ポスター画像出典:『公式サイト』
恐らく想像の遥か上を行くだろう。ロボ系は私も抵抗あるのだが、これはかなり見応えある映画だった。
謎のギャングもどきに育てられるというのもいい。ロボは純粋少年に育てられるって相場がある。そのB級キャラにも似た連中が、この映画では深遠な存在になるのだ。普通、そういうキャラはすぐ死ぬ。そして我々は彼らが育った環境も興味ないし、死んだときの罪悪感も、何もない。だがこの映画を通すと違う感想を抱くのだ。そして、偉大な名作に共通する『大胆な結末』も用意されている。
これはいい。音楽も壮大だ。ヒュー・ジャックマンが脇を固めるのがいい。偉大な俳優が『何でもない連中や単なるロボ』の『額縁』になるわけだ。そして思い出すのだ。そもそもこの世界に『脇役』なんて、存在しないということを。
これは映画館で観たかった映画だ。そう言える映画は、そう多くはない。『映画』を観た。