ポスター画像出典:『Amazon』
『ハングオーバー!』の女性版だからシナリオ自体は悪くない。それを超える最悪の展開も待ち受けている。だが、やはりその存在と、それがラスベガスという世界中の誰もが分かる大舞台であるのに対し、この場合は少しそれと比べて『レベル落ち』感が否めない。
また、いくら女性が前に出る世の中が来ているからといって、『現状』ではまだまだこの内容が世界に受け入れられるということはない。そうした男女の差異も関係しているだろう。
例えば男がストリップを見るのは当然のように長い間染み付いていることだが、女がストリップを見るのはまだまだ当然のことではない。もちろん、いずれ『そうなりたいのであれば』男のようにそれが女にも根付いていいが、そうしたいくつかの水面下で動く要素が、この作品の爆発の邪魔をしている。
だが、それらのことをすべて度外視して考えたとき、この映画は中々面白かった。