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シェフや料理をテーマにした映画は探さない限りそう多くはないが、料理や食事が好きな人は嬉しい映画だ。
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フランス大統領官邸(エリゼ宮殿)史上初の女性料理人として1980年代に2年間、フランソワ・ミッテラン仏大統領(当時)に仕えたダニエル・デルプシュをモデルとしている。
ロサンゼルスの一流レストランで総料理長を務めるシェフ。彼には思惑があったが、店の方針とそりが合わない。だが、評論家はその方針を酷評する。(なんだよやっぱり)として、彼はその店を出る。そして、彼にしかできない料理を模索し始める。
天才肌の料理人である主人公の男だが、過去にはトラブルばかりを起こしていた。現在は麻薬と酒を止めて、世界一のレストランを作るという夢を胸に抱いているが、過去も含めたいくつかの負の要素が、足を引っ張る。希望の光と夢を直視する強い意志が、彼をどこまで到達させるか。
サリヤ・カハヴァッテの自伝をもとに、先天性の病気で視力の95%を失った青年が、一流ホテルマンになる夢に挑むヒューマンドラマ。その中で、レストランを開く展開があり、目の問題と恋人との人間関係などを通して、ドラマがある。
2001年のドイツ映画『マーサの幸せレシピ』のリメイク作品。マンハッタンのレストランで料理長を務める主人公の女性は完璧主義者で、ファンが付くほど料理の腕が立つ。しかし他人とのコミュニケーションに難があり、オーナーの命令でセラピーにも通わされている。そんなある日、家族に不幸が。『ある遺産』を通して彼女の人生が変わり始める。
『ミュンヘン』というミュンヘンオリンピック事件のテロとその報復チームについて描いたが映画があるのですが、そこでチームが食事の時間で、料理を作るために華麗に食材を切るシーンがあります。ああいうシーンは他の映画でほとんど観ないので目立ちましたね。私も料理をするのですが、わざわざどこかで学んだりはしません。自由にやる主義ですし、それで十分できてますからね。個人でやる分にはそれで十分です。しかし、ああいうのを見ると(こっちの方がスムーズにいきそうだな)と思うのが事実です。私は見栄を張る人間になり下がることを強く拒絶していますから、『卵を片手で割ると格好いい』とかそういうことを聞くと、逆に両手で割ろうと決意するタイプです。しかし、そういうことを度外視しても、ああして綺麗に切れたらスムーズだろうなあ、と思うわけです。
探偵は何かと映画にしやすい。殺人事件等も多いし、非日常的な空間を提供する映画と相性がいいのだ。
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日本の探偵を代表する作品。『まじっく快斗』『YAIBA』の次に生まれた探偵物語。シャーロックホームズが大好きな青年が闇の組織の薬によって少年の姿に変えられてしまうが、コナン・ドイルとエドガー・アラン・ポーの文字から取った『江戸川コナン』として生まれ変わり、復讐と復活を目指す。
そのコナンドイルが生み出したシャーロックホームズを、ロバートダウニーJr.が演じる。ワトソン役にジュードロウがいるし、全体的に華があってエンタメ性が高い。
謎の名探偵ブノワ・ブランが、匿名の人物からの依頼である事件の捜査にやってくる。コナンのように純粋にミステリーを楽しむ展開となっていて、キャストが豪華だから人物の行動を追っていくだけですぐに時間が経つ。
1934年にアガサ・クリスティが発表した小説『オリエント急行の殺人』を原作としている。日本でも三谷幸喜が豪華なキャストで作品化させているが、この作品でも、ペネロペ・クルス、ウィレム・デフォー、ジュディ・デンチ、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー等の豪華キャストが出演する。
示談屋のラッセル・クロウと私立探偵のライアン・ゴズリングが、不思議な凸凹コンビをみせる。特に後者は寡黙な男の印象が強いが、こういうキャラクターも案外面白い。
東直己の推理小説シリーズ『ススキノ探偵シリーズ』を原作としていて、続編に『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』、『探偵はBARにいる3』がある。大泉洋が主演を演じ、ワトソン的な立ち位置に松田龍平がいる。が、空手の達人なので相当心強い。
少女誘拐事件の謎に挑む男女の私立探偵コンビを描いたハードボイルド・ミステリ映画。後で振り返っても分かるがこの映画は奇跡的な映画。例えば、野球でもサッカーでも、ミラクルプレイのようなものが存在するだろう。毎回は出ない。たまにしか出ない。そういうヒット作がこの作品である。
孤児院で暮らしていた少年が、引き取られた男の下で育ち、私立探偵として活躍するようになっていた。時代設定が1950年代ということもあり、背景に移る光景からファッションに至るまで、すべて50年代のもので揃えられているこだわりがすごい。
ロバートダウニーJr.演じるニューヨークで活動する泥棒のハリーは、ある日逃走中の成り行きからハリウッド映画のオーディションに合格してしまう。探偵役を得た彼は役作りのために、ロサンゼルスで本物の探偵であるペリーと行動を共にすることになる。
1930年代後半のカリフォルニア州ロサンゼルスを舞台に、私立探偵が偶然にも関わってしまった殺人事件を通じ、誰にも変えられない運命の綾に踊らされる姿を描いたフィルム・ノワールである。
フィルム・ノワールの古典として現在でも高く評価される。不倫による生命保険金殺人を取り上げた倒叙型サスペンスの先駆であり、その後の多くの映画・テレビドラマに影響を与えた。1950年以前の映画で『面白い』と現代人に言わせる映画はそう多くはない。
死んだ富豪の金庫から、少女がマスク姿の大男に切り刻まれて殺害されるシーンを撮影したスナッフフィルムが発見された。確かな腕と評判の私立探偵トム・ウェルズは、富豪の未亡人からの依頼で、そのフィルムの真偽について調査を開始する。
『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』という映画はエドガー・アラン・ポーが1845年に発表した短編小説「タール博士とフェザー教授の療法」を原作としていますが、彼は世界初の推理小説と言われる「モルグ街の殺人」、暗号小説の草分け「黄金虫」など多数の短編作品を発表しています。「モルグ街の殺人」で作り出したC・オーギュスト・デュパンの人物像は以後の推理小説における探偵の原型となっており、彼は近代推理小説の開祖とみなされています。
また、科学的知見を取り入れた『アーサー・ゴードン・ピムの物語』などの冒険譚はジュール・ヴェルヌら後世のSF作家にも影響を与えていますが、このジュール・ヴェルヌという人物は世界初のSF映画と言われる『月世界旅行』の生みの親であり、『透明人間』『宇宙戦争』等で有名なハーバート・ジョージ・ウェルズと共に、SFの父、SFの巨人と言われています。そう考えると、エドガー・アラン・ポーという人物の重要性が分かり、『江戸川コナン』の名前の奥行きも変わってきますよね。
世界で活躍する世界的企業はそう多くはない。例えばGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)(※Googleの親会社であるAlphabetは「G」、Meta(旧Facebook)は「F」と略される)だ。日本はガラパゴス化しやすい。
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マクドナルド・コーポレーションの創業者レイ・クロックの半生を描く。一介のセールスマンだったクロックが、マクドナルド兄弟が営んでいたマクドナルドを世界最大のファーストフードチェーンに成長させ、兄弟の持つ経営権を手中に収めるまでを描いている。
スティーブジョブズの半生が描かれる。アシュトンカッチャーの方では全体的な彼を、マイケルファスベンダーの方では彼の知られざる一面を見ることができる。
スティーブジョブズと全く同時代を生きたマイクロソフトのビルゲイツが、ライバルとして切磋琢磨する様子が描かれる。よく考えたら、それが事実のはずなのに上記作品でそれが描かれないのが不自然である。
ただ、電話でビルゲイツに喧嘩を売るシーンなどはあります。やはり、あれだけの人物が映画化されていない方が不自然ですから、ビルゲイツはお金の力で何か圧力をかけてるんですかね。なんでも映画化するアメリカで、そこが不自然です。『バトル・オブ・シリコンバレー』はテレビ映画ですから、本格的な映画ではないわけです。いずれ映画化されることを期待したいですね。世界的成功を収めたソフトを映画化させるということは、ソフトパワーの相乗効果という意味でも、価値はありそうです。
また、『インターンシップ』という映画ではGoogleのインターンシップに挑戦する中年男性たちの物語がコメディチックに描かれますが、Googleも映画化してほしいですよね。その他、テスラなんかも、もうここまでくれば映画そのもの。Twitterや宇宙プロジェクトなんかを入れた彼の波乱万丈な人生を映画化することは、意味がありそうです。
日本語にすると『救命』という意味で、危機的な状況下におかれている者の命を救う事を指す。
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ヘリコプターを駆使して救助活動を繰り広げているロサンゼルス消防局の腕利きレスキュー隊員が主人公。カリフォルニアを巨大地震が襲い、人を救出しながら、崩壊しかけていたある家族が、生きる意志を固め直す様子が描かれる。
2013年にアメリカのアリゾナ州で発生した巨大山火事「ヤーネルヒル火災」に立ち向かった精鋭消防部隊、グラナイト・マウンテン・ホットショッツの実話を基に描く。
アメリカ沿岸警備隊の話で、過去に問題を抱えるベテランと、能力のある新米の、才能同士の衝突が見られる。二人はある共通点を持っていて、信念の高さゆえに目線が一致し、衝突していても、心では意気投合する。彼らが真剣だったのは、命がかかっているから。そして過去があるから。我々は最後、ケビンコスナー演じるこの男の行動に、魂を揺り動かされる。
30年の時を越えた「声のタイムトラベル」で結ばれる親子の絆を描いたSFファンタジー・サスペンス。ニューヨーク市の消防士が父親であり、彼がある事件に巻き込まれるところから始まる。
また、シュワちゃんの映画である『コラテラル・ダメージ』も、主人公の男がロサンゼルスの消防士という設定です。あの場合は、タイトルにあるように事件に巻き込まれる形で始まり、その復讐のために立ち上がる男の様子が描かれるので、レスキュー活動がほとんど描かれません。ただ、途中で火が燃えているエリアでの対決シーンなどがあり、そこでは消防士ならではの知識で敵を倒そうとする様子が描かれます。
レスキューも、警察も、医者も、戦場カメラマンも、『無い方がいい職業』です。本当はそんな職業が活躍しない世界が理想。しかし、ある。ある以上は、いざというその時のために、日々の鍛錬に尽力しなければなりません。スポーツでは、『調子が悪かった』とか、『ちょっと昨日飲みすぎて』などという言い訳がまかり通ることもあるかもしれませんが、この手の世界では、それは一切通用しない。とてもシビアな世界ですね。
モデルだけで映画を作るのは難しいように見えるが、そういう映画もちゃんとある。
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「3%の体脂肪率。1%の知能。」が公開時のコピー。男性ファッションモデル界のトップスター、デレク・ズーランダー。彼はキメ顔「ブルー・スティール」を武器に、長い間男性モデルの第一人者として君臨していた。
テレビ映画で劇場未公開の作品ではあるものの、アンジェリーナ・ジョリーの名前を一躍世間に知らしめたとして、ファンからは根強い人気を誇る。麻薬に溺れた実在のスーパーモデル、ジア・キャランジの人生を描いている。
ロサンゼルスを舞台とし、美貌と若さを兼ね備えた少女が嫉妬が渦巻くファッションモデル業界に飲まれる模様が描かれる。だが、その『嫉妬』の次元が一線を越えているため、子供が見ることはできない映画となっている。
1950年代のロンドン、オートクチュールの仕立て屋を、ダニエル・デイ=ルイスが演じる。彼が参考にしたブランドはバレンシアガ。内容的に、作ったドレスを着るモデルが登場するシーンがある。
ここまで来たらもうそう簡単には崩れない、伝説のブランド『シャネル』の生みの親の伝記映画。この映画では彼女の恋愛面に軸を置いて描かれるが、上記作品同様、彼女の作った洋服を着るモデルたちが登場するシーンがある。
20世紀を代表するフランスのファッションデザイナー、イヴ・サン=ローランの生涯を、同性の恋人で後援者でもあるピエール・ベルジェとの関係を通して描いている。これも前述同様である。
『ハスラー』の生みの親であるラリー・フリントの伝記映画。フリントのケンタッキー州での貧しい生い立ちから、合衆国最高裁判所のハスラー・マガジン対ファルウェル事件に基づく、ジェリー・ファルエル牧師との法廷闘争までを網羅している。この場合、ポルノ系のモデルが登場する。
モデルは浅薄なイメージがあります。なぜなら、『表面しか見られない』からですね。内面など度外視されます。ゆえに、痩せるべきときには有無を言わさず瘦せなければいけないし、それはそれで簡単なものではありません。しかし、オフの日になると『表面しか見ない浅薄な人』に目を付けられるし、自らも『武器』である表面を使ってそうした輩に近寄り、浅薄なカップルが誕生したりしてしまう、という負の連鎖が行われがちなのです。
もちろんそうじゃない人もいます。それは断言しておかなければなりません。しかし、誰だって表面しか見られない世界で生きていれば、そこばかり磨いて、内面をおろそかにしてしまうのではないでしょうか。スポーツ選手が、自分のスポーツに必要な訓練に夢中になるのと同じですよね。ただそんな中、ブルースリーは大学で哲学を専攻していたこともあり、西洋および東洋思想に精通していたばかりか、ナポレオン・ヒルからジッドゥ・クリシュナムルティのインド哲学まで幅広く研究しました。『表面しか見られない世界でも、内面がにじみ出る』事実に辿り着いた人は、稀有な存在感を発揮していますね。
手品、マジシャンをメインにした映画をピックアップ。
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4人の才能あるマジシャンが、ある資産家をパトロンにつけ、ラスベガスのマジックショーで暴挙に出る。だが、例えばとある映画は、最後にネタ明かしのようなものがあり、まるで一つのマジックを観たかのような展開になっていることを考えると、このような映画を通し、不思議な感覚を得る。
過去の因縁によって互いに競い合う2人のマジシャンを描くサスペンス映画。エジソン自体は出ないが、デヴィッド・ボウイが時の人ニコラ・テスラを演じる。上記作品の説明の後に考えると意味が出る映画となる。
「アメリカで最も有名な奇術師」と言われたハンガリーの奇術師ハリー・フーディーニを描いた作品。彼と出会う女性と娘も、インチキ降霊術師としてイカサマショーをやっていて、そのショーから物語が始まる。
腹話術を使って人気を獲得した手品師。だが彼は徐々に、腹話術として語り掛けるその相棒たる人形に対し、特別な感情を持つようになっていった。いや、そうではない。これは、そういうことではない。この人形は喋る?いや、そんなはずがないのだ。
年時の友情で結ばれていたが現在は不和なラスベガスのマジシャン・コンビを、ジム・キャリーがライバルとなる不気味な「スーパー・マジシャン」を演じている。
手品を見る人は『驚きたい』と純粋に思っているものです。よって、タネがどうなっているかということを細かく追及する人はほとんどいません。映画もそれに似ていて、エンタメである映画を鑑賞する時、ほとんどの場合で『楽しみたい』と思っている。よって、エンタメ性の高い映画が興行収入が多い結果と結びついています。しかしその場合でも『分かりやすさ』が大きく関係してきて、『プレステージ』の監督のクリストファーノーランは、このほかにも『インターステラー』『メメント』『ダンケルク』『ダークナイトシリーズ』『インセプション』『テネット』等の映画を作っていますが、この中で人気なのは、やはり分かりやすさと、『その少し上を行く作品』となっています。
つまり、『テネット』ほど行くと難解すぎるし、『プレステージ』は時代的に共感ポイントが少ない。また、『ダンケルク』は戦争映画としてシリアスなため、エンタメ性は下がってしまいます。『インセプション』『インターステラー』ぐらいが最も分かりやすい内容と言えるでしょう。