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まずは『プロの仕事』という意味でくくるので、必ずしもブラックな内容ではないが、ほぼほぼブラックである。
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まずは冒頭にブラックではないこの作品を持ってくる。これが唯一のそうじゃないプロフェッショナルである。それを言えば『舟を編む』などの映画もここに該当するのだが。
ロナルド・レーガンの警護を担当していたアメリカ合衆国シークレットサービスの男が主人公。ホイットニーヒューストン演じる歌姫のボディガードをすることになるが、そこにはやはり銃があり、死者が出てしまう。死者が出る以上は、ブラックな内容となる。
スナイパー映画と言えばこれだ。原題はそのまま『Sniper』なので、邦題で失敗した映画だ。『ザ・スナイパー』と言えばモーガン・フリーマンとジュン・キューザックのあの映画になるが、あれにそのタイトルを持ってくるならこれにした方がよかった。
マフィアで圧倒的な強さを誇ったヒットマンとその息子の物語。確執がある理由はやはり父親のその仕事のせいだが、ある時、その息子を守らなければならないシーンがやってきた。
麻薬取締局の特別捜査官とアメリカ海軍情報局所属の海軍兵曹が、凶悪な麻薬カルテルと戦う物語。警察は最終的に殺人が許可されているが、彼らの場合は凶悪犯罪と戦う前線にいるため、通常の警察よりもそういう『最終場面』が多いわけだ。
ある男が逃げている。CIAの新入りだった男は、その男が『危険人物』だというから、彼を追いかける。確かに言う通り、彼はかなり危険な行動を取る。だが、徐々にその実態が明かされ始める。
ただの運び屋である彼は、『依頼された仕事を確実にこなす』ことに重きを置いている仕事人で、仕事の内容など二の次である。がゆえに、ブラックなヤマに触れてしまうことも。そのせいで、物語が複雑になっていく。
ジェームズ・ボンドはただのスパイだが、されどスパイである。秘密裏に、しかし国家機密レベルのミッションを行うから、人が暗殺されたり、その死体をきれいさっぱり片づけたり、という完全にブラックな仕事を請け負うこともある。彼の場合はスマートに振る舞うシーンが多い。
ジェイソン・ボーンもその謎の立場的に、命を狙われることが多く、それに抗うために相手を殺さなければならないシーンがある。全体的には国家レベルの機密情報を抱えながら、秘密裏に動く闇の仕事人のような立ち位置だ。
元CIA、元KGB、元SAS、IRAの過激派工作員等、知る人ぞ知るエリート集団が集結。タイトルは日本語の「浪人」から引用されており、冷戦終結により自らの存在価値を失った東西のスパイや特殊工作員らの姿になぞらえている。ジャン・レノ作品の中では『レオン』に次ぐ名作と言え、デニーロとジャンレノのコンビが光る。
日本の戦国時代の天正年間(1586年)を舞台とし、野武士の略奪に悩む百姓に雇われた7人の侍が、身分差による軋轢を乗り越えながら協力して野武士の襲撃から村を守るという物語である。
ワイスピは本来、車強盗とかカーチェイスのような形で産声を上げた。映画界のキラーコンテンツになってからも、基本はそうして犯罪が軸にあるが、名作なだけに犯罪美学のようなものも取り入れられ、無駄な犯罪はしないというある種のアウトローのプライドを持った連中の物語になっている。
言ったように『プロの仕事』というなら『舟を編む』とか『武士の家計簿』のようなホワイトカラー的なものも該当させられますが、あくまでも『ブラックなプロフェッショナル』というくくりの中で考えています。フォードたちのそれも、あの常軌を逸した世界は、完全なホワイトとも言い切れませんからね。普通の人が急に彼らの真似をしろと言われても不可能ですよね。ホワイトカラーにかけて、『それはブラックじゃなくてホワイトだ』という意味でも除外して考えましょう。
エキスパートとは、ある分野でじゅうぶん経験を積み、高度の知識、技術、技能を持った人。プロフェッショナルとほぼ同義語だが、微妙にニュアンスが違う。今回の場合はその『集合』となる。
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スタローンやシュワちゃんが活躍した時代のアクション映画を知る人からすれば、夢の映画。また『トランスポーター』を含め、格闘技が浸透して技術が進化した後のアクションを知る人も大興奮。彼を否定するわけでは一切ないが、イーストウッド時代のアクションはもう通用しない。
『G.I.ジョー』
原作本来の設定ではG.I.ジョーチームはアメリカ軍の特殊部隊であるが、本作においては世界各国の協力の下に構成された国際混成部隊とされている。
オーシャンズシリーズもまた然りである。『オーシャンズ8』の女性版も全く同じ。犯罪といってもワイスピとオーシャンズはそこに芸術性や華麗さ、美男美女、クレバーさ、ミステリー要素などいくつもの要素を持ってくるので世界的に人気がある。
本来『Navy SEALs』という名称は、SEがSEA(海)、AがAIR(空)、LがLAND(陸)と、陸海空のアルファベットの頭文字から取られており、アザラシ(seals)に意味合いを掛けたものである。陸軍特殊部隊同様、“どこでも活動可能”を意味するため、最強エキスパート集団である。
スーパーマンの死から数ヶ月後、米国政府の高官アマンダ・ウォラーは新たなるメタヒューマンへの対抗策として死刑や終身刑になって服役していた犯罪者を減刑と引き換えに構成員とした特殊部隊タスクフォースX、通称「スーサイド・スクワッド」を結成する。『ハーレイクイン』が有名になった映画だ。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』での戦いで、自らの命を犠牲にして世界を救ったスーパーマンの行動を目にし、バットマンことブルース・ウェインはある行動に出る覚悟を決める。彼は戦いで出会ったアマゾン族の王女ダイアナ・プリンスと共に特殊能力を持った他の超人たちを集める。
気が付くと得体の知れないジャングルにいて、医師と名乗った男以外は、軍人や殺し屋など「殺人」のプロフェッショナルであるという共通点を持っていることが判明する。一体ここはどこだ。そして何が起きているのか。
DCコミックスのヴァーティゴレーベルから発行されたコミック『ザ・ルーザーズ』の映画化作品である。通信と技術。爆薬と戦術。輸送と重火器。長距離射撃等、様々な特殊技術を持ったエキスパート集団が、あるミッションを遂行する。
映画は1972年に起きたミュンヘンオリンピック事件と、その後のイスラエル諜報特務庁(モサッド)による黒い九月に対する報復作戦を描く。この映画に登場する暗殺チームは実在した集団であるとされ、一部創作しているが、この映画の大体の様に「黒い九月」の幹部達を次々と殺害したと言う。
最近ではゲームも進化してきて、オンラインは当然のものになっています。ですから、ゲームセンターで格ゲーをするために人が並ぶ光景など、過去のもの。そんな中、グループを組んでチーム戦を行うFPSゲームもたくさん出てきました。それをやればわかるのですが、やはり一人がいくら世界的トッププレイヤーであっても、集団を相手にしては多勢に無勢なんですよね。1VS5をまくることはできない。その意味で、エキスパート集団の実力をゲームを通して思い知る時代になってきています。ただそう考えると、『イコライザー』や『ランボー』のような映画が光ることも事実ですけどね。
ヒットマンとは暗殺者のことで、主にそれをメインに活動している人のこと。実在するから怖い。
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そのリュックベッソンのヒットマン映画の最高峰がこれだ。しかもこの映画は映画全体で考えても、最高峰の位置にある。最強というわけではない。器用さやスマートさを見せてくれるわけでもない。だが、この映画が最高峰にある。
『ヒットマン』
原作のゲームシリーズは殺し屋による暗殺を題材としている。国外追放された僧侶たちが作った闇の組織により、完全無欠の暗殺者に仕立て上げられた「エージェント47」と呼ばれるスキンヘッドにバーコードが付けられた男が主人公となる。
1984年から1989年にかけてアメリカ合衆国で放送されたテレビドラマ『ザ・シークレット・ハンター』の劇場版である。5年もの間アメリカで放送された人気ドラマだけあって、内容が洗練されていて面白い。
元SAS隊員で探検家のラナルフ・ファインズの、自身が暗殺されかけたエピソードを元にした冒険小説『The Feather Men』を原作としている。これが実話だというのだからすごい。
どんな相手でも依頼があれば必ず仕留める凄腕の殺し屋=「メカニック」の男。『トランスポーター』のようにバチバチに肉弾戦をするわけではなく、あくまでもヒットマンに徹しているあたりがポイント。
トムクルーズがヴィンセントという悪役を演じたことで話題になった映画。彼が悪役を演じることはあまりないが、それだけに斬新だし、彼の場合そっちの路線でもまだ活躍の伸びしろがある。音楽を含め、最高のエンタメ作品の一つだ。
彼自身は単なる運び屋だが、特殊部隊に5年いた経歴を持つため、各種格闘術にも長けている。完璧主義の性格ゆえに、ただの格闘というよりはヒットマンのように無駄のない動きをして、完全犯罪を成し遂げる。
アラン・ドロン演じる殺し屋の失敗と死を独特の映像美で描いた「フレンチ・フィルム・ノワール」と称される作品のひとつ。冒頭、「侍ほど深い孤独の中にいる者はない。おそらくそれは密林の虎以上だ ――『武士道』より」というキャプションが表示される。
『スパイ』同様、基本的には大体の映画でヒットマンは出てきます。その場合名もなきヒットマンとなり、主役に瞬殺されて終わるのですが、ヒットマンをメインにした映画となると、一気に数が限定されます。時代なども反映されますからね。70年代にアメリカンニューシネマが流行したように、ヒットマンが世に受け入れられる時代が来るのでしょうか。個人的には、デヴィッドフィンチャーがこれをテーマにして映画を作ってほしいですね。伝説の映画になる予感がしますよ。