『偽りの人生』
ポスター画像出典:『ヤフー映画』
ヴィゴ・モーテンセンはこういう映画にもいくつか出ているので、内容が渋いのには慣れてる。『涙するまで生きる』とか『約束の地』とか。渋い映画がとにかく多い。フロイトを演じた『危険なメソッド』も、その偉人の華やかさに期待するような派手な内容ではなく、渋かった。
いぶし銀の彼はついに『グリーンブック』でアカデミー作品賞に大きく貢献するが、やはり彼の名作と言えばその2年前の2016年公開映画、『はじまりへの旅』だろう。あまりにも教訓性が高く、受け入れられる人が世界にどれだけいるか分からない強烈な映画だ。
そういう、奥が深い役から『ロードオブザリング』のような演技もする中で、今回は一体どういう方向なのか、と彼の映画を観る時はいつも少し真剣に画面に向き合わなければならない。だが今回は少し、内容が渋すぎるかもしれない。