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『レット・ゼム・オール・トーク』 レビュー(感想)と考察

『レット・ゼム・オール・トーク』

 

 
 
この映画を楽しめる人は相当な映画玄人か、彼女らのファンだ。(シザーハンズの彼女、随分年取って、太ったなあ)とか、(メリルストリープは相変わらずワンステージ上の役が多いなあ)といったことが頭をよぎる。その程度だ。内容もかなり渋い。多くの鑑賞者は、途中でお手上げするかもしれない。だが、評論家がこう言っているのだ。

 

「スティーヴン・ソダーバーグ監督は才能豊かな俳優たちを起用し、彼/彼女らに即興で演技をさせたが(Let Them All Talk)、それは賢明なことであった。『レット・ゼム・オール・トーク』が軽めの作品であることは否めないが、それでも期待以上の物を見せてくれる作品である。」

 

『即興』?そんなこと、この説明文を見ないと絶対に分からない。一体どこで、いつそれが行われたのか。そう考えたら、彼女らはとても高度なことをしていて、素人の我々には見抜けないのだ。