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『白雪姫と鏡の女王』 レビュー(感想)と考察

『白雪姫と鏡の女王』

ポスター画像出典:『Amazon

 

 
 
アリス・イン・ワンダーランド』が2010年にあり、ディズニーの実写映画が高いクオリティで展開できることを世界が知った。そしてその2年後の2012年、この映画が上映される。だが同じ年に『スノーホワイト』というシャーリーズセロンの映画があった。私は映画館で後者を観てしまった。

 

後者の方がシリアスで、真面目に描いてくれているような気がして、CMでは、この映画が少しコミカルに描かれていたので、『アリス』で感動した私は、ディズニーの実写映画はもうおふざけなしの、ガチ展開をしてほしいと願っていた。

 

だが実際には、この映画もその映画もほとんど変わらないと言えるだろう。同じような出来で、アリスはおろか、この2年後の2014年に上映された『マレフィセント』の足元にも及ばない出来となった。

 

やはり同じタイトルの映画が被ったこと、そしてその他のディズニーの実写映画がガチだったことに対し、本気度が伝わってこなかったことが関係しているだろう。『アナ雪』も、ディズニーのアニメ映画で大人になって初めて映画館で観ようと思ったのはあの心に響くエルサの歌声があったからだ。あの歌声からは、覚悟が伝わってきた。観れば、やはりあの歌は彼女が自分の人生を生きる覚悟を燃やした歌だった。覚悟は伝わるものである。