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まずは男性編から見てみよう。男にはテストステロンという男性ホルモンが女性の20倍以上あり、これはほとんど攻撃性に繋がっている。ゆえにこういう言葉があるのだ。『男なら、立ち向かえ』。
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徳川幕府に大政奉還させた坂本龍馬たち然り、『洗濯しなければならない世界』が広がっていた場合、誰かが立ち上がらなければならない。この男たちもまた、そうした決意のもと、集まった集団だった。
これもメル・ギブソンで、アメリカ中がイギリス帝国に対する独立戦争に加わり始めた渦中を描く。彼の場合は過去の経験もあって乗り気になれないが、『やるしかない事件』が起き、立ち上がる。その意味で、この映画では『二大対決』が行われる。
紀元前480年、ペルシア帝国はスパルタ王レオニダスの元に服従を要求した。だが、レオニダスはこれを拒否。そして、この世界の男たちを震撼させる、『命懸けの戦い』が始まる。確かに暴力だ。だが、この時代なのである。男をやっていて彼らから目を逸らすのは、腰抜けだ。
黒澤明の映画は時代背景がしっかりしている。よって、キューブリックの『バリー・リンドン』の際、その内容でファンレターを出したという。『素晴らしい』と。よって、これもそうした考察が必要になってくる。戦国時代末期に、戦によりあぶれて盗賊と化した野武士たちのせいで、村が脅威に晒されている設定だけでも、覚えたい。
テストステロンの話をしましたが、これによってクラクションを鳴らす9割が男性であることが分かっています。かつ、女性弁護士や女社長など、タフな仕事でバリバリ働く女性には、テストステロンが多いというデータもあります。FPSゲームなどでも、男性は普通に腹を立てますが、女性は結構撃たれても『いてて!』とか言って笑ったりして、響いていなかったりします。『やり返してやる!』という強い意志は、まずは男性側に大きく存在すると言えます。
しかし、立ち上がるのは男だけではない。
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1988年に行なわれた世界初のセクシャルハラスメント訴訟が描かれる。やはり、世界初というところがポイントだ。それまでの人類の歴史の中で、一体どれだけのセクハラが行われてきて、それが闇に葬られてきたか。タイトルはまさに、スタンドアップ。
アメリカの女性ジョイ・マンガーノの半生を描いている。彼女が一体どういう人物で、何をしたのかということも含めて楽しみたい。かなり教訓性に富んでいて、日本で上映スルーになったのがもったいない話だ。
1960年代の公民権運動を背景とし、ミシシッピ州に住む若い白人女性のスキーターと2人の黒人のメイドの関係を描く。黒人差別の激しい時代に、特に黒人差別の激しい南部のミシシッピという場所で、やはり差別が行われる。だが、立ち向かうことを決意するのだ。
先ほどのテストステロンの話で言えば、女性はその濃度が20分の1だといいます。よって穏やかな性格が多い。しかしその一方で、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンがありますから、そのバランスの問題で肌荒れや不定愁訴などの問題を引き起こしてしまいます。男女ともに、それぞれの特徴を持っているんですね。その生理現象が運命づけられているように、運命に従うような習性がつきがちで、女性は占いを好む傾向もあります。しかし、そのせいで同調路線に走りすぎ、理不尽のなすがままになることも。やはりどこかで、立ち上がらないといけないときがあるのです。
時には、国家が巨大な不正をしている時がある。もちろん触らぬ神に祟りなしだ。だが、本当にそのままでいいのか。
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フィリップモリスなどで有名な大手のたばこ会社が、たばこの依存性や中毒性、有害性をよく理解した上でたばこを宣伝し、販売しているという事実を知ったジャーナリストが、この巨大権力に挑む。
1950年代に実在したNBCの人気テレビ番組『21(トウェンティワン)』をめぐるスキャンダルを、伝説の俳優ロバート・レッドフォードが監督して映画化した。当時の人気を考えると、ここで不正は行われてはいけなかった。それだけ影響力がある番組だったのだ。ハーバードを首席で出るような捜査官の男と、クイズショウの実力者が頭脳戦を展開するあたりが、見ものだ。
ウォーターゲート事件やベトナム戦争など、数々の大騒動を起こした大統領ニクソン。彼を演じられるのはアンソニー・ホプキンスしかいない。重鎮たる威厳とハンニバルの狂気、だがホプキンス自身には知性があるから、傲慢な猛者であり、しかし大統領でもったニクソンを演じるのは彼しかいないのだ。
FBIのフーヴァーの側近の人物だった男が描かれる。フーヴァーとニクソンはセットで考えた方がいいくらい、この時代の権力の頂点にいた。実際は、ニクソンがフーヴァー(の持っていた情報)を恐れていたという関係だったという。
イラク戦争の真っ只中にメリルストリープ、ロバートレッドフォード、トムクルーズというトップ俳優がこの手の映画に出ているというところがポイントである。政治的、と言えば一気に嫌がる人がいるだろうが、しかし自分の大切な知り合いが次々と戦争に繰り出され、かつ無実の人が戦地で死んでいる事実がある以上、こうして立ち上がって『問う』映画は、価値が高い。
国連史上最悪の政治スキャンダルとされる、困窮するイラク国民を救うはずの夢の人道支援プログラム「石油食料交換プログラム」の裏で行われていた不正が暴かれる。7兆円という規模の支援金が動いたが、約2000億円を超える汚職が明らかになるのだ。個人的に、極めて注目に値する事件だと見ている。それはまた別の機会に説明章。
イラク開戦をめぐる「大量破壊兵器」捏造問題を実話を元に描く。『華氏911』がジョージ・W・ブッシュ政権のぞんざいな政治行為を暴いたわけだが、その中にはこうした問題もあった。「トンキン湾事件」といい、アメリカはかなりこういう強引すぎるところがある。
「赤狩り」の猛威が吹き荒れる1950年代のアメリカで、ニュースキャスターであるエドワード・R・マローとCBSの番組スタッフが、真実の報道のために「マッカーシズム」に立ち向かう姿を描く。これは、歴史にも残るレベルのスタンドアップだった。
触らぬ神に祟りなし。人間は『楽、得、安全』に支配されている生き物ですから、こういうものがまかり通りやすい事実があります。力を持った人間が、その権力を使ってこうした人間心理を巧みに利用しながら、更にその力を拡大するわけです。物理の法則で、雪だるま式に力が膨れ上がってきます。しかしそれは、ただ『一部の法則』を使っただけ、一部の法則は、『全体の法則』つまり『真理』から見れば些末なこと。例えば悪人が力を持ちます。途中まではうまくいきます。しかし、間違ったことをしていれば当然、もっと大きな力の前にひれ伏すことになり、淘汰されるのです。
決して屈さない。不撓不屈の人間がいる。往々にして、ここに登場する人物のほとんどが実在している。
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1970年11月に起きたサザン航空932便墜落事故で選手とコーチの大半を失ったマーシャル大学アメフト部の復活の実話に基づいている。これも『マネーボール』同様のケースだ。
ヘレン・ケラーと、三重苦のヘレンに効果的で何より厳しくも人間的な教育を授けて行ったアン・サリヴァンの偉業が描かれる。このどちらの女性も、戦った相手が尋常ではない。
放射能 (radioactivity) という用語は彼女の発案によるものだ。マリ・キュリーことキュリー夫人の実話である。放射線の研究で、1903年のノーベル物理学賞、1911年のノーベル化学賞を受賞し、パリ大学初の女性教授職に就任。しかしその道のりは想像を絶するものだった。教訓性がずば抜けて高い真実の物語だ。
アメリカ海軍史上、アフリカ系黒人として初めて「マスターダイバー」の称号を得た潜水士であるカール・ブラシアの半生を周囲の人物との友情とともに描く。その意味で、この時代で活躍した黒人たちは皆不屈の人だ。『42、マルコムX、グローリー、ザ、ハリケーン』等。
invictusとは、ラテン語で「征服されない」「屈服しない」を意味する語。27年ものあいだ反体制活動家として投獄されていた、ネルソン・マンデラと、彼の生きる南アフリカで活躍するラグビー選手たちを描く。ラグビーはアパルトヘイトの象徴として、多数を占める黒人の国民のあいだでは非常に不人気なスポーツだった。
奴隷が当然のようにそこら中に存在するこの紀元前の共和制ローマの時代、理不尽は常にまかり通っていた。だが、この男たちは立ち上がったのだ。スパルタのレオニダスに比肩する戦士、スパルタクスである。
禁酒法時代のアメリカ・シカゴを舞台に、正義のためにギャングのボスであるアル・カポネを逮捕しようとするアメリカ合衆国財務省捜査官たちのチーム「アンタッチャブル」の戦いの日々を描いた実録映画。
鉄の女と言われたサッチャーだったが、彼女の時代は他に女性の政治家がほぼいなかった。その中でたくましく生きていくために強くなるしかなかったのだ。
元アマチュアレスリング選手マハヴィル・シン・フォーガットと彼の娘であるフォーガット姉妹の半生を描いている。まず、『最強レスラーを育てたかった』と過去形で話す彼は、子供が女だったことで、失望するわけだ。よってこれは、いくつもの戦いが同時に行われる映画となっている。
第二次世界大戦時、ナチスドイツの侵攻に激しく抵抗したノルウェー国王ホーコン7世を描いた歴史ドラマ。当時のナチスに逆らうことは死を意味するというのに、彼は命を懸けたのだ。
紀元前530年頃、中央アジアのカスピ海東岸に勢力を有していたマッサゲタイ族の女王トミュリス。最初の歴史家であるヘロドトスは、「マッサゲタエ族の国を侵略したアケメネス朝ペルシアの王キュロス2世率いるペルシア軍を破り、キュロスを殺害した」と書いている。ペルシャのキュロスと言えば、猛者だ。だが、それに対抗し、打ち勝った女がいるのだ。
歴史的にも有名な、インド大反乱の女性指導者ラクシュミー・バーイーを描く。だが、少し過剰演出が過ぎるのでそれが玉に瑕だ。そんなことをしなければもっと歴史的価値があった。
私も不撓不屈という言葉が大好きです。「どんな困難にも負けず、挫折しないで立ち向かうこと。 諦めないで困難を乗り越える」という意味ですね。やはり偉人の言葉を8000個も見ていると、多くの言葉が一致するんです。その中の一つが、この真理ですね。『決してあきらめるな』と。ただ、逆にすぐに方向転換した方がいい『損切』のような選択が問われるときもありますから、その使い分けが必要です。