運営者の映画経験と共に情報が変更されます。主に『追加』ですが、一度ご購入された方はそのまま追加された情報も含めて、このページの情報を永久にご覧になれます。
Contents|目次
MOVIE RECIPEトップページはこちら。
紀元前1286年頃、シリアのオロンテス川一帯で起きた、古代エジプトとヒッタイトの戦い『カデシュの戦い』は、史上初の公式な軍事記録に残された戦争であり、成文化された平和条約が取り交わされた史上初となる戦いであるとも言われています。
しかし、上の記事に書いたように、ヒッタイト人はそれよりもはるか以前の紀元前16世紀頃、メソポタミアを征服。公式な戦争はカデシュの戦いでも、それ以前にも戦争はたくさんありました。当然ですが、いきなり剣や盾、鎧などがこの世に出現したわけではなく、需要と共にそうした物がこの世に誕生するわけですが、
ちくしょう!あいつに勝つために、もっと強い武器が必要だぞ!
とかそういうことを考えながら、長い時間をかけて、武器や防具、兵器や戦略などを作り上げていき、知恵の無駄遣いをしながら人々は戦争の規模を拡大させていったのです。『孫氏の兵法』なども、戦争に勝つための兵法ということで存在するならば、元々はこの世に必要ないものですからね。
『2001年宇宙の旅』では、映画の最初に猿人が出てきて、初めて道具を使う瞬間が描かれていますが、あのようなイメージで、他のグループや動物などから身を守ったり、縄張り争いをしたりする過程で争いごとを起こすようになり、暴力を振るようになり、その規模が本格化していき、戦争へと発展していったのです。
『2001年宇宙の旅』
実際、1万年前やそのあたりの骨には争った痕跡などが残っており、人がその時代から戦争をしていたことがわかります。しかし、ここで考えるのは公式な戦争『カデシュの戦い』からということになります。
『エクソダス:神と王』
モーセの一生を描く。彼がどのようにしてシナイ山で十戒を石板に刻んだのか。どのようにして海を割り、『神』と対話し、人を救ったのかを独自の見解で描く。史上初の公式な軍事記録に残された戦争である『カデシュの戦い』が描かれる。
『トロイ』
『女王トミュリス 史上最強の戦士』
これは歴史的に非常に価値がある作品だ。トミュリス(Tomyris)は、紀元前530年頃の人物で、中央アジアのカスピ海東岸に勢力を有していたマッサゲタイ族の女王である。トミュリスを最初に書いた歴史家がギリシア人であったため名前はギリシア風に呼ぶことが多い。
『300 〈スリーハンドレッド〉』
『キングダム』
紀元前250年頃。始皇帝時代の話。これはフィクション性が高い話ではあるが、このようにして中国を統一する際も、圧倒的な暴力が行われた。
『アレキサンダー』
『ガーディアン ハンニバル戦記』
世界史上最高の名将『ハンニバル』と、それに勝利した『大スキピオ』。紀元前300年頃、アレキサンダー大王が世界を支配した数十年後のヨーロッパ、地中海を仕切っていたのは、北アフリカにあるカルタゴだった。
『項羽と劉邦 鴻門の会』
『項羽と劉邦 鴻門の会』(こううとりゅうほう こうもんのかい、原題:王的盛宴)は、2012年の中国映画。晩年の劉邦が楚漢戦争を回想しつつ韓信を粛清していく姿を描く。
『スパルタカス』
『スパルタカス』(Spartacus)は1960年のアメリカ映画。ハワード・ファストが執筆したスパルタクスの反乱をテーマにした小説を、カーク・ダグラスが自らの製作総指揮・主演で映画化した歴史スペクタクル映画。
『グレート・ウォリアーズ』
カエサルが行った『ガリア戦争』、その詳細を書いた『ガリア戦記』も有名である。しかし、実はこの戦争で対峙したガリアのウェルキンゲトリクスには、相当てこづったのだ。
『クレオパトラ』
『クレオパトラ』(Cleopatra)は、1963年のアメリカ合衆国の歴史映画。古代エジプトの女王クレオパトラ7世を主人公に、彼女とユリウス・カエサル(シーザー)やマルクス・アントニウス(アントニー)との関係を中心にエジプト王朝(プトレマイオス朝)の最後までを描いている。
紀元後
『レッドクリフ』
『レッドクリフ』(中題: 赤壁、英題:Red Cliff)は、ジョン・ウー(呉宇森)監督による中国のアクション映画。中国文学の四大古典小説とされている羅貫中の『三国志演義』を基に前半のクライマックスシーンである赤壁の戦いを描く。
モーセ、アレキサンダー、ハンニバル、スキピオ、カエサル、始皇帝、諸葛亮孔明、この時代は名のある偉人たちが勢ぞろいしていますね。イエス・キリストなどもそうですから。また、地味にペルシャ帝国のキュロス大王を討ち獲ってるトミュリスがすごいですね。この映画はカザフスタンの映画でマイナーと言えばそうですが、歴史的に極めて重要な場面を切り取っています。最初の歴史家であるヘロドトスは自著歴史でトミュリスに関して、
「マッサゲタエ族の国を侵略したアケメネス朝ペルシアの王キュロス2世率いるペルシア軍を破り、キュロスを殺害した」
と記しているんですね。ユダヤ教の始祖、キリスト教の礎、始皇帝等もそうですが、やはりこの時期は『最初』の人がズラリと並びます。
『安市城 グレート・バトル』
645年頃あった唐による高句麗侵攻を描く。日本ではちょうど大化の改新、つまり、中大兄皇子と中臣鎌足が起こした革命により、『天皇を中心とした集権国家づくり』が幕を開けた時だ。
『エル・シド』
『エル・シド』(原題:El Cid)は、1961年制作のイタリア・アメリカ合衆国合作の映画。アンソニー・マン監督。チャールトン・ヘストン、ソフィア・ローレン出演。 11世紀後半のレコンキスタで活躍したカスティーリャ王国の貴族エル・シドことロドリーゴ・ディアス・デ・ビバールの生涯を描いた作品。
『征服王ウィリアム ソード・コンクエスト』
『ノルマン・コンクエスト』とは、イギリスの歴史において、現在に至るまで外国の勢力による侵攻・征服が成功した最後の事例であり、ノルマン人がアングロサクソン人の支配するイングランドを制圧した歴史上の重要な出来事である。
『バトル・フィールド』
『征服王ウィリアム ソード・コンクエスト』が、『ノルマン・コンクエストに至るまで』という設定の映画で、バトルなどは何の臨場感もない映画とするなら、これはそのバトルに焦点を当てた映画だ。しかも、その映画の話の続きで、ウィリアム1世がイングランドを制圧した後の、同じ1066年の話である。
『キングダム・オブ・ヘブン』
1200年頃。1000年以上続くパレスチナ問題の最盛期とも言える、十字軍の英雄ボードゥワン4世と、イスラムの英雄サラディンがいた時代。『あなたにとってエルサレムとは何ですか?』という問いに対し、『無だ。だが、すべてだ。』というセリフは、あまりにも重い。
『モンゴル』
『モンゴル』(ロシア語: Монгол、英語: Mongol)は、若き日のチンギス・ハーンの人生を描いたドイツ・カザフスタン・ロシア・モンゴル合作映画。
『フューリアス 双剣の戦士』
ロシアという名前はないので『ウラジーミルスーズダリ大公国』となる。その大公であるユーリー2世は、モンゴル帝国のバトゥ軍に圧迫されていた。モンゴル帝国の創始者チンギス・ハンの長男であるジュチ。この男の次男がバトゥである。
『グラディウス ~希望への奪還~』
1250年頃の中世ヨーロッパで一大王国を率いたダヌィーロ・ロマーノヴィチの波乱に満ちた半生を描く。歴史的事実にファンタジー要素がプラスされている。他のロシア映画に『フューリアス双剣の戦士』があるが、そこで描かれるのがロシア最強の剣士コロヴラート。
『ブレイブハート』
『ブレイブハート』(原題: Braveheart)は、1995年のアメリカ映画。メル・ギブソン主演・監督。スコットランドの独立のために戦った実在の人物ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史映画である。
『ジャンヌ・ダルク』
『ジャンヌ・ダルク』(原題: The Messenger: The Story of Joan of Arc)は、1999年に公開されたフランス・アメリカ合作の伝記映画。リュック・ベッソン監督、ミラ・ジョボヴィッチ主演で、ジャンヌ・ダルクの誕生から処刑までを描いた歴史映画である。
『ブラック・ウォリアーズ オスマン帝国騎兵隊』
『15世紀のオスマン帝国を舞台に、暴虐の限りを尽くす権力者に立ち向かう7人の精鋭部隊を描いたトルコ発の歴史映画』。メフメト2世と、『ドラキュラ』のモデルとも言われた『串刺し公ヴラド3世』のいた時代で、両者が対立する。ブラック・ウォリアーズはオスマン帝国側の兵士たちだ。神格化されていて見づらい部分はある。
『王妃マルゴ』
『王妃マルゴ』(おうひマルゴ、La Reine Margot)は、1994年制作のフランス映画。アレクサンドル・デュマ・ペールの同名小説の映画化作品。
チンギス・ハンは専門書によっては『世界一領土を広げた人物の礎』とされています。彼の一族がモンゴル帝国を拡大し続け、彼の孫のフビライ・ハンの時代に世界史上最大となる領土を持ちました。しかし、違う専門書には『大英帝国(イングランド)』の方が拡大したと記載されたりしています。要は、植民地的な『島国』なんかの土地の広さとか、排他的経済水域(海の部分)など様々な角度から考えた時、両者に順位をつけるのが難しいということなんですね。
日本の鎌倉時代中期の1274年・1281年には『元寇(げんこう)』と言われるモンゴル帝国の『日本侵略』の試みがありましたが、それはモンゴルが『黄金の国ジパングには、黄金がたくさんある』という情報を聞きつけ、それを信じた結果だといいます。しかし、台風の力もあったし、日本は戦士である『武士』の国でしたから、彼らの計略は失敗に終わりました。
『代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン』
時代は1616年頃の李氏朝鮮。時の国王は15代国王光海君(クァンヘグン)である。『代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン』で描かれる光海君(クァンヘグン)とは違うもう一つの顔が描かれる。光海君は『二つの顔』を持っていたと言われるのでこういう展開もありだろう。
『クロムウェル』
『クロムウェル』(Cromwell)は、1970年のイギリスの伝記映画。 監督はケン・ヒューズ、出演はリチャード・ハリスとアレック・ギネスなど。 17世紀のイギリスで起きた清教徒革命の立役者の1人として、チャールズ1世を処刑し、英国史上唯一の共和制を敷いたオリバー・クロムウェルの半生を描いている。
『女王陛下のお気に入り』
18世紀初頭のイングランドを舞台にアン女王の寵愛を奪い合う女性2人のしたたかな攻防を描いた宮廷ドラマ。18世紀初頭、英国はスペイン継承戦争でハプスブルク家(オーストリア)側に付き、フランス王国との戦争の渦中にあった。しかし、アン女王は健康状態が思わしくなく、親友である側近のマールバラ公爵夫人サラを公私にわたって頼っていた。
『バリー・リンドン』
『バリー・リンドン』(Barry Lyndon)は、スタンリー・キューブリック監督が、18世紀のヨーロッパを舞台に撮り上げた1975年のイギリス・アメリカ合作の歴史映画である。七年戦争の様子が描かれる。
『パトリオット』
『パトリオット』(The Patriot)は、2000年製作のアメリカ映画。アメリカ独立戦争を背景とするドラマを描く。監督はローランド・エメリッヒ。主演、メル・ギブソン。
1492年に出航したコロンブスは『アメリカ大陸の一部』を発見。全体を一つの島だと認識して見つけたのはイタリアのアメリゴ・ヴェスプッチです。彼の名をとって『アメリカ大陸』となりました。ちなみに『コロンビア』はコロンブスの名をとってつけられました。アメリカが『アメリゴの土地』を意味し、コロンビアは『コロンの土地』を意味します。『アメリカ大陸の発見者』と言えば、通常この二人が筆頭に挙げられます。
スペイン・ポルトガルは南アメリカ大陸、北アメリカ大陸はイギリスとフランスが中心となって進出しました。アメリカ大陸は彼らの植民地としての『支配』からスタートし、先住民(インディアン)を虐殺、追放して彼らの土地を奪いながら土地を獲得していきました。イギリス軍と植民地人が衝突して『アメリカ独立戦争』が始まり、翌年にアメリカに独立宣言書が交付され、『アメリカ合衆国』ができました。
『戦争と平和』
『戦争と平和』(せんそうとへいわ、Война и мир)はロシアの文豪レフ・トルストイの代表作の1つである大河歴史小説『戦争と平和』を映画化した作品。ナポレオン戦争の様子が描かれる。
『ナポレオンに勝ち続けた男-皇帝と公爵-』
『皇帝と公爵』(こうていとこうしゃく、ポルトガル語原題:Linhas de Wellington)は、バレリア・サルミエント監督による2012年のフランス・ポルトガルの叙事詩的戦争映画である。
『ワーテルロー』
1815年頃。ナポレオンのワーテルローの戦いを描く。世界的に極めて有名な彼だが、この映画ではあまりそのすごさは分からないかもしれない。この映画の失敗によってキューブリックがナポレオン関連の映画製作を諦めた裏話がある。
『グローリー』
『グローリー』(Glory)は、1989年公開のアメリカ映画。アメリカ南北戦争において実在したアメリカ合衆国初の黒人部隊を描く戦争映画。
『ゴッド&ジェネラル/伝説の猛将』
『ゴッド&ジェネラル/伝説の猛将』(原題: Gods and Generals)は、2003年のアメリカ映画。南北戦争を描いたジェフリー・シャーラの同名小説を原作とした歴史映画である。
『コールド・アンド・ファイヤー 凍土を覆う戦火』
第二次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争とは、1864年にデンマークとプロイセン王国および関係国の間で戦われた戦争である。プロイセンというのはほとんど現在のドイツだ。首都がドイツと同じベルリンである。
ナポレオンはあれだけ有名なのに『ワーテルロー』の映画の失敗によって、映画界ではまだ彼の代表作とも言える作品がありません。スタンリーキューブリックが彼の映画を作ろうとしていたようなのですが、この映画の失敗によって諦めたという経緯があります。ナポレオン戦争で覚えておきたいのが、1812年に行ったナポレオンの『モスクワ遠征』です。
しかし、ロシア皇帝アレクサンドル1世は賢く、地の利を生かそうとしてわざと少しずつ敗北しながら、フランス軍をロシア内部におびき寄せます。そして冬を待ち、環境に適応できず弱体化したフランス軍を倒したのです。実にナポレオン軍は、戦死と凍傷で61万もいた兵士が5千人に激減してしまったというのです。ロシアの冬はシビアですからね。これはあまりにもインパクトのある歴史的事実です。
世界大戦時代
『二百三高地』
1904年頃。『命がけの旅順攻略』。二百三高地。それは高さを意味している。『旅順』である。日露戦争において、この旅順攻略は極めて重要なカギを握っていた。この攻略の指揮を執った乃木希典(のぎまれすけ)を、昭和の名優仲代達矢が演じる。
『日本海大海戦』
1904年頃。『東郷平八郎とバルチック艦隊』。乃木希典の旅順攻略がどれほど重要だったかが、この作品を見て更に痛感することになる。東郷平八郎が魅せた東洋の奇跡、バルチック艦隊の撃破は、旅順攻略がなければあり得なかったのだ。
『突撃』
『突撃』(とつげき、Paths of Glory)は、1957年のアメリカ映画。第一次世界大戦のフランス軍を舞台にした物語である。のちにキューブリックの妻となるクリスティアーヌ・ハーランが出演している。
『戦火の馬』
『フライ・ボーイズ』
外人部隊としてフランス空軍に志願入隊し、ドイツ軍と戦ったアメリカ人。彼らの所属した実在の中隊「ラファイエット戦闘機隊」の実話に基づき描かれる。『戦闘機乗り』の物語で、『紅の豚』のイメージに近いあの時代(第一次世界大戦)の戦闘である。
『ヘル・フロント 地獄の最前線』
イギリスの劇作家ロバート・C・シェリフが第1次世界大戦での実体験をもとにつづった「Journey’s End」が原作。第一次世界大戦というのは、例のあの洞窟のような、掘りのようなところ、つまり『塹壕(ざんごう)』で戦う塹壕戦がメインとなった。
『THE PROMISE 君への誓い』
『THE PROMISE/君への誓い』(プロミス/きみへのちかい、原題:The Promise)は、2016年のアメリカ合衆国の歴史映画。 監督はテリー・ジョージ、出演はオスカー・アイザックとシャルロット・ルボンなど。20世紀初頭に起きたオスマン帝国(現・トルコ)によるアルメニア人虐殺を題材とした映画。
『アラビアのロレンス』
1914年、第一次世界大戦がはじまると、オスマン帝国はドイツ率いる『三国同盟』と同盟を組む。するとイギリスは、オスマン帝国を解体させようと画策するようになる。この主人公であるイギリス情報将校T・E・ロレンスというのは、第一次世界大戦中にアラブ人がオスマン帝国へ反乱を起こしたときに派遣された人物。
『バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍』
『バタリオン』とは大隊のことであり、それは独立した活動を行うことができる最も小さな戦術単位で、通常は師団・旅団・連隊の一部である。『ある部隊の話』と考えればいい。この場合、ソ連時代の女性で結成された部隊が、第一次世界大戦中の1917年、ドイツ軍と正面衝突するまでを描いた映画であり、実話ベースである。
『1917 命をかけた伝令』
『1917 命をかけた伝令』は、2019年制作のイギリス・アメリカ合衆国の戦争映画。第一次世界大戦に投入された2人の若きイギリス兵のある1日を全編ワンカットに見えるように密着して追い掛ける。サム・メンデス監督。
『大いなる幻影』
第一次世界大戦(1914~1918)でのフランスとドイツの戦いを背景に、ドイツ軍捕虜となったフランス人の収容所生活と階級意識、彼らとドイツ人将校との国境を超える友情を描いて、鋭く人道主義的立場から戦争を批判した反戦映画である。最後、違う意味で国境を越えるシーンの際に、我々はこの作品から哀愁を覚える。
『マイケル・コリンズ』
1920年頃。アイルランドの独立運動家であるマイケル・コリンズの生涯を描いている。IRAの情報部長、アイルランド国軍の司令官、英愛条約交渉においてはアイルランド側の代表の一員などをつとめた重要人物で、IRAと言えば彼を思い出す人がいるほど。
『ディバイナー 戦禍に光を求めて』
『ディバイナー 戦禍に光を求めて』(原題:The Water Diviner)は、2014年のオーストラリア、アメリカ合作の戦争ドラマ映画。ラッセル・クロウの初監督作品。第一次世界大戦中のガリポリの戦い、および希土戦争の様子を描いている。
『グレート・グローリー 大いなる勝利のために』
これはメキシコの歴史を描いたメキシコ映画なので、Wikipediaにも詳細がなく、タイトルも『大いなる勝利のために メキシコ革命1926』だったりして、ちゃんと定まっていない。だが、内容はなかなかスリリングで見応えがある。何しろ実話ベースなのだから緊張感が違う。
『誰が為に鐘は鳴る』
『誰が為に鐘は鳴る』(たがためにかねはなる、原題: For Whom the Bell Tolls)は、1943年製作のアメリカ映画。アーネスト・ヘミングウェイの小説『誰がために鐘は鳴る』の映画化作品。
『ゲルニカ』
同じくスペイン内戦が軸になる。ドイツから送り込まれた義勇軍航空部隊コンドル軍団のJu52輸送機を改造した爆撃型を主体とした24機による空襲(ゲルニカ爆撃)を受けた。これは前線に通じる鉄道・道路など交通の要であった同市を破壊して共和国軍の補給を妨害することが目的だった。
『中国侵攻作戦』
時は日中戦争(1937~1945年)。つまり、中国に侵攻するのは日本である。古い映画だが、名前と当時の帝国主義たる大日本帝国から考えられるような一方的な展開はない。むしろ中国がどのようにして日本を『跳ね返したか』ということが詳細に描かれている。
『太陽の帝国』
『太陽の帝国』(たいようのていこく、英語: Empire of the Sun)は、イギリスの小説家J・G・バラードの体験をつづった半自伝的な長編小説。スティーヴン・スピルバーグによって映画化され、1987年に公開された。日中戦争時の中華民国上海で生活していたイギリス人少年の成長を描く。
ドイツのヴィルヘルム2世がロシア、イギリス、フランスに喧嘩を売り、領土を奪ったりして暴走します。そこで彼らは『三国協商』を作り、敵対エネルギーが生まれました。そしてサライェヴォ事件でついに堪忍袋の緒が切れて、オーストリアがセルビアに宣戦布告。セルビアの後ろ盾であるロシア側と、オーストリアの後ろ盾であるドイツ側が総動員となり、『連合軍VS連合軍』の戦争へと発展してしまい、『第一次世界大戦』へと発展しました。
1915年4月22日、ドイツは初めて戦争で毒ガスを使用。これは「戦争の歴史の新しい章」「現代の大量殺戮兵器の誕生」と言われる大事件でした。しかし結果としてはイタリアの裏切り、中立国アメリカへの攻撃で圧倒的に不利になり、『三国協商』が勝ちました。
『ナチス侵攻』
『太陽の帝国』(たいようのていこく、英語: Empire of the Sun)は、イギリスの小説家J・G・バラードの体験をつづった半自伝的な長編小説。スティーヴン・スピルバーグによって映画化され、1987年に公開された。日中戦争時の中華民国上海で生活していたイギリス人少年の成長を描く。
『ヒトラーに屈しなかった国王』
第二次世界大戦時、ナチスドイツの侵攻に激しく抵抗したノルウェー国王ホーコン7世を描いた歴史ドラマ。当時のナチスに逆らうことは死を意味するというのに、彼は命を懸けたのだ。
『ウィンター・ウォー ~厳寒の攻防戦~』
『冬戦争』とは、第二次世界大戦の勃発から3ヶ月目にあたる1939年11月30日に、ソビエト連邦がフィンランドに侵攻した戦争である。
『ヒトラー暗殺、13分の誤算』
『ヒトラー暗殺、13分の誤算』(ヒトラーあんさつ 13ぷんのごさん、独: Elser)は2015年のドイツ映画。1939年11月8日にヒトラー暗殺未遂事件を起こしたゲオルク・エルザーの人生を、1932年までさかのぼって描いたドラマ映画である。
『戦場のピアニスト』
『戦場のピアニスト』(せんじょうのピアニスト、原題: The Pianist)は、第二次世界大戦におけるワルシャワを舞台としたフランス・ドイツ・ポーランド・イギリスの合作映画。2002年公開。ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの体験記を脚色して映像化している。
『エイプリル・ソルジャーズ ナチス・北欧大侵略』
ヴェーザー演習作戦とは、第二次世界大戦中の1940年4月にナチス・ドイツが実行したノルウェーとデンマークへの侵攻作戦である。
『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』
1944年夏、ナチス・ドイツ占領下のポーランドで起きたワルシャワ蜂起を再現した映画。ここでワルシャワ蜂起についてまとめてみよう。
『地獄の中の戦場 -ワルシャワ蜂起1944-』
1944年。ワルシャワ蜂起というのは一体どういうものだったのか。一体なぜ彼らは森に潜み、抗ったのか。一体誰を敵視していた?
『シャトーブリアンからの手紙』
『メンフィス・ベル』
第二次世界大戦中、イギリスに駐留しナチス・ドイツに対する昼間爆撃を任務としていたアメリカ陸軍航空軍第8空軍所属の爆撃機B-17F、愛称”メンフィス・ベル”の若き乗組員たちを描いた作品。『爆撃機乗り』の物語だ。
『戦場にかける橋』
『戦場にかける橋』(せんじょうにかけるはし、The Bridge on The River Kwai)は、1957年公開の英・米合作映画。第30回アカデミー賞作品賞受賞作品。題名の「戦場にかける橋」とは、タイ王国のクウェー川に架かるクウェー川鉄橋を指す。
『連合艦隊』
1940年頃。『大日本帝国の連合艦隊・戦艦大和の行方』。『連合艦隊』と聞けば、当時を生きる子供たちは戦隊もののヒーロードラマを語るかのような口ぶりで興奮した。それが正義の味方だと思っていたからだ。この艦隊の中にはあの世界一巨大な軍艦、戦艦大和も存在していた。では、これら艦隊の行く末はどうなったのだろうか。
『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
1940年頃。首相に就任したばかりのウィンストン・チャーチルを主人公に、第二次世界大戦中の激動の時代を描いた。
『ダンケルク』
『ダンケルク』(Dunkirk)は、クリストファー・ノーラン監督・脚本・製作による2017年の戦争映画である。第二次世界大戦のダンケルク大撤退が描かれており、イギリス、オランダ、フランス、アメリカ合衆国の4カ国合作映画である。
『ロシアン・スナイパー』
第二次世界大戦中に計309人のナチス・ドイツ兵を射殺し、“死の女”と恐れられたソ連の女性狙撃手リュドミラ・パヴリチェンコが主人公となる。
『スターリングラード』
第二次世界大戦時にソビエト連邦の狙撃兵として活躍し、英雄となった実在の人物ヴァシリ・ザイツェフを主人公に、当時のスターリングラード(現ヴォルゴグラード)における激戦(スターリングラード攻防戦)を描いたフィクション。
『戦場のメリークリスマス』
1942年頃。日本統治下にあるジャワ島レバクセンバタの日本軍俘虜収容所。原作者、ローレンス・ヴァン・デル・ポスト自身の体験を描いたものである。私も大好きな最高の音楽が生み出された映画でもある。
『不屈の男 アンブロークン』
1940年頃。アメリカのオリンピック代表選手ルイス・“ルイ”・ザンペリーニをが第二次世界大戦宙に日本軍に囚われたときのことを描く。ザンペリーニは第二次世界大戦中に搭乗していた爆撃機が墜落し、いかだで47日間漂流した後に複数の捕虜収容所へと送られた。そこで展開されるのは他にもいくつか映画がある『英国人捕虜と日本軍』の関係だ。
『プライベート・ライアン』
『プライベート・ライアン』(原題:Saving Private Ryan)は、アメリカで1998年に公開された戦争映画。第二次世界大戦時のノルマンディー上陸作戦を舞台に、1人の兵士の救出に向かう兵隊たちのストーリー。
『ラストエンペラー』
1908~1987年頃。『時代に振り回された中国最後の皇帝の哀愁』。溥儀(ふぎ)という男を知っているだろうか。もしあなたが日本人なら、彼を知らなかったことに恥を覚えるだろう。中国最後の皇帝は、一体どういう人生を送ったのか。日本との関係は。
『ワルキューレ』
『ワルキューレ』(Valkyrie)は、2008年のアメリカ・ドイツ合作映画。1944年に起きたドイツ国防軍将校によるヒトラー暗殺計画「7月20日事件」と、その指揮を執った実在の将校クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐を描く。
『シンドラーのリスト』
第二次世界大戦のナチス・ドイツ台頭時代において、ユダヤ人やそれを匿う者たちは『粛清の対象』だった。街中で平気で銃殺されるユダヤ人。あまりにも衝撃的な映像の連続に、我々はただ固唾を飲んで見守るしかない。
『イングロリアス・バスターズ』
舞台は第二次世界大戦中のドイツ国防軍占領下のフランス。ユダヤ系アメリカ人8名からなる秘密特殊部隊をまとめる、ブラッドピット演じるレイン中尉が軸だが、フランス人、ドイツ人、イギリス人、ユダヤ人と、様々な人種や思想を持った人々が、ヒトラーが巻き起こしたこの混乱の時代を生きる。
『硫黄島からの手紙』
1945年頃。『硫黄島プロジェクト(日本目線)』1945年2月。小笠原諸島の更に遠く離れた南の島、硫黄島は、しかし、ここを死守しなければ日本に壊滅的なダメージが与えられることは分かっていた。ここを拠点とされるとまずい。栗林忠道陸軍大将の手紙を基に、クリント・イーストウッドがリアルな硫黄島の戦いを描く。
『父親たちの星条旗』
1945年頃。『硫黄島プロジェクト(アメリカ目線)』硫黄島の戦いに勝ったのは確かにアメリカだった。そして、アメリカ人はここに立てられた星条旗の写真を見て、歓喜に沸いた。だが、アメリカは本当に勝ったのか。第二次世界大戦で最も人的被害が大きかったのは、この戦いだった。
『フューリー』
『ハクソー・リッジ』
『ハクソー・リッジ』(Hacksaw Ridge)は、2016年のアメリカ合衆国の伝記映画。監督はメル・ギブソン。第二次世界大戦の沖縄戦で衛生兵(Combat Medic)として従軍したデズモンド・T・ドスの実体験を描いた戦争映画。
『パットン大戦車軍団』
『パットン大戦車軍団』(パットンだいせんしゃぐんだん、英語: Patton)は、第二次世界大戦中のアメリカ軍のジョージ・パットン将軍を描いた1970年公開の映画。主演はジョージ・C・スコット。
『永遠の0』
『火垂るの墓』
『ウェイバック -脱出6500km-』
第二次世界大戦中にシベリアのグラグ(強制労働収容所)から逃れる一行を描く。バイカル湖、モンゴルとの国境を超え、ソ連を脱したのを喜んだのも束の間、そこはソ連と密接な関係をもつ共産主義国家だと知る。モンゴルも、その南に位置する戦時中の中国も安泰ではない。それならばと、灼熱のゴビ砂漠、世界の屋根ヒマラヤ山脈を越え、自由を求め彼らはイギリス領インド帝国を歩いて目指す。
『TOMORROW 明日』
普通の毎日を送っていた。例えばそんな中、結婚式なんかもあったりした。それぞれが普通に人生を生き、普通に悩んだり、話したり、食べたりして、人生を必死に生きていた。だが、『それ』は起きた。それは、1945年8月9日のことだった。
『禁じられた遊び』
第二次世界大戦ですべてを失った小さな子供。彼女はまず、愛犬の死体を追いかけ、その供養をしたいとか、そういう何となくの感覚を持っていた。そうしてまずは頭に浮かんだことを実行していき、目の前の、それも直前にある問題を一つずつ処理していくのに精いっぱいだった。そして我々は最後に思い知ることになる。戦争の悲惨さを。
『この世界の片隅に』
『この世界の片隅に』(このせかいのかたすみに)は、こうの史代の同名漫画を原作とする、片渕須直監督・脚本、MAPPA制作の長編アニメーション映画。2016年公開。昭和19年(1944年)に広島市江波から呉に18歳で嫁いだ主人公すずが、戦時下の困難の中にあっても工夫を凝らして豊かに生きる姿を描く。
『ビルマの竪琴』
第二次世界大戦での戦場ビルマにおいて、日本兵が竪琴を演奏している。最初は部隊の決起のためだった。だがそのうち戦争が終わると、男は違和感を覚え始める。(多くの死体がある。戦争は終わったという。だが、自分は・・自分だけが五体満足で帰国していいのか?)。遠い異国のビルマの地で、哀しい音色が鳴り響く。
『パシフィック・ウォー』
1945年頃。戦争終結の極秘任務を命じられたアメリカ海軍の巡洋艦インディアナポリスとその艦長チャールズ・B・マクベイ3世という人物が遂行する『極秘ミッション』。
『終戦のエンペラー』
第二次世界大戦後の日本が描かれる。かつて、天皇に対して『天皇』などという言い方をすることはあまりにも恐れ多かった時代があった。『天皇陛下』だ。ちゃんとそう言わなければならない。そこにあるのは天皇に対する日本人の畏怖と称賛の念である。マッカーサーはあの時、この戦争の根幹にあるものが何かを突き止めた。
『日本のいちばん長い日』
1945年頃。海軍良識派の米内光政と山本五十六は、陸軍強硬派の東条英機らと衝突した。戦争を避けるか、それとも攻めるかである。つまり、陸軍というのは血気盛んだ。天皇が降伏宣言をしたとき、彼らはどういう行動に出たのか。
『東京裁判』
1946年頃。大日本帝国は、『坂の上の雲』に存在した禍々しい実態で汚れた、人間の黒歴史である。東条英機というのは世界でも有名なファシスト(帝国主義者)だ。では、彼らは一体どういう最期を迎えたのか。この日本において天皇すらも正当に評価する、真実を描写した重要な資料である。
『スペシャリスト 自覚なき殺戮者』
なぜ彼はユダヤ人を無残な形で斬殺してしまったのだろうか。しかもその数、600万人。それを許可したのがこの男、アドルフ・アイヒマンである。「ユダヤ人問題の最終的解決」 (ホロコースト) に関与し、数百万人におよぶ強制収容所への移送に指揮的役割を担った。
『戦場のレクイエム』
『戦場のレクイエム』(せんじょうのレクイエム、原題:集結號)は2007年公開の中国映画。国共内戦中3大戦役の1つとされる淮海戦役を背景に、中国も参戦した朝鮮戦争のエピソードを織り交ぜながら、激戦で全滅した部下の名誉回復に奔走する1人の兵士の苦闘を描いた戦争悲劇。
『オペレーション・クロマイト』
朝鮮戦争時、苦戦していた韓国の起死回生の作戦となった仁川上陸作戦、通称・クロマイト作戦とその準備段階となったスパイ活動を映画化。朝鮮戦争というのは、北が現在の北朝鮮、南が大韓民国になるわけだが、この戦争が起こる前は『朝鮮』という一つの国だった。
『ブラザーフッド』
1950年ごろにあった民族を二分した朝鮮戦争に翻弄される兄弟を描く。悲劇的な物語とリアルな戦場シーンが話題を呼んだ。
『高地戦』
『高地戦』(こうちせん、原題:고지전)は、2011年公開の韓国映画。朝鮮戦争における南北境界線付近の高地をめぐる極限の戦いを描いた作品。
『M★A★S★H マッシュ』
朝鮮戦争下の陸軍移動外科病院 (Mobile Army Surgical Hospital) が描かれる。単純に、戦地の味方陣営に兵士たちと同じように軍医たちがいるという状況だ。この視点から描くことで、作品を通して反戦を訴えている。
『グラン・トリノ』
朝鮮戦争を考える映画ともなっている。頑迷にすら見える頑固ジジイの主人公。だが『頑固ジジイ』という言葉はなぜか悪口に見えるだろう。作品全体でも、彼をそういう風に描写し、不機嫌な彼の人生を見て、我々も眉をしかめる。だが、我々は思い知ることになる。『頑固』と『頑迷』の違いを。イーストウッド史上最高の映画と名高い名作である。
『アルジェの戦い』
『アルジェの戦い』(原題: La battaglia di Algeri)は、1966年にイタリアで公開された戦争映画。監督はジッロ・ポンテコルヴォ。アルジェリアのフランスからの独立までのアルジェリア戦争を描いている。第27回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した。
『フランス外人部隊 アルジェリアの戦狼たち』
『アルジェの戦い』で有名なアルジェリア戦争(1954年から1962年)を背景に、男たちの友情と戦いを実話に基づいて描かれる。『フランス外人部隊』というのは、フランスにある『外国人で形成された部隊』のことだから、フランス人ではない人たちの部隊だ。
ヒトラー、ムッソリーニらの国イタリア、ヴァイマル共和国(ドイツ)というのは『第一次世界大戦』の後、アメリカに助けられて存続していたような状態でした。そもそも彼らが第一次世界大戦を起こし、それで追い込まれたわけですから、自業自得なわけです。しかし彼らにも言い分があって、
このままで終われるか!
と奮起したのです。そして利害が一致した『日独伊』が同盟を組みます。日中戦争で莫大な戦費を費やしていた日本は、中華民国を支援するアメリカと鋭く対立していたので、日本政府はドイツと手を結び、アメリカを牽制することで、日中戦争を有利に処理しようとしていました。この3国の共通点は、
我々の帝国を拡大させるぞ!
というものでした。ドイツとイタリアは窮地から『一発逆転』を狙い、日本は日清戦争、日露戦争と戦争に勝ったその実績から、そのまま自国の領土を拡大させる野心に囚われていました。
『枢軸国(ナチス・ドイツ、日本、イタリア)他』 VS 『連合国(イギリス、フランス、アメリカ、ソ連、中国)』
第二次世界大戦は、以下の3つの側面を持つ戦争でした。
東南アジア等の植民地化された国々も独立解放の為に戦い、世界の列強である枢軸国と連合国の戦いというだけではなく、本当に世界規模の戦争となったのです。枢軸国は暴れ回りましたが、結局1945年、ベルリンを包囲されたヒトラーは自殺し、翌年5月にドイツは無条件降伏。『ポツダム宣言(日本への降伏要求の最終宣言)』が出され、他の枢軸国が降伏した後も交戦を続けていた日本は、1945年8月14日にこの宣言を受諾し、1945年9月2日に調印・即時発効(降伏文書)に至って第二次世界大戦(太平洋戦争)は終結しました。
『プラトーン』
「プラトーン」は、軍隊の編成単位の一つで、30名から60名程度で構成される小隊の意味。無抵抗のベトナム民間人に対する虐待・放火、虐殺や強姦が行われたり、米兵たちの間で麻薬汚染が広まったり。あるいは仲間内での殺人、同士討ち、敵兵に対する死体損壊など『常軌を逸した行動』に出る現実が描かれる。誤爆などのトラブルも。
『カジュアリティーズ』
『カジュアリティーズ』(原題:Casualties of War)は、ベトナム戦争中に起きたアメリカ陸軍兵士による戦争犯罪を題材にして1989年に製作されたアメリカ合衆国の戦争映画。
『ハンバーガー・ヒル』
1969年、南ベトナムのアシャウ渓谷にある丘、ドン・アプ・ビア=通称“937高地”(通称『ハンバーガーヒル』)でアメリカ軍第101空挺師団と北ベトナム軍との間で繰り広げられた攻防戦「アパッチ・スノー作戦」を描いた作品。
『グッドモーニング, ベトナム』
『グッドモーニング, ベトナム』(英語: Good Morning, Vietnam)は、1987年製作のアメリカ映画。一人のAFNDJが、兵士達を笑いとロックで癒し、ベトナム人と触れ、戦争の冷酷さに翻弄される5ヶ月を描いたベトナム戦争映画の中でも異色の作品。
『7月4日に生まれて』
『7月4日に生まれて』(しちがつよっかにうまれて、原題: Born on the Fourth of July)は、1989年制作のアメリカ映画。ロン・コーヴィックの同名の自伝的小説(1976年)を映画化した作品で、ベトナム戦争を扱った戦争映画。主演のトム・クルーズは役作りのため、約1年間車椅子に乗って生活した。
『地獄の黙示録』
ベトナム戦争において、カンボジアのジャングルの奥地で独立王国を築いているという元グリーンベレーの『迷走した軍人』を『暗殺』する兵士が描かれる。『戦闘ヘリ』からベトナム人を攻撃するシーンが有名でもある。
『戦場からの脱出』
ベトナム戦争下で捕虜となった米軍パイロット、ディーター・デングラーの実話を基にした作品で、『捕虜としての囚人生活』から脱出しようとする物語。その他、『大脱走』や『戦場にかける橋』などこの手の映画はいくつもある。
『デンジャー・クロース 極限着弾』
ベトナム戦争時の1966年8月、南ベトナムの農園地帯・ロングタンでオーストラリア軍108人が南ベトナム解放民族戦線の2000人と対峙した「ロングタンの戦い」を描く。
『フルメタル・ジャケット』
徹底的な叱責と罵倒、殴る蹴るの体罰が加えられ続けるという、心身ともに過酷を極める軍隊の訓練。連帯責任による懲罰、訓練生の間で行われるいじめなども当然のように行われ、『気が狂った軍人』の奇行が描かれる。
『ディア・ハンター』
ベトナム戦争に強制されたアメリカ人の話。基本、志願した兵士じゃなければ皆が強制参加だ。彼らはディアハンター(鹿を狩る者)でしかなかった。この映画は3時間もあり、もしかしたら途中でだれるかもしれない。だが、この映画が3時間あるのには理由があるのだ。命の重みを思い知るために、欠かせないシーンがあるのだ。
『ランボー』
ランボーの説明には『単なる娯楽追求のアクション映画と異なり、現実のアメリカのベトナム帰還兵の姿と重ね合わせたストーリーとなっており、非常に重いテーマの作品となっている』とあるがその通り、彼はベトナム戦争の余韻を引きずって、トラウマに悩まされる人間である。ゆえに彼は、「まだ終わっちゃいない!戦争は続いている!」と叫ぶ。
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
ベトナム戦争を分析・記録したアメリカ国防総省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の内容を暴露したワシントン・ポストの2人のジャーナリストの実話を映画化した社会派ドラマ。前述した映画だが、この映画で『ベトナム戦争の参入にはアメリカの捏造が関係していた』という極秘情報が扱われる。
『13デイズ』
1962年。キューバ危機を題材にしたサスペンス映画である。同じケネディ大統領を扱った映画『JFK』でも主演を務めたケビン・コスナーを大統領特別補佐官役として迎えた。
『キリング・フィールド』
『キリング・フィールド』(The Killing Fields)は、1984年制作の英米合作映画。ニューヨーク・タイムズ記者としてカンボジア内戦を取材し、後にピューリッツァー賞を受賞したシドニー・シャンバーグの体験に基づく実話を映画化したもの。
ベトナム戦争が『資本主義アメリカ』VS『社会主義ソ連』の代理戦争の場だと言われ、直接は戦争しませんが、確かに水面下で衝突しているという事態があり、それを『冷戦』と表現しました。米ソの代理戦争は世界中で行われたも同然でした。
朝鮮戦争
『朝鮮半島』は第二次世界大戦の後、北緯38度線を境に、米ソによる分割を受ける。北はソ連、南はアメリカによって支配されました。そして東西冷戦が進行する中、南北に分断されて、この2つの国が生まれたわけです。『北朝鮮』と『韓国』ですね。
ベトナム戦争
アメリカは『自由主義』、ソ連は『社会主義国』を拡大させたくてお互いが対立していましたが、直接的に戦いあうわけじゃなかったので、それは『冷戦』と呼ばれていました。その後、米ソは1960年代平和共存外交を展開するが、他の地域で代理戦争を起こします。その影響を強く受けたのが、東南アジアでした。
中東戦争
ソ連は『1948~1979年』の約30年間の間に行われた戦争、『中東戦争』でアラブ側の支援を行っていました。アメリカ・イギリス・フランスがイスラエルに、ソ連がアラブ側に対し支援や武器を供給していたことから、この中東戦争は代理戦争の側面も含むと言われていたのです。
『ホテル・ルワンダ』
1994年『ルワンダ虐殺で再考する神様の存在』。ルワンダ虐殺というのは、あまりにも恐ろしい事件である。例えば、核爆弾で死亡した人は10~20万人で、もちろん数で人の命を考えることはできないが、この事件で死んだ人は100万人を超えるのだ。我々はエンディングの曲で思い知ることになる。歌詞から目が離せない。
『ジャーヘッド』
1990年に中東へと派兵されたアメリカ海兵隊員、アンソニー・スウォフォードの湾岸戦争体験記『ジャーヘッド/アメリカ海兵隊員の告白』を原作としている。彼は過酷な訓練を耐え抜き、第7海兵連隊第2大隊司令部中隊付きSTAの前哨狙撃兵として1990年の夏、湾岸戦争の為サウジアラビアへと派遣された。
『クライシス・オブ・アメリカ』
元軍人の、湾岸戦争でたったひとりで仲間を救った英雄がいる。しかし、彼の元上官はその英雄的行為の「記憶」に疑念を抱いていた。一体戦地で何があったのか。デンゼル・ワシントン演じる上官がこの謎を明かそうと動き出すが、そのうちとんでもない機密情報に遭遇してしまう。
『戦火の勇気』
湾岸戦争中の砂漠の嵐作戦の最中、戦車部隊隊長のデンゼル・ワシントン演じる中佐はクウェート領内で敵の戦車と誤認して部下であり親友の大尉の戦車に向かって射撃命令を下し、同士討ちを犯してしまった。今度はデンゼルが少し不利な立場に陥るが、『戦争で何があったか』という真相を迫る内容は似ている。
『ブラッド・ダイヤモンド』
『ブラッド・ダイヤモンド』(原題:Blood Diamond)は、2006年製作のアメリカ合衆国の映画。アフリカ・シエラレオネの内戦(1991年 – 2002年)での、「ブラッド・ダイヤモンド(紛争の資金調達のため不法に取引される、いわゆる紛争ダイヤモンド)」を巡るサスペンス。
『ハンティング・パーティ』
『ハンティング・パーティ』(原題:The Hunting Party)は、2007年のアメリカ映画。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の戦争犯罪人を追うアメリカ人ジャーナリストをコミカルに描いたサスペンス・アクション。
『エネミーライン』
ボスニアヘルツェゴビナのセルビア人武装勢力により撃墜された戦闘機WSO(兵器管制士官)の逃走劇をメインとする。1992年から起きた旧ユーゴスラビアの民族紛争がシンシナティ協定により、ボスニアの停戦合意が実現。
『とうもろこしの島』
1992年頃の東ヨーロッパに位置するアブハジア共和国。アブハジアとジョージアは内戦状態にあった。そこで起きた内戦を背景に、そこで平和に暮らすある親子の話が描かれる。
『みかんの丘』
『あの日の声を探して』
時はチェチェン戦争真っ最中の1999年。戦争で両親と声を失った少年が難民キャンプで懸命に生きる姿が描かれる。実話ではないが、ロシアとチェチェンの間にあった実際の紛争を舞台にするため、物語を通して戦争の残酷さを理解することができる。
『イラン=イラク戦争』でイラクの負債は700~900億ドル(約8兆円)にまで膨れ上がってしまっていました。それを返すためにクウェートにある石油を駆使しようとしたのですが、クウェートがイラクの言うことを聞かず、イラクが怒ってクウェートを襲撃しました。イラクは、クウェートを併合すれば、石油収入を上手く使って負債を返済できると考えたのです。そしてクウェートの首長ジャービル3世はサウジアラビアに逃亡し、イラクの占領作戦が順調に進んでいきます。しかしアメリカはこう考えました。
(このままイラクが力をつけていくとなると、色々と不都合があるな…。)
そして国連安全保障理事会の決議を受け、アメリカを中心とした多国籍軍でイラクへの攻撃を開始し、『湾岸戦争』が始まったのです。イラク対14の多国籍軍。圧倒的な戦力の差に、イラクは降伏するしかありませんでした。しかし、この戦争で『サウジアラビア』というエリアを戦場にしたことが、後に大きな問題を引き起こす原因となってしまいます。
これに対し、その後世界を震撼させるある人物が怒りを覚えていました。それが、オサマ・ビン・ラディンだったのです。
『ローン・サバイバー』
『ローン・サバイバー』(原題: Lone Survivor)は、2013年制作のアメリカ合衆国の映画。ピーター・バーグ監督。ネイビー・シールズ史上最大の悲劇といわれるレッド・ウィング作戦を、実際に作戦に参加し、ただ一人奇跡の生還を果たした元隊員マーカス・ラトレルの手記『アフガン、たった一人の生還』を原作に映画化。
『マン・ダウン 戦士の約束』
『マン・ダウン 戦士の約束』(マンダウン せんしのやくそく、Man Down)は、2015年のアメリカ合衆国のスリラー映画。監督はディート・モンティエル。
『アウトポスト』
アフガニスタン紛争における屈指の激戦、カムデシュの戦いが描かれる実話映画。『橋頭堡』とは、戦争で優位に立つために必要な場所のことだが、では、このケースはどうだろうか。
『カンダハール』
主人公のナファスを演じたニルファー・パズィラは実際にアフガニスタンからの難民で、この作品は彼女の実体験にフィクションを交えて描かれている。アフガニスタンにおける、貧窮、女性差別、それらの中に生きる人々を描き出した作品。
『華氏911』
『華氏911』(かしきゅういちいち、原題: Fahrenheit 9/11)は、映画監督マイケル・ムーアが2004年に発表した、アメリカ同時多発テロ事件へのジョージ・W・ブッシュ政権の対応を批判する内容を含むドキュメンタリー映画。
『ハート・ロッカー』
『ハート・ロッカー』(The Hurt Locker)は、キャスリン・ビグロー監督による2008年のアメリカ映画。イラクを舞台としたアメリカ軍爆弾処理班を描いた戦争アクション。
『アメリカン・スナイパー』
イラク戦争に4度従軍したクリス・カイルがモデルになっている。「米軍史上最多、160人を射殺した、ひとりの優しい父親」である彼は『スナイパー』である。狙撃兵として類まれな才能を開花させたカイルは、多くの戦果から軍内で「伝説(レジェンド)」と称賛されると共に、敵からは「悪魔」と呼ばれ懸賞金をかけられていた。
『大いなる陰謀』
イラク戦争の真っ只中にメリルストリープ、ロバートレッドフォード、トムクルーズというトップ俳優がこの手の映画に出ているというところがポイントである。政治的、と言えば一気に嫌がる人がいるだろうが、しかし自分の大切な知り合いが次々と戦争に繰り出され、かつ無実の人が戦地で死んでいる事実がある以上、こうして立ち上がって『問う』映画は、価値が高い。
『4デイズ・イン・イラク』
2004年4月ポーランド軍がイラクのど真ん中の年カルバラーに派遣される。「カルバラ・シティホール攻防戦」と呼ばれたこの戦いは、多国籍軍ポーランド部隊とシーア派民兵軍による戦闘だ。
『アフガン・レポート』
2006年9月、タリバンとの戦いが泥沼化の一途をたどるアフガニスタンの山岳地帯で、パトロール中のイギリス人兵士が地雷を踏んで重傷を負った。その地雷は80年代にロシア軍が撒いたものだった。地雷があるというだけでこうも壮絶な戦場となってしまう。
『ドローン・オブ・ウォー』
ラスベガス近郊のアメリカ空軍基地に置かれた空調の効いたコンテナの中で、遥か一万キロ彼方のアフガニスタン上空を飛ぶ無人攻撃機(ドローン)を操縦し、モニターに映るタリバン兵をミサイルで音も無く吹き飛ばす。その残酷で虚しい現実に、元戦闘機パイロットの男は葛藤する。
『ラッカは静かに虐殺されている』
ラッカの戦いにおけるシリアの市民ジャーナリストのグループRBSS(Raqqa is Being Slaughtered Silently、「ラッカは静かに虐殺されている」の意)についての2017年のアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画。ISISの過激な活動エリアであるシリアのラッカにおいて、モザイクなしでは流せない衝撃的な映像が流れる。
『プライベート・ウォー』
ラッカの戦いにおけるシリアの市民ジャーナリストのグループRBSS(Raqqa is Being Slaughtered Silently、「ラッカは静かに虐殺されている」の意)についての2017年のアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画。ISISの過激な活動エリアであるシリアのラッカにおいて、モザイクなしでは流せない衝撃的な映像が流れる。
『大いなる陰謀』の表層は物静かなのですが、メッセージ性が高く、さすがロバートレッドフォードといった作品でしたね。彼は『普通の人々』も『シビル・アクション』も、チェ・ゲバラの若き頃を描いた映画でも、こうした『静かなる情熱』を描くのが上手でした。
『ラッカは静かに虐殺されている』ですが、これはあまりにも衝撃的で、子供には見せられない映像ですね。モザイクがかかりますが、しかし忘れてはならないのは、現地にいる人々はこの光景を目にしてしまっているということです。ホラー映画の類よりよほど恐ろしいし、危険すぎる現実です。今では少しは落ち着いてきましたが、しかしもしかしたら我々はああいう映像を見て、『戦争の一部』を見ただけなのかもしれません。戦争というものはもっと怖いところなのかもしれません。
それが分かるのが2022年のロシアのウクライナ侵攻です。ニュースに上がるロシア兵の『無抵抗なウクライナ人』にやった所業については、未来永劫許されることではありませんでした。『シンドラーのリスト』でアウシュビッツを含めたナチスの強制収容所について考えることが多い我々ですが、戦争というのはホロコーストに限らずどの場面を見ても、等しく、凄惨で、凶悪で、限りなく、虚無に近づく行為です。
MOVIE RECIPEトップページはこちら。
『その他映画コンテンツ』