金が)出ていくものになる。また、老後は食事や排せつ物の世話をし続ける日々を送る可能性が高く、ロマンティックというよりは、シビアな現実そのもの。デンマークの哲学者キルケゴールは言いました。『結婚したまえ、君は後悔するだろう。結婚しないでいたまえ、君は後悔するだろう。』