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『早熟のアイオワ』 レビュー(感想)と考察

『早熟のアイオワ』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

 
 
監督・脚本を行った俳優のロリ・ペティが、自身の少女期の実話を基に描いた作品。ロリペティというのは、『プリティリーグ』でマドンナと見間違えるほど美形で男勝りな様子を醸し出している。終始、どっちがマドンナだか分からなかったほどだ。

 

これが実話と知っていればもっと楽しめただろう。私はむしろ、まだ幼いクロエグレースモレッツなどがこのような映画に出演していることが気になって仕方なかった。(なんでこんなことするんだ)と。変態を喜ばせるだけじゃないのかと。

 

まあ人間というものはそうして建前は立派だが、根底のところでは動物と同じである。だからそんな私も自分の好みのグラビアアイドルなどを雑誌の表紙で見れば立ち止まってしまう愚かな生き物の一人だ。

 

事実、週刊誌は表紙の女優次第で売り上げが変わるという。だが、あまりにもそれは汚らわしい。人間は汚らわしいものは嫌いだ。害虫や排泄物などを好んで見たい人などごくごく稀であり、99%以上の人はそういうことに蓋をするものである。

 

だが、この事実は蓋をしてはいけないだろう。これが実話なら同じ人間としてきちんと直視し、最低でも人生を真剣に内省しなければならない。一番いけないのは無関心に見て、他人行儀に対岸の火事として冷めた目で見ることだ。わずか90分の映画だが、衝撃的な内容なので忘れることはない。ましてや、これが実話というのだから更に衝撃だ。

 

 

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