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『君の名前で僕を呼んで』 レビュー(感想)と考察

『君の名前で僕を呼んで』

ポスター画像出典:『Amazon

 

 
 
アーミーハマーとティモシーシャラメは美形男子だからこの手の役が割と多く、単純にこの映画の★評価が多いのは、『★を付けるような人はマニアックな人が多いから』だろう。私は一度もつけたことがない。3000本観ているが、彼らが私よりも映画を観ているとは限らない。

 

例えば同じように性別不合で悩む人や、その方向で悩んだことがある人、ニッチな人、マイノリティな人、そうしたマニアックな人々は、どうしても自分と同じ境遇をこういう一流俳優たちに描いてもらったら感動して思わず評価を付ける。だがすべてにおいてフラットな私からすれば、もしつけるなら★3で、もちろん今回も★をつけることはない。

 

だがこれは間違いなく、『何も知らない理解力のない、時代遅れの単なる馬鹿のつぶやき』として片付けられるだろう。そういう時代に突入し始めている。

 

確かに、もし自分がこの手の問題に深く関わりがあるような生き方をしていたら、登場する大人たちの立ち回りや態度に、感動を覚える可能性がある。そういうシーンが確かに存在している。これはつまり、とても繊細な映画である。

 

 

 

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