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『愛は霧の彼方に』 レビュー(感想)と考察

『愛は霧の彼方に』

ポスター画像出典:『Amazon

 

 
 
ルワンダの森林で18年間にわたりマウンテンゴリラの生態系の調査を行ったアメリカの動物学者、動物行動学者、生物学者ダイアン・フォッシー(1932年1月16日 – 1985年12月26日)の生涯を描いた作品。

 

ニッチであり、かなりマニアックな人生をフィーチャーしたものだが、この表現には何一つ揶揄する意図はない。マニアックもマイノリティも、『個性的』という意味であり、更に紐解けば、『周囲に流されず、唯一無二の自分の人生を大事にできた成功者』という概念に辿り着く。

 

実話映画の中には、多くの感動を生むが、そのほとんどは脚色された脚本があるというケースもあるが、今回の場合はその割合が薄いように見える。つまり、前者が『脚色7:実話3』なのであれば、その逆の『3:7』以上の実際の姿を見ることができているはずだ。

 

大抵の覚悟では真似できない。彼女の一生は確かに、一本の映画に相応しい。