画像出典:『youtube』
アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、日本の共同制作というのが謎で面白い。アメリカで実際に起きた事件を基にしているので、実話映画ということになる。エマワトソンが出ているだけで絵になるが、他の主役が無名でデータもないあたりで、B級らしさをにじみだしてしまっている。皆の評価も低い。
だが、実話映画に面白いも面白くもないのだ。無意味な過剰演出が行われていたり、偏った思想が正当化されていない限り、すべての人生に教訓がある。例えば犯罪をした少年や大人たちの心理分析をする専門家がいて、その人が毎日毎日異なった事情を持った様々な人達のことを考えるという時、その人々の人生に何かランキング付けをするようなことがあるだろうか。
すべての人間に事情があり、そうなった経緯があり、抱えている問題があり、その一つ一つと真剣に向き合うことが、また次の対象者への適切な助言に繋がるのだ。