『ボビーフィッシャー』
ポスター画像出典:『Amazon』
アメリカのチェスプレーヤーでチェスの世界チャンピオンのロバート・ジェームズ・フィッシャー、通称『ボビー・フィッシャー』のドキュメンタリー映画である。IQが187もある典型的な天才。だが、『典型的』という言葉を使って浮かぶイメージは彼には不相応である。あえてタイトルを放棄したり、試合を拒否したり、あるいは長年に亘って失踪したりするなど、ミステリアスで数奇な人生を送った男だ。
私はブッダやアインシュタイン、ニーチェや松下幸之助など500人の偉人の8000の言葉を内省したが、その中の一人にボビーフィッシャーが含まれている。同じジャンルで言うと羽生善治も含まれる。
天才なのに奇行が多い?天才だからこそ見抜けた事実があるのか。しかし、もし虚偽を信じ、我を見失い、一般殿乖離を気づけないならそこに『天才』はいないのではないか。一体彼はどんな人物だったのか。