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まずは単純に警察がメインで活躍する映画をピックアップ。
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言わずと知れた警察コメディ映画の金字塔。アクセル・フォーリーはアメリカが選ぶ映画スターのTOP10に選ばれている。他にはターミネーターやダーティハリーなどだ。
破天荒刑事コンビと言えばこれだ。もちろん『先にやっている』ということもある。『カテゴリーの法則』とは、そのカテゴリーで一度TOPを獲ると、ずっとその後光によって価値が守られる際に動いている法則である。
したがって、これは『後にやっている』のでリーサルウェポンと比べられることになる。カテゴリーの法則によって上記作品を超えることはできないが、人によってはこっちのコンビの方が好きという人もいるだろう。
禁酒法時代のアメリカ・シカゴを舞台に、正義のためにギャングのボスであるアル・カポネを逮捕しようとするアメリカ合衆国財務省捜査官たちのチーム「アンタッチャブル」の戦いの日々を描いた実録映画。実話だからすごい。
1989年のテレビ映画『メイド・イン・L.A.』をセルフリメイクした作品でロサンゼルスを舞台に、強盗団のリーダーと彼らを追う刑事を描く。元警察官のチャック・アダムソンから主人公ヴィンセント・ハナ刑事の着想を得ているので実話が盛り込まれている。デニーロとアルパチーノの共演というだけで見ものだ。
殺人事件の「目撃者」となったアーミッシュの少年とその母親を守ろうとする刑事の格闘を描いたサスペンス映画である。アーミッシュはキリスト教系の宗教集団で、自給自足的な生活をしていたりして、実は学ぶところが多い集団。そのミステリアスな知性が、この作品に奇妙な哀愁を漂わせる。
暴走族による凶悪事件が多発する社会となった近未来の荒廃したオーストラリアの路上が舞台で、メルギブソン演じるマックスが、そんな舞台で活躍するために必要なポテンシャルをいかんなく発揮する。すなわち、ワイルドに、破天荒に。
殺人容疑で逮捕され護送中に逃亡した元CIA特殊工作員を連邦保安官代理が追うサスペンス映画。1993年の映画『逃亡者』のスピンオフ作品であり、その登場人物であるジェラード連邦保安官上級代理と、その部下の活躍を描く。その作品は逃亡する男がメインだが、こっちは追う役がメインだ。
テレビのロードショーでよく放映されていた警察コメディの鉄板。『ビバリーヒルズコップ』同様、これらの映画がお茶の間を楽しませていた。その当時は例えば『チャイルドプレイ』や『グレムリン』、『ターミネーター』あたりが全盛期の時代だ。
ニューヨーク市警の刑事ジョン・マクレーンが運が悪いという設定で、気づいたら凶悪犯罪に巻き込まれて『やれやれ』という流れが毎度のごとく展開される。タイトルの「Die Hard」は「なかなか死なない」の意味で、そうは言ってもタフガイぶりを発揮してくれるから見ごたえがある。
ロス市警 (LAPD) のバイススクワッド(風紀取締り)の警官である主人公は、囮捜査や違法すれすれの捜査で事件を解決していた。だが、それでも根は腐っていないらしく、隠れた正義感が見え隠れするシーンがある。そんな彼だからこそ、『知ってしまったその現実』の処理について、葛藤する。
ロス市警(LAPD)の麻薬取締課に配属された新人刑事と、コンビを組んだベテラン刑事。だが、どうもこのベテラン刑事の様子がおかしい。正義感溢れる新人刑事は、彼に翻弄されながらも、自分のやるべきことを見つけ出す。
ニューヨーク市警察に勤める熱血漢の刑事と冷静沈着な刑事。二人はこれまでに多くの悪人を逮捕してきた名コンビだった。だが、ここへ来て雲行き怪しくなる。酷評され、アルパチーノがゴールデンラズベリー賞も受賞してしまった映画だが、私は面白かった。デニーロとの豪華共演だけでも面白い。
1961年に発生した、ニューヨーク市警察本部薬物対策課のエドワード・イーガンとサルヴァトーレ・グロッソがフランスから密輸された麻薬約40キログラムを押収した実在の事件がモデル。「フレンチコネクション」とはトルコからフランスを経由して米国に輸出されていたヘロインの密売ルートおよびその組織のこと。観る前に実話と知っていたらもっと楽しめた。
捜査の為には暴力も辞さない凶暴な刑事・我妻諒介。その行き過ぎた行動と粗暴な性格から、勤務する警察署内でも危険人物として敬遠されていた。北野映画史に残る伝説のアウトロー映画。
ヤングサンデーに掲載されていたコメディ調の潜入捜査官物語。絵はお世辞にも最高にうまいわけではないが、なぜか見入ってしまうエネルギーがあった漫画であり、映画化されるのもうなづける勢いがあった。
クリントイーストウッドはハリー・キャラハン役を演じたこのシリーズでスーパースターの地位を不動のものとした。職務遂行のためには暴力的な手段も辞さないアウトローな一面を持つ、熱血刑事映画の金字塔である。
私は邦画をあまり観ないので入れていませんが、『刑事貴族』、『あぶない刑事』、『相棒』等、警察もので面白い日本のドラマもたくさんあります。ただ、世界全体で考えるとあまり警察がメインになる映画が少なくなってきている印象ですね。『ビバリーヒルズコップ』のその時代でほとんどやりつくしたのでしょうか。アメリカは白人警察が黒人を射殺する事件が定期的に起こり続けている国ですから、いつかそういう闇を断ち切るような、竹を割ったような潔さがある警察映画が出てほしいですね。
警察ものの中でも、マフィアやギャングと真正面から衝突する展開がある映画をピックアップ。
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前述したように、禁酒法時代のアメリカ・シカゴを舞台に、正義のためにギャングのボスであるアル・カポネを逮捕しようとするアメリカ合衆国財務省捜査官たちのチーム「アンタッチャブル」の戦いの日々を描いた実録映画。実話だからすごい。
ハーレムの名物男で知られた”バンピー”ジョンソンの運転手だったフランク・ルーカスが、彼の力を借りて麻薬界の大物に成り上がる。警察にまで汚染が広がる当時のニューヨークで彼を挙げようとする人はなかなかいなかったが、勇気ある正義の男が数人立ち上がった。
1940年代末のアメリカ、ロサンゼルス。街はミッキー・コーエン率いる巨大ギャングによって支配され、あらゆる犯罪が横行し、頼みの警察もある者はコーエンの配下の汚職警官、ある者はコーエンを恐れて取り締まりをしない、といった状況であった。ここまでの3作は非常に内容が似ていて、結果的にやはり『正義の警官』たちが立ち上がってマフィアを潰す動きを見せる。なぜ同じ動きになるのか。興味深い話だ。
前述したように、1989年のテレビ映画『メイド・イン・L.A.』をセルフリメイクした作品でロサンゼルスを舞台に、強盗団のリーダーと彼らを追う刑事を描く。アルパチーノのデニーロが対立する構造だから、かなり見ごたえがある。
大ヒット香港映画『インファナル・アフェア』のリメイク作品で、外国映画のリメイク作品としては史上初である第79回アカデミー賞作品賞を受賞した実力を持つ。しかし、本当にそれだけ見ごたえがある映画で、至高の名作の一つに数えられ、そこにこのメンツが出ていることがなんだかうれしい。
大阪の街を舞台に日米の刑事たちが協力してヤクザと戦う物語を描く。マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、松田優作に高倉健。しかも監督がリドリー・スコットで、この作品制作中の評判で、松田の次回作にデ・ニーロ出演、ショーン・コネリー監督作品のオファーが来ていたが、惜しくもこれが遺作となった。
FBI捜査官ががマフィアの抗争事件を捜査中に、伝説の殺し屋ローグと遭遇し、彼に翻弄される話が軸にある。そうしてマフィアや悪の組織と常に戦闘するし、日本のヤクザも登場し、石橋凌が重要な役どころで好演する。
Vシネマだったり、マフィアをメインにした映画を探せばもっと見つかるでしょう。ただ『ゴッドファーザー』などを観ると、確かに警察が常に出てきて対立しますが、あまり『VS構造』が真正面からは描かれないので、双方の目線が同じだけの熱量で描かれる、という展開がある映画をピックアップしています。上記3作品は不思議なことに展開が同じなのですが、しかし全く飽きないし、マンネリ化もありません。きっとそれだけそこにあったドラマが崇高で、かつ一生懸命、命を懸けて戦った人たちがいるからですね。
バディとは相棒のことで、コンビで動く警察。このレシピがあるからあえてここにしか入れていない作品もある。
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黒人同士だからこそできる、カジュアルでHIPHOPな展開が斬新。面白いからこそ続編が出たが、『この作品で終わっていい』というエネルギーがなくなっているので、作品の勢いも尻すぼみになっている印象だ。
ニューヨーク市警察殺人課の刑事と、若手消防員のコンビ。だが後者は警官と同じ権限を持つ放火調査官であり、正義感に溢れる。最初、デニーロ演じる前者の破天荒ぶりが気に入らなかったのだが、ある事件によって彼らは『生涯のバディ』に。その理由が恐ろしくもあり、この映画の見どころでもある。
エディ・マーフィとロバート・デ・ニーロの名コンビが観れる映画だが、90分程度ということもあるし、分かる人にしか分からないパロディ映画の一面があるので、評価しづらい映画となっている。これよりは上記作品の方が見ごたえがある。
麻薬取締局の特別捜査官とアメリカ海軍情報局所属の海軍兵曹がタッグを組み、麻薬カルテルを一掃する。ジャンルはアクションコメディとなっているが、コメディ要素はわずかで、むしろシリアスな展開が多く、ほどよい緊張感を楽しめる。
クリントイーストウッドとチャーリーシーンがバディを組んで悪に挑む。自身最大の当たり役であるハリー・キャラハン役を演じた『ダーティハリー』の影響もあり、それよりは見劣りがある映画だ。
『相棒』も『あぶない刑事』もまさにバディ映画ですよね。警察ものはやはり相棒がいた方が話が2倍3倍になって面白くなります。ですから今度は『タクシードライバー』や『ナイトクローラー』のような狂気を持った警察なんかを観てみたいですね。斬新で面白そうです。