ポスター画像出典:『ヤフー映画』
という豪華な共演。ゴッドファーザー共演であるマーロンブランドとの絡みはわずか程度だが、過去作品が偉大だからこの映画にも奥行きがあるように見えるのが不思議である。
エドワード・ノートンは
「脚本は好きではなかったが、ロバート・デ・ニーロとマーロン・ブランドと自分がポスターに写っていることを想像したら出演したくなった」
と言って出演を決定したという。デ・ニーロとマーロン・ブランドの間の会話のほとんどは即興である。マーロン・ブランドの遺作ともなっていて、色々と貴重な裏話がある映画だ。
エドワードノートンはそう言うが、しかし私はその『内容』に緊張感があって中々面白かった。デニーロという男は完璧に仕事をこなす役目も似合っているが、(もしかしたらこの男がへまをするかもしれない)という危なっかしさも同時に持っていて、最後まで演技が見飽きないという特徴を持っている。
またそれで言うとエドワードノートンもそうだ。彼は『どっちに転ぶか分からない男』を演じさせたらピカイチで、『ファイトクラブ』でも『ハルク』でもそうだが、今回も癖のある男を演じて場をこじらせ、話を盛り上げている。ちなみに『スコア』というのは『ヤマ』という意味だ。『危険なヤマ』等。