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まずは最後の最後でどんでん返し、ということではなく、(こういう着地をしたか・・)と、終わった後に考えさせられる映画をピックアップ。
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この3つが私の中で『考えさせられる映画』のトップ3にある。多くの人はこの映画の真相にたどり着けず、的外れの感想を持って終わっている。だが、よーく観るのだ。もし分からないなら、ワイスピやエクスペンダブルズなどの映画だけ観ていくことを推奨する。分かりやすくていい。私も好きだ。
テロ行為を行うのは、イスラム過激派というくくりができる。爆破テロなんて全部過激だからだ。だが、本当に彼らは自爆をしたいのだろうか。彼らの心境にスポットライトを当てて、この問題の真相深部を覗く。ラストシーンは、背筋が凍り付くのを覚えるだろう。
私はこの映画を10年以上『勘違い』してしまっていた。いや、そこ以外の想定は当たっていたのだ。それが逆に油断を生み、ラストシーンの『彼の言葉』を見逃す結果を招いてしまった。この映画は、『ラストシーンの彼の言葉』をきちんと聞くかどうかで、ガラッと着地が変わる。
第二次世界大戦のせいですべてを失った小さい少女。まだ小学生にもなっていないような子供だ。『人は不快な記憶を忘れることによって防衛する。』フロイトがこう言ったように、我々は彼女の自己防衛本能のおかげである種の光を感じることができる。だが、思い知ることになるのだ。ラストシーンで。
私は映画を観ながら(自分ならどうするか)と自分をキャラクターに投影します。決断力がある方ですから、大体が即答できる。しかし中には、即答できないケースもあります。それは例えば『パピヨン』のようなケースだったり、トリアージ(究極の選択肢)を求められるものだったり。これらの映画の場合でも選択肢を選ぶシーンが軸になったりしますが、しかし選択肢が『AとB』だけあった場合でも、常に『CやD』はある。映画は不思議とその選択肢はないように錯覚するので、『セブン』のような最後がまかり通ります。
上記レシピの展開と微妙に異なる最後を描く映画がある。
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エドワード・ノートンのデビュー作であり、彼はいきなりこの映画でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞 映画部門 助演男優賞を受賞した。それだけの見ごたえがここにある。
この映画の最後を理解するために、この映画の最初を直視するべきである。ラストの展開を読める人間などこの世に一人も存在しない。いるとしたら、『ペテン師がいる』だけだ。
明らかに賛否両論で意見が割れそうな話であり、実際の★の数も高くはない。だが、もはやこの映画は★というなら『☆』であり、次元が違うのである。例えばあのブッダは『妻子を置いて旅に出た』。それを聞いてどう思うか。ひどい夫であり父親だと思うか。この映画はあまりにも深い。
このあたりの映画は(うーむ)と深刻に悩むというのとはまた少しニュアンスが違う映画です。ただ、基本的には全レシピ通して『最後に注目』という映画を集めました。下のレシピとほとんど同じだと考えてください。
想像を絶するラストを迎える映画がある。ただ往々にして映画の場合はそれが至高のスパイスになるから不思議である。
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スティーヴン・キングの名作。深い霧に包まれた街で巻き起こる怪異と徐々に秩序を失う人々が描かれる。この映画は中々深い話で、まるで『初めてのコミュニティ』が誕生したかのような場面があり、そこで『宗教の起因』すら目に見えるところまで人々が追い込まれる描写がある。そして何と言ってもあのシーンだ。
前述したように、私はこの映画を10年以上『勘違い』してしまっていた。この映画は、『ラストシーンの彼の言葉』をきちんと聞くかどうかで、ガラッと着地が変わる。
始皇帝の後に中華を支配した『漢』の劉邦には、韓信、張良、蕭何という三傑の部下がいた。彼らはわずか十数年でつぶれた始皇帝の時代の後の中国を支えたが、こういうドラマがあったのだ。
我々は彼を幼少時代から観る。だから、まるで幼馴染か、子供時代を知る友人の親のような心境で彼を観る。彼がどのようにして苦しんできたかを観る。だから、彼が最後に取ったこの行動に、何も言えなくなる。
家の隣に、謎の人物が引っ越してきた。少し違和感があるくらいだ。最初はそう思っていた。だが、この人物の正体を知ったとき、それはもう時すでに遅しだった。
スナッフフィルムという『娯楽用途に流通させる目的で行われた実際の殺人の様子を撮影した映像作品』が一つの鍵となる。描写はないが、冷静にシナリオを考えると背筋が凍るラストになっていることに気が付く。
この映画のラストシーンは難解で有名だが、Wikipediaにちゃんと説明があるので、分からなかった場合はそこを見るといい。ちなみに『ゼノブレイド』という日本ゲーム大賞で優秀賞を獲り、『3』で世界ゲーム大賞であるゲームオブザイヤーのトップ5に選ばれたゲームの会社名は『モノリスソフト』であり、ゲームをやってこの映画を知っていれば、鳥肌が立つシーンがいくつも出てくる。
体内に埋め込まれたAIチップの力によって四肢の麻痺を克服し、人間を超越した身体能力を手に入れた男が妻を殺害した謎の組織に復讐する姿を描いている。B級に近い映画だが、最後のシーンがあることでこの映画の価値が引き上がっている。
ラストシーンの段ボール。ここに注目をしたい。だがこれも、キリスト教の考え方だけで考えるのと、仏教を含めた世界まで視野を広げるのとで解釈が変わってくる。だがもちろん、これが衝撃のシーンであることに違いはない。
普通の人たちが、普通の人生を送っていた。昨日と同じように、明日がやってくると思っていた。だが、それは起きた。それは、1945年8月9日のことだった。
弁護士のローマンは人権派の弁護士として法の下に弱者を救う信念を持つ。サヴァン症候群であり抜群の記憶力と弁護士として優れた才覚があったものの、真面目で融通が効かない性格があった。それゆえ、ちょっとしたこじれを作ってしまうが、道が誤っていることには気が付く。だが、その代償は大きかった。
『ザ・ファン』もそうなのだが、デニーロの映画で興行的に失敗している映画がいくつもある。これもそのうちの一つ。だが、松田優作はこの映画を観て『デニーロにはもう手が届かない』と絶望したという。黒澤明も含めた幾人もの玄人が、高い評価をしている。そして、この映画のラストシーンにも注目だ。
衝撃のラストシーンがある映画は、なぜか名作という印象があります。『ピークエンドの法則』とは、途中がどうであれ、最後の印象が良ければその人の印象はいい、という人間心理を突いたものですが、その影響もあるでしょうし、単純に多くの映画鑑賞者の満足度を高めるんですよね。しんみりする渋い映画も当然映画ファンは好きですが、映画館を出て(早くこのラストを語りたい!)と思い、思わずトイレで笑いながら友人と感想を話す。そんな思い出があると、全体的にその映画に対する評価が上がって、結果的に『いい映画を観た』みたいになるんですよね。