ポスター画像出典:『Amazon』
最初の20分ほどは、時代を感じる古臭く、陰気臭いイメージを感じるかもしれないが、それは人が死ぬからだ。実は、そこはあまり重要ではない。いや、確かに物語の中ではその死が全ての始まりだが、その陰気臭さはすぐに消え、そこからすぐに物語は面白くなっていくから、黙って30分観続けることを推奨する。
何がすごいって1963年、つまり60年も前の映画なのに面白いということだ。80年代の日本のドラマに妙に古臭さを感じてそこからチープさに繋がる中で、これはそれより更に古くて面白いんだからすごい。
最後まで展開が読めない。これがヘプバーンの代表作の一部として挙げられる理由がわかる。3000本も映画を観てる私が読めないんだから、これは緻密に計算されてるわけだ。