『シークレット・アイズ』
ポスター画像出典:『Amazon』
これは映画通を唸らせる映画だ。まずやっぱり超名作の主役級が2人いるのは伊達じゃなかった。そこにキウェテル・イジョホーの演技力。演技の話なら更にすごいのが悪役の青年。こいつがまた虫唾が走る。でもそれが映画を最高に盛り上げてくれてる。
『良い映画の共通点は、映画の世界観に自然に引き込んでくれる』
というのが私の一つの映画に対する見解だが、彼らの演技力とシナリオの緊迫感がそれを可能にしてるのだ。面白い映画というのはこういう映画だ。
テーマもツボだ。『正義』。皆は真剣に考えたことがあるだろうか。『自分の最愛の人が殺された』ら?何もしない?そこが戦場だったら?隣にいる人、その隣にいる人が次々と死ぬ状況で、相手を撃たなければ自分も、あるいはもっと多くの仲間が死ぬ。
何もしないで手を広げる?それとも、戦場では正当化される?
どうするべき?『神様』が何かする?どちらにせよ、このテーマは人間の階層を深くする。