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『透明人間』 レビュー(感想)と考察

『透明人間』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

 
 
ハーバード・ジョージ・ウェルズが1897年に発表した小説『透明人間』を原作としており、1933年に公開された映画『透明人間』を現代風にリブートした作品である。その次の年の1898年には『宇宙戦争』があり、トム・クルーズ主演でも映画化されている。この作品は『インビジブル』というケビンベーコンの映画が有名だが、そこにはウェルズのそれを原作としているとは書いていない。

 

2014年に『ダークユニバース』として過去のホラー映画に登場した怪物たちを集結させる大プロジェクトがあり、第1作目となるトム・クルーズの『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』が全米公開されたが、批評家から酷評され、興行収入もユニバーサルが想定していた数字を下回るものとなり、計画がおじゃんになった。

 

 

ファンとしては、トム・クルーズにジョニー・デップという豪華な絡みが見られる可能性があったことから興奮を隠せなかったが、失敗したなら切り上げるしかない。損切りもビジネスの大事な要素だ。

 

よって、本来『透明人間』はジョニー・デップが主演をするらしかったのだが、それらの話は流れてしまった。もしここでその話が盛り上がったなら、『アベンジャーズ』に対抗する一大プロジェクトにもなった可能性もある。

 

マミーもいて、透明人間もいて、ジキルとハイドに、等、『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』以上にアベンジャーズ的な、面白い流れができたかもしれないのに残念だ。私は、『マミー』は大好きだった。個人的には一流映画のように見えたし、今でもそう見える。

 

さてこの映画だが、もし女優がジョディ・フォスターであればもっと秀逸な映画になっただろう。もしジョディ・フォスターの名演技を知らず、過去の話もそう大して知らない場合は、何の先入観もなく、この映画を楽しめるかもしれない。

 

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