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パイオニアは、「先駆者」・「開拓者」という意味。様々な『世界初』や『前人未踏』等のテーマに絞ってピックアップ。
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1988年に行なわれた世界初のセクシャルハラスメント訴訟「Jenson v. Eveleth Taconite Co.」を記したクララ・ビンガムとローラ・リーディの書籍をもとにした作品である。
アメリカ海軍史上、アフリカ系黒人として初めて「マスターダイバー」の称号を得た潜水士である、実在の人物「カール・ブラシア」の半生を周囲の人物との友情とともに描く。
※下記作品に続く キング牧師と呼ばれ、ガンジーの非暴力的抵抗の教えに共感し、アフリカ系アメリカ人公民権運動の穏健派の指導者として非暴力差別抵抗活動した「I Have a Dream(私には夢がある)」の一節で知られる有名な演説を行った人物。1964年にノーベル平和賞を受賞。
※上記作品から アメリカ国内における第二次世界大戦後も続いた人種差別(特にアフリカ系アメリカ人に対する差別)とその克服への闘いの歴史を語る上で、逆に非暴力運動を批判した急進派マルコムXとともに特に重要な人物の一人である。つまり、マルコムXとキング牧師は黒人差別問題の重要人物となる。
更にその流れから、南北戦争時代、エイブラハム・リンカーンの奴隷解放宣言よりも早くミシシッピ州ジョーンズ郡に白人と黒人が平等に生きる「ジョーンズ自由州」を設立した実在の白人男性ニュートン・ナイトの生涯と闘いを描く。
第二次世界大戦中にエニグマ暗号の解読に取り組んだイギリスの暗号解読者アラン・チューリングを描く。彼の場合エニグマ解読もそうだが、『PCの基礎を築いた』として、スティーブジョブズからも尊敬されている。
アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンを描いた伝記映画。タイトルの「42」とはロビンソンが付けていた背番号で、現在アメリカ・カナダの全ての野球チーム(メジャーはもとより、マイナーリーグ、独立リーグ、アマチュア野球に至るまで)で永久欠番となっている。
「アメリカ情報活動の父」と呼ばれたウィリアム・ドノバンをデニーロが演じる。この人物は『後のCIA』となる『OSS(戦略情報局:Office of Strategic Services)』が続投して解散まで一貫して務め、その後に曲折を経て現在の中央情報局(CIA)の前身となった。
1880年代のアメリカで、電力の供給方法を巡って直流送電派のトーマス・エジソンと交流送電派のジョージ・ウェスティングハウスが繰り広げていた電流戦争の様子を描いている。エジソンは蓄音器、白熱電球等の多くの商品を生み出し、リュミエール兄弟と並んで「映画の父」とも言われている。
ドイツの思想家カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスの若年期を描いている。共産主義を誕生させた重要な人物。1848年1月、マルクスとエンゲルスは永遠の名著『共産党宣言』を完成させる。のちの米ソ冷戦を考えると、マルクスは哲学者の中で最も現実世界に影響を与えた人物となる。
旧約聖書の出エジプト記をもとにして、モーゼに率いられたヘブライ人がエジプトを脱出する過程を描写した作品。モーセが『ユダヤ教の開祖』と断言する専門書を見たことがないのだが、ユダヤ教の始まりは『紀元前1280年頃(モーセの十戒)』とされていることは確実である。
仏教の開祖である釈迦(ゴータマ・シッダールタ)の人生を、手塚治虫が解釈した。手塚治虫は世界的に認められたクリエーターで、他にも旧約聖書の話を『あなたの解釈でいい』として漫画化を希望されたりしている。この話も神格化フィクション性が目立つが、根幹にある教えは崇高である。
キリスト教の礎であるイエス・キリストの伝記映画。キリスト教や新約聖書で知られる、イエス・キリストの受難と磔刑を描く。原題は、英語で「キリストの受難」という意味。彼をもし哲学者とみなすなら、マルクスを越えて世界一この世界の人間に影響を与えた人物となる。
史上初めて月面を歩いた宇宙飛行士ニール・アームストロングの1961年から1969年にかけてのNASAのミッション(ジェミニ計画、アポロ計画)が実話に基づいて描かれる。
Appleの設立者であるスティーブ・ジョブズと、マイクロソフトの設立者であるビル・ゲイツのストーリーを描くドラマ。 アップルがMacintoshを作るに至った経緯、その後なぜ、どのようにしてジョブズは退陣したのか、なぜここまでマイクロソフトのビルゲイツが巨大に成長していったのかをドラマに仕立てている。
※上記作品から アメリカ国内における第二次世界大戦後も続いた人種差別(特にアフリカ系アメリカ人に対する差別)とその克服への闘いの歴史を語る上で、逆に非暴力運動を批判した急進派マルコムXとともに特に重要な人物の一人である。つまり、マルコムXとキング牧師は黒人差別問題の重要人物となる。
1910年代のイギリスで婦人参政権を求めて闘った女性たちの姿を描いた作品。原題のSuffragette(サフラジェット)とは、20世紀初頭のイギリスの参政権拡張論者、特に婦人参政権論者を指す言葉。
1970年代のアメリカ・コロラド州コロラドスプリングスで、アフリカ系アメリカ人(黒人)初の市警察巡査となったロンが、白人至上主義団体クー・クラックス・クランの地方支部への潜入捜査に着手し、活動内容や極秘計画を暴くまでを描く。
1943年に創設され54年まで存在した全米女子プロ野球リーグを題材として、女性差別が激しかった時代に自分たち自身(Their Own)の人生の目標を実現しようとする女性たちの姿を描く。
米ソで行われたこの星の『宇宙開発競争』は、まずソ連の人工衛星『スプートニク1号』の打ち上げ成功から始まりました。
このような流れを押さえておけばこの競争の概要はつかめます。『ライトスタッフ』『ドリーム』『ファーストマン』『ガガーリン』『スペースウォーカー』『アポロ13』等の映画が、それらの歴史映画に該当します。
飛び抜けた者の中には、『一線を越えた者』もいるわけだ。それが善悪のどっちに転ぶかはさておき、とにかく『普通』じゃあない。
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チャールズ・ウィルソンという政治家が、CIAの諜報員と共にソ連によるアフガニスタン侵攻に抵抗するムジャーヒディーンを援助する模様を描く。冷戦当時彼らはまだできたばかりの組織で無名だった。だが、彼らはその後アルカイダなどとのつながりをもつ危険なイスラム原理主義者として活動してしまい、2001年9月11日には、アメリカ同時多発テロが巻き起こってしまった。
ロシアのウクライナ侵攻の前に撮られた貴重な映像。クリミア併合、シリア空爆、ウクライナ問題、アメリカサイバーテロに関して言及するプーチンの姿を見ることができる。
2001年頃。第43代アメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュの下で副大統領を務め、「アメリカ史上最強で最凶の副大統領」と呼ばれたディック・チェイニーを描いている。彼がブッシュを操り、しでかしたことについて、逆に反問されるシーンがある。『じゃあ、あなたならどうする?』
1520年頃。『エリザベス女王の母アン・ブーリンの壮絶な人生』。アン・ブーリンは、ヘンリー8世と駆け落ち的な恋をして、英国国教会が作られた…というくらいまでなら知っている人もいるかもしれない。だが、エリザベス女王の母親は壮絶な人生を送った。
アメリカ西部開拓時代のガンマンであるジェシー・ジェイムズ。1866年2月13日に、アメリカで彼が世界初の銀行強盗に成功したことから、2月13日は「銀行強盗の日」となっている。敬虔なキリスト教徒、甘いマスクの美男子、フロンティアの郷愁を漂わせる名前。極悪非道の重罪人にもかかわらず、その悲劇的最後は人々の同情を集め、強者に立ち向かうロビン・フッドのイメージに重ね合わせる者もおり、伝説化した人物である。
元国連職員マイケル・スーサンが自身の体験をもとに執筆した小説の映画化で、国連史上最悪の政治スキャンダルとされる、困窮するイラク国民を救うはずの夢の人道支援プログラム「石油食料交換プログラム」の裏で行われていた不正を描いた作品。実にプログラムの資金に関する18億ドル(約2000億円)を超える汚職が明らかになった。
超人的な嗅覚を持つ香水調合師が究極の香水を生み出すために犯したタブーを描いている。この男の個性がかなり強く、しかし香水作りのために手段を択ばないその執念深さと狂気が、ある種の芸術性を生み出していて、あのキューブリックも目をつけていた作品である。
原題の「Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile(極めて邪悪、衝撃的に凶悪で卑劣)」は、被告人のテッド・バンディに死刑を言い渡す際、裁判長が読み上げた判決文の中に含まれていた文言である。この男こそ『シリアルキラー』の語源となった人物である。
どれもとんでもない大事に繋がっている話ですよね。『パフューム』以外は全部実話ですから。でもこの映画も妙に実話っぽい信憑性がある不思議な映画で、私も思わずツイッターで面白いと紹介したのですが、その後キューブリックも目をつけていた作品だったという記述を見て、やはりこの面白さは本物だったんだと再確認しました。
しかし私は個人的には『バグダッドスキャンダル』が興味深い話ですね。いや、『バイス』のディックチェイニーも私が言いたいことと同じ動きをしているのですが、例えば彼の場合は1995年から2000年までハリバートン社の経営にもCEOとして参加していました。ハリバートンは世界最大の石油掘削機の販売会社であり、イラク戦争後のイラクの復興支援事業やアメリカ軍関連の各種サービスも提供していることから、湾岸戦争とイラク戦争で巨額な利益を得たのです。チェイニーはこの会社の最大の個人株主でもありますからね。
何が言いたいかというと、『エネルギーの動き』なんですよね。株式投資や諸葛亮孔明の『草船借箭の計(そうせんしゃくせんのけい)』、再生可能エネルギーの話に似ているのですが、例えば太陽がありますよね。それは無限をも感じさせる莫大なエネルギー源ですよね。これを太陽光電池などのシステムを構築させてエネルギーを生み出し、『電力、ガソリン、石油』などの様々な有限の資源エネルギーの代替として使い、それを供給したりすれば、莫大な利益を生み出せるわけです。
口で言うほど簡単ではありませんが、『エネルギーを上手く使いこなせば、莫大な利益が生まれる』という事実が一つ、存在するわけです。ここに出たスキャンダルや戦争系の利益は倫理的に問題がありますが、しかし『惜しい』んですよね。非常に惜しい。後は倫理的な問題さえ解決すればいい。着眼点はいいののです。
ある人は『若くして死ぬから伝説になる』と言ったが、確かにそれも一理ある。天才というのはなぜ早死にしてしまう人が多いのか。
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自身の孤独と苦悩に満ちた生い立ちを迫真の演技で表現し名声を得たが、デビュー半年後に自動車事故によって24歳の若さでこの世を去った伝説的俳優ジェームズ・ディーンの伝記映画。
イギリスに実在した天才詩人、第2代ロチェスター伯爵ジョン・ウィルモットの生涯を描く。彼はすばらしい才能の持ち主だったが故に、酒とポルノに溺れていき33歳の若さでこの世を去る。この映画では、彼が唯一愛した女優エリザベス・バリーとの関係に視点を置いている。
フランスの英雄として扱われてきたジャンヌ・ダルクを一人の少女という視点から描いた映画。ジャンヌ・ダルクの誕生から、19歳で処刑されるまでを描いた歴史映画である。
1980年前後に活躍し、スーパーモデルの先駆者として知られるジア・キャランジの伝記映画。若くして麻薬中毒となり、1986年26歳の頃、エイズで死亡。エイズによる死を公表した最初の著名人の一人でもある。
アメリカのサーファーであるジェイ・モリアリティを描いた伝記映画。彼は若くして天才的なサーフィンの腕前を見せる凄腕だったが、22歳の頃、大きな事故に遭ってしまう。
ジャズサックス奏者チャーリー・パーカーの音楽と生涯を描いた伝記作品である。カンザスシティで過ごした少年時代、チャン・リチャードソンとの結婚、そして34歳で夭逝するといった生涯の各場面をコラージュによって構成する手法を用いた。
セックス・ピストルズのベーシストであったシド・ヴィシャスと彼の恋人であったナンシー・スパンゲンの短くも過激な愛を描きあげたラブストーリー。21歳の頃、ヘロインの過剰摂取で死亡している。
1950年代後半から1960年代前半にかけて、それまでタブーとされていた政治、宗教、人種差別、同性愛、中絶、セックス、麻薬、広告批判、貧困などアメリカ社会の抱える矛盾をテーマに過激なトークショーを行ない人気を博した毒舌漫談家レニー・ブルースの生涯を描いた。40歳で急性モルヒネ中毒で死去した。
「インドの魔術師」として有名な天才数学者、シュリニヴァーサ・ラマヌジャンの伝記映画。彼はイギリスでの生活に馴染むことができず、やがて身体的な衰弱を来たして病気を患い、1919年にインドへ帰国。1920年に32歳の若さで病死した。
現代人の平均寿命は80歳くらいですから、そう考えると19~40歳というのは半分以下。あまりにも短い一生を送ったように見えますよね。たしかに、旧石器〜縄文時代(2500年前以前)には、日本人の平均寿命は13〜15歳だったと考えられています。しかしそれは、環境に左右され生活が安定していなかったこと、狩猟での事故死、病気や栄養不足による乳幼児の死亡率が非常に高かったために、平均の寿命が短くなったのだとか。やはり、無知ということもあって、例えば毒だと分からずにそれを口にしたりだとか、そういう死に方も多かったわけですね。
それで言うと例えばシド・ヴィシャスなどはこういう逸話があります。アメリカツアー中のダラスのパーキングエリアでカウボーイが、食事をしているシドに「お前がシド・ヴィシャスか?へっ笑えるぜ!そんなにタフだっていうならこれは出来るか?」と、自分の手の平でタバコの火を消して見せました。しかしそれを受けたシドは、ステーキののる皿の上に腕を出し、彼を睨みながら平然と自分の腕にナイフを突き刺して見せ、腕から滴る血がステーキに垂れているのもものともせずに、ステーキを食い続け、そのカウボーイを退散させたというのです。
不可抗力で死亡した過去の人と比べると、このように主体的に危険な道を行く人生は、確かにある種のカリスマ性があると言えます。ただ、彼の場合は映画を観れば分かるように決して天才的なカリスマというわけではなく、単なる『麻薬中毒』にも見えるのが事実。彼の人生にリスペクトしつつも、真似して無茶しないよう、きちんと啓蒙してくれている作品になっています。
詩人や作家の人生を映画にした作品をピックアップ。
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児童文学作家であり画家でもあったビアトリクス・ポターの伝記映画。ビアトリクスの人生と、ピーターラビットといった彼女の本のキャラクターのアニメが同時に登場する。
『ラブ・アンド・ウォー 第一次大戦のヘミングウェイ』を原作とし、第一次世界大戦に従軍して大怪我を負ったヘミングウェイと、ヘミングウェイの代表作の1つ『武器よさらば』のヒロイン「キャサリン・バークレイ」のモデルとされる7歳年上の従軍看護師アグネス・フォン・クロウスキーとの結ばれなかった恋を描いている。
F・スコット・フィッツジェラルドやアーネスト・ヘミングウェイ、トーマス・ウルフなどの作家を見出して文壇へ送り込んだマックス・パーキンズ編集長を軸にした物語。
『ティファニーで朝食を』で有名の作家のトルーマン・カポーティを描いたもので、彼が代表作『冷血』を取材し書き上げるまでを中心に描いた伝記映画でもある。幼馴染で『アラバマ物語』の女性作家ハーパー・リーも登場する。
『ロミオとジュリエット』の初演を背景とし、若かりし日のウィリアム・シェイクスピアと彼を信奉する上流階級の娘ヴァイオラとの恋愛を描く悲喜劇の恋愛映画。
シェイクスピアの作品が別人によって書かれたとする「シェイクスピア別人説」のうち、第17代オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアを本当の作者とする説に基づいたフィクション。
カストロ政権下で、作家であり、またホモセクシュアルであるために迫害されたレイナルド・アレナスは、1980年にアメリカに亡命するが、その後エイズを発病してしまう。自身の壮絶な一生を描く自伝。
現在では、スティーブンキングが映画作家として世界的人気を博しています。また、村上春樹も世界からの人気が高い。『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は2004年に発表された桜坂洋のライトノベル『All You Need Is Kill』をもとにした脚本をもとに、ダグ・リーマンが監督をした映画ですが、日本作品が世界に通用すると嬉しいものがありますよね。2023年のWBCでも日本がアメリカに勝って優勝しましたが、日本が世界に通用する兆候が見られ始めているかもしれません。
私は『当然』という言葉をつけるぐらい宮崎駿作品のファンですが、しかしもしかしたら彼亡きあとの方が、世界に通用するクリエーターたちが出てくるのかもしれません。偉大な人を失うと、その反動のような事象が起きて、逆に残された人のやる気が引き上がるということはありますからね。イチローの後に大谷選手が続いているように、日本人の将来も捨てたものじゃありません。
アフリカで活躍した人物たちを描いた映画をピックアップ。
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紀元前218年頃。歴史映画の中でも史実に忠実であり、映像も綺麗で新しい。ドキュメンタリー映画のようで、戦闘のクオリティなども高く、ハンニバルとスキピオの戦いを描いた貴重な映像作品である。ハンニバルはローマを滅ぼす力を持っていた。
1968年から1990年にかけての南アフリカ。マンデラは実に27年もの間理不尽な収監生活を余儀なくされていた。ジェームズ・グレゴリーは南アフリカの刑務官だった。コサ語を理解できるということで、終身刑を受けたネルソン・マンデラを監視するという任務に就き、1968年に刑務所のあるロベン島に赴任することとなる。
1970年代のアパルトヘイト下の南アフリカ共和国における実話に基づいた作品。アパルトヘイト政権下の南アフリカ共和国で殺害された最も著名な黒人解放活動家スティーヴ・ビコと南アフリカ共和国の有力紙デイリー・ディスパッチ紙の白人記者ドナルド・ウッズとの交友をベースに描かれる。
invictusとは、ラテン語で「征服されない」「屈服しない」を意味する語。27年ものあいだ反体制活動家として投獄されていた、ネルソン・マンデラと、彼の生きる南アフリカで活躍するラグビー選手たちを描く。ラグビーはアパルトヘイトの象徴として、多数を占める黒人の国民のあいだでは非常に不人気なスポーツだった。
1994年春に発生したルワンダ虐殺を題材に、ルセサバギナが自分の家族と1,000人以上の難民の命を救うために、包囲されたオテル・デ・ミル・コリンに避難所を提供したホテル経営者のポール・ルセサバギナとその妻タチアナが描かれる。
西暦4世紀(400年頃)、キリスト教が定着し異教の排斥が行なわれ始めた時代の、女性天文学者ヒュパティアの学問に殉じた半生をアレクサンドリアを舞台に描く。アレクサンドリアの大図書館は異教の魔窟として破壊され、異教徒には改宗か出国しか道は残されなかった。その中で改宗を拒み、青年たちに学問を教え続けるヒュパティアは、都の人々から魔女とみなされる。
また、アメリカにいる黒人は、アフロ・アメリカン(アフリカ系アメリカ人)と言われますが、そういう意味で考えると、キング牧師やマルコムXやメドガーエヴァース、奴隷解放宣言をしたリンカーンや、彼の前に活動していたニュートンナイトの映画もここに挙げられるかもしれません。更に、そのもっと前に奴隷制に反対したイギリスの政治家ウィリアム・ウィルバーフォースが活躍する映画『アメイジンググレイス』や、アミスタッド号事件で黒人のために戦った人物たちを描いた『アミスタッド』等も、アフリカの救世主のような紹介ができるかもしれません。