ポスター画像出典:『ヤフー映画』
器用で実力のあるメルギブソンにしては、そこまで衝撃を与えてくれるような作品ではなかった。これであれば例えばドウェイン・ジョンソンの『ファースター 怒りの銃弾』の方が見応えがある。
復讐をするならあれくらいの復讐の鬼のようにし、なぜ復讐をしているかが分からないようにすれば、終始映画に引き込まれる。また、ミッキーロークの『ジョニーハンサム』のように、最後に哀愁があるわけでもない。
メルギブソンの場合、器用にやって最後は賢くトンズラする展開何かが似合う。『マーヴェリック』や『キックオーバー』何かがそうだ。あるいは、『陰謀のセオリー』のように、終始ミステリーが渦巻いているのもいい。それらの名作たちに比べれば、中途半端な作品である。