ポスター画像出典:『Amazon』
相変わらずコーエン兄弟の映画というものは性に合わない。宮崎駿も『詳細を説明しない』ことで有名だが、彼らもまた説明なしに、分かる人にだけしか分からない映画を作る印象がある。
そして、別にこっちはそれを追いたいとは思わないのだ。彼らのファンでもないし、宮崎アニメのように、まず説明なしでどっぷり浸かって楽しめるというわけでもないから、すると、そのままよく分からないままで終わってしまう。
しかし実際にはよくわからないものを作る人はいないわけで、作り手はちゃんと考えて作品を作っているものだ。例えば今回の主人公エディ・マニックスという監督は実在した人物のようで、共産主義のこうしたごたごたは、実際にあったことなのかもしれない。だとしたら、それらの話をこうしてまとめることは、知っている人はさぞかし面白いだろう。