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『マルコヴィッチの穴』 レビュー(感想)と考察

『マルコヴィッチの穴』

ポスター画像出典:『Amazon

 

 

俳優のジョン・マルコヴィッチとほぼ同姓同名のジョン・ホレイショ・マルコヴィッチの頭の中に繋がるという不思議な穴が見つかる、奇天烈すぎる映画作品である。あまりにもふざけすぎた内容だと、B級SFのジャンルに分けられてしまうのが相場だが、これはならなかった。

 

そして今wikipediaで情報を見ながら書いているが、奇想天外な脚本が受け、脚本を担当したチャーリー・カウフマンは数々の賞を受賞していて、あるレビューで支持率は94%という高評価を得ているという。

 

その通り、中々どうして『クソ映画』とは言えない奥深さがあるのだ。心理学とか、哲学にも似た妙な真剣さがあって、誰一人このような作品を展開しなかったことを考えても、価値のある映画である。