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『素敵』と言うのは誰か。女性ではない。運営者の私である。しかしきっと皆も、共感してくれるものが多いだろう。
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特殊な環境で生きる人々で、だからということもあるだろう。『バタフライエフェクト』を思い出すといい。何度も何度も、何度も経験すると、人は達観する。ゆえに、彼の父親はとても、優れている。
一見すると頑固ジジイだ。イーストウッド作品のいくつかに共通する設定だが、それはつまり、その役柄が合っているということ。合っている人が演じるそれは、そうじゃない人のそれと比べて、卓越するのが事実だ。
この映画のドナルド・サザーランドの演技は本当にすごい。何がすごいかって、『あまりにも普通の父親』だからだ。常識人だから弱く、しかし男だから強い。彼のあの時の表情を忘れることはできない。
このワンチャイは、外伝だから少年時代の黄飛鴻(ウォン・フェイホン)がいて、どちらかというと主役は父親である黄麒英(ウォン・ケイイン)となる。中国の伝説の武道家を育てた父親ということもあり、人格もとても優れていた。
実在のプロボクサー、ジェームス・J・ブラドックの半生が描かれる。彼はこの世界恐慌という時代もあって経済的に苦しめられ、それが理由でボクシングをやっていたこともあった。もちろん彼が守るべき対象には、子供もいたのだ。
口から出まかせばかり出る嘘が達者で弁が立つ男も、子供のことは愛していた。それが子供にも伝わっているから、彼は子供から愛されていた。だが、子供は彼に『もう嘘はついてほしくない』と思っていた。それが『最も幸せな結果』に繋がると信じていたからだ。
子供が病気になり、治療が必要になる。だが、治療費が払えないなら治療をしてもらえない。それでいいのか。本当にそれでいいのか。彼は父親として、ある覚悟を決めた。
私の家庭は複雑でした。しかし一見すると、恵まれていた。外から見るとそうでしょう。しかし実際には複雑でしたね。複雑にさせていたのは宗教です。両親はキリスト教徒でしたが、私は違った。これが本当に大変でした。考えられるような衝突はすべて行っています。お互いの死すら、望んだかもしれませんね。そうすれば楽になるからです。その私が『素敵な親とは』と語るのです。結構重みがありますぜ。
素敵な母親とは、いったいどういう母親だろうか。母親編は少し多いので、分けて考えよう。
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説明を見てみよう。彼は9歳のときに父親を自動車事故で亡くしていた。彼は自閉症と診断されていたが、父親とだけは普通に意思疎通を図ることが出来ていた。彼は母親を愛していたが、彼女との身体的接触の一切を拒絶し、まるで家政婦のように扱っていた。・・さて、彼の母親はどんな母親?
少年期の彼は街の人々からは厄介者扱いされ、冷たい視線を受けた。しかし心優しい母は多くの子供を抱える貧困生活でありながら彼を見捨てずに支え続け、他の兄弟姉妹達も彼を対等に接した。これは、そう簡単にできることではない。
『マイ・レフトフット』の母親には本当に頭が下がります。この後、もっと素晴らしい母親たちが出てくる映画を紹介しますよ。ちなみに私の母親は『普通の人々』のあの母親にそっくりです。もちろん突きつけて一緒に鑑賞しましたよ。彼女は『確かにこういうところがある』と言っていました。だから本当に突き刺さりましたね。あの映画は。ロバートレッドフォードは素晴らしい監督です。
戦う父親は、必ずしも『素敵な父親』とは=ではない。だが、彼らは彼らなりに、父として戦っているのだ。
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2012年に続編『96時間/リベンジ』が、2014年には第3作目『96時間/レクイエム』が製作されたが、このすべてが父として悪と戦う映画である。正直、全部面白い。
彼もまた同じである。彼のような父親がいたら、私は生涯その存在を忘れないだろう。『経済難のため、家族を救うためにこの選択肢を選ぶしかなかった』という設定だけ覚えておこう。
元犯罪者の男が行方不明になっていた一人娘のためにギャングから守ろうとする。彼女はギャングとトラブルを起こしたため、ギャングだけでなく警察からも追われる身となっていたが、彼は娘を守るため、これまでに培ったアウトローのサバイバル術を駆使して彼らと闘うことを決意する。
地球を救うために、惑星の調査をしなければならない。だがもちろん、未知の宇宙に飛び立つというのなら、もう二度と帰ってこれないかもしれない。だが、だからといってここにいても、巨大砂嵐が日常的に発生する異常気象により地球規模で植物・農作物の大量枯死が発生し、人類は滅亡の危機に晒される。やるしかないのだ。子供の未来を守るためにも。
父親は母親よりも穏やかで、『耳をすませば』のような父親が日本ではよく見られます。私の周りでもそうですが、あれはどういうことかというと、自信があるんですよね。いざとなれば、腕力でひれ伏すことができる。もちろんそんなことはしません。最後までしない父親がほとんどでしょう。愛していますからね。しかし、生物という規模で考えれば、最後には力づくで理解させるシーンがある。それを覚悟しているので、普段は静かなんです。母親は『もっと叱って』と思うでしょうが、男が本気で起こったら、止められないんですよね。往々にして、ですが。