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ケビン・コスナーは、山あり谷ありの映画スター人生についてきかれたとき、こう答えた。『私は人生を生きている。』この意味が理解る人だけが、今回の映画から教訓を得られる。
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あの夏、いちばん静かな海。
収集車でのごみ回収を仕事とする聾唖(耳が聞こえない人)の青年が、ごみとして出された先端の欠けたサーフボードを見つけ、持ち帰る。サーフィンなど興味がない人が見ても、心に響くものがある北野武の名作だ。
フォレスト・ガンプは普通の子供よりも知能指数が低く、また脚に装具をつけなければ歩行もままならない少年であった。普通はそこで人生を諦めそうなものだ。だが、だからこそかもしれない。彼の人生はひと際力強く、光り輝いた。
頸髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の移民の若者との交流を描く実話ベースの物語。一生車いす生活が余儀なくされれば、金持ちの自分の人生に何か意味があるのか悩んでしまうところだ。そんな中、型破りだが『自分にないもの』を持つ若者に出逢う。
少年時代、精神を落ち着かせる薬に頼って生きるしかないと言われた出来損ないの少年たち。だが、彼らは自分の人生を諦めなかった。こんな自分でも何かの役に立つ。そう信じて軍隊に入ったり基礎を積みながら、その時を待った。そして『その時』は来た。それは、15時17分のパリ行きの電車の中だった。
2013年のボストンマラソン爆弾テロ事件によって両足を失ったジェフ・ボーマンの話を基にしている。重苦しい内容に見えるが、教訓が詰まった真実の物語である。
13歳のときに鮫に襲われて片腕を失いながらも、サーファーを目指したベサニー・ハミルトンの実話が描かれる。『End・・それは、始まりである。』。この言葉の重さを理解するのは、映画を観て彼女の人生を深く想像した人だけだ。
人生においては、やれ怪我をしたり病気を患ったりと、思い通りにいきません。そもそも『その思った思い方が間違っている』というブッダの境地に辿り着ける人も少ない。しかし、皆心底でその本質には気づいているのです。それに気付けるかどうかが問われるのですが、人は往々にして逃げる。そして、逃げられない窮地でこそ、人生の教訓を見つけるのです。
ネタバレにならないよう『必ずしも乗り越えられない』と記載しておく。だが、そこに挑む人の姿からは、勇気を貰える。
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先天性の病気で視力の95%を失った青年が、一流ホテルマンになる夢に挑むヒューマンドラマ。実話ベースだから見ごたえがある。先ほどもそうだが、勇気を与えるテーマとしてまとめるので実話ベースを意識した。
ラジオ局に務める27歳の青年は、ある日腰の痛みを感じ病院で検査したところ、5年生存率50%の脊髄癌(悪性神経鞘腫)であることを宣告される。山本五十六もこう言ったが『病気で寝ているとき、他人の親切がほんとうにわかる。その気持ちを大切にしろ。』こういう時、本当に大切なものに気付かされる。
この作品もここに入ってくることになる。途中、その不自由な自分に苛立ちを隠せなくなるが、それでも人生を生きていかなければならない。だがどうせ生きるなら、明るく生きていきたいのだ。
映画は原作に基づくフィクションであり、レナードに対する描写が主である。彼や担当の医者たちが、パーキンソン病という難病と向き合って奮闘する。多くの教訓が詰まった永遠の名作である。
異性愛者でエイズになった男の話で、これも実話ベースである。この男はエネルギッシュで、当時の時代背景の中で、この病気と対等に渡り合って格闘したことが観てわかる。
難病副腎白質ジストロフィーに悩むひとり息子ロレンツォを助けるため、解決策を必死に探すオドーネ夫妻の実話に基づく物語。もし病名で首をかしげるなら、それを治す為に必要な知識を知れば、挫折の二文字しか浮かばないだろう。だが、この両親は、戦った。あまりにも大きな愛に溢れた、壮絶な物語である。
私があるランキングで1位にしたこの映画。100分にも満たないこの映画が、数ある名作を出し抜いて1位に君臨している。エイズにかかった少年がいる。それを何とかして治してやりたいと子供ながらに想うもう一人の少年。この二人の友情が、儚く、切なく、そして尊い物語を紡いでいる。
アメリカの詩人、ホイットマンがこう言ったように、『寒さにふるえた者ほど太陽を暖かく感じる。人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る。』、重い病気を患った気持ちは、同じように重い病気を患った人にしかわかりません。しかし、人生で悩みを抱えない人の方が珍しい。そう考えると、多くの人がこれらの映画から人生の教訓を得るでしょう。
体験し、そしてどうするか。対岸の火事で済ませない人は賢明である。多くの人は、済ませる。
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2010年メキシコ湾原油流出事故をモチーフとした映画で、ラストには実際の事故映像が使用されている。人は正確な機械ではない。いや機械であってもその完全性は保証されない。人災は起きてしまう。大切なのは、そのあとだ。
東北地方太平洋沖地震に伴う福島第一原子力発電所事故発生時に発電所に留まって対応業務に従事した約50名の作業員たち・通称「フクシマ50」の闘いを描く物語。この時代を生きる日本人なら、全員が目を向けるべき物語だ。
アポロ13号爆発事故の実話に基づく作品。史上3度目の月面着陸を目指して奮闘する宇宙飛行士たちだが、月までもう少しのところまで迫った時、事件が起きる。実際の宇宙飛行士から「再現性が本当に高い」と太鼓判を押されている映画だ。
紀元79年のヴェスヴィオ噴火を軸に描かれる。噴火は、大量の軽石、火山灰、火砕流、火砕サージなどによって当時のポンペイ等を埋没させた。伝説の古代都市とされているポンペイにも確かに人が住んでいたことを考えると、尊く儚い、壮大な物語である。人生にはこういうこともある。
2013年にアメリカのアリゾナ州で発生した巨大山火事「ヤーネルヒル火災」に立ち向かった精鋭消防部隊、グラナイト・マウンテン・ホットショッツの実話を基に描く。この事実からは、人間が前を向いて生きる為に必要な何かを、学び取れる。
登山家の自伝『奇跡の6日間』を原作としている。これが実際にあったというのだから驚愕である。だが、彼はそうして自伝を書いたのだから乗り越えたのか?それとも。
ダイアナがチャールズ皇太子と離婚してから亡くなるまでの2年間に焦点が当てられるが、彼女の事故死は有名。今回の場合は『事故』というキーワードのみでここに該当させているので、彼女の周りの人たち、それも極めて大勢の人たちに向けての内容だいる。
原題の〈Whiplash〉は「ムチ打ち症」の意味で、ジャズの有名曲の題名であり、作中で何度か演奏される練習曲の一つ。また、首に大きな負荷がかかるドラマーの職業病でもある。更に、劇中で交通事故に遭ってしまうシーンがあるがマイルズ本人も2007年に命を落とす可能性もあった交通事故に遭っている。ここに掲載すると色々と意味ありげになる。
アメリカのサーファーであるジェイ・モリアリティを描いた伝記映画。知らない人のためにここに多くを書くことはできないが、海に積極的に出れば、大自然の圧倒的な力の前に、人間は無力さを思い知る。
シャチのトレーナーと恋に落ちる25歳の失業者の物語だが、どちらかが重大な事故に遭ってしまう。人生のほとんどの常識や要素は五体満足の人間をベースにして用意されているため、いきなり人生が困難になるわけだ。では、この後の人生、どう生きていくか。
カリフォルニア州に観測史上最大の地震が発生し、サンフランシスコは巨大津波に襲われる。天災の規模が大きいからその脅威を描いてパニック映画として片づけられがちだが、こういうことは起こりえることを我々はよく知っていて、だとしたらそれを受けた人々の行く末を、真剣に見たい。
これも実話ベースの物語で、海での事故が描かれる。1991年秋の大嵐で行方不明になったアンドレア・ゲイル号を巡る人々の様子だ。書くのはここまでにしておこう。
イギリスの詩人、W・H・オーデンは言っています。『死とは、ピクニックのとき遠くに聞こえる稲妻の音。』だと。急な事故や天災も同じことが言えますね。人間は『自分だけは老いもせず、死にもしない』と思い込みますから。備えをせず憂うことのないようにしたいですね。