ポスター画像出典:『ヤフー映画』
『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが夫婦役で再共演していることを考えた時の期待値を超えることはさすがにできない。
だが、ケイトウィンスレットは第66回ゴールデングローブ賞主演女優賞 (ドラマ部門)を受章しているだけあって、確かに迫真の演技がいくつかある。ジョディフォスターの『告発の行方』のように、女性が、しかも第一線にいる女優が体を張ると、賞が出やすい。『モンスター』のシャーリーズセロンも同じ賞を受賞している。
だが、冷めた目で見ているのではなく、事実その2つの映画は本当に面白い。だが、この映画はどうだろうか。やはり、『いくつかある』と表現したように、『終始』ではないので、本当に120分だったかを疑ってしまうほど長く感じてしまう退屈さはあった。
ディカプリオの無駄遣いのようにも見えた。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』だとか、『ザ・ビーチ』だとか、彼が躍動する映画はいくつもあるが、それらの作品の中ではかなり下位に来てしまう役柄だっただろう。