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『ラブソングができるまで』 レビュー(感想)と考察

『ラブソングができるまで』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

 

ここまで来るとヒューグラントは、『どんな女優とラブコメするか』というメグライアンさながらの帝王ぶりである。さすが、メグ・ライアン(「ロマンティック・コメディの女王」)に対して、「ロマンティック・コメディの帝王」と呼ばれただけある。

 

ノッティングヒルの恋人』ではジュリアロバーツ、『ラブ・アクチュアリー』ではマルティンマカッチョン、『トゥー・ウィークス・ノーティス』ではサンドラブロックと共演し、そのどれもが納得のいく物語を作ってくれている。

 

オーウェンウィルソンなどもそうなのだが、男からしてあまり好みではない顔つきというものがある。男は基本、雄々しい人間に興味を持つからだ。だが、オーウェンも彼も、男受けしづらい容姿をしているのに、そんな偏った私のような男が演技を観ても、納得してしまう実力を持っているのだ。こういうケースの場合、確実に実力がある。

 

今回はドリューバリモアがヒロインだが、やはりはまっている。誰とラブコメをしても上手いことやってしまうのだからすごい。こうして私が自然に感想を抱くように、他の人も大勢そう思うからこそ、帝王と呼ばれるのだろう。しかも私はラブコメに興味はないのである。前述したように、偏った男だからだ。そんな人間に認めさせるのだからすごい。