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『フラッド』 レビュー(感想)と考察

『フラッド』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

 

モーガンフリーマンが主演で、大雨という天災映画というだけで、ある種貴重な作品である。その2つを見ることができる機会は多くない。モーガンフリーマンは、『ジョニーハンサム』、『グローリー』、『ドライビング Miss デイジー』に1989年に出ているが、その前の映画はほとんど無名映画であるため、名作一本目はほとんどその3つと言っていい。しかもその3つすべてが名作であり、最後者ではゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞した。

 

その共通点はすべて『がっつり主人公』ではなく『主役の引き立て役』だ。だが、それが彼に非常によくハマるのである。それがわかったのか、彼の泰一はこの辺りから常にそこになっていく。だが、1997年に『コレクター』、そして1998年にこの『フラッド』という作品で少しがっつり的な主演をやる。前者ではデンゼルワシントンのようなワイルドなキャラ、そして今回も強盗団の役だ。

 

2006年に『ザ・スナイパー』、2009年に『ザ・エッグ』でも同じように悪役の重要な役割を担っているが、基本的には引き立て役が多いので、今回の映画は貴重である。そして、我々としてはいつも引き立ててくれる重要な役を演じる彼を応援したい感情が芽生えてくるので、今回の映画にも太鼓判を押したいところだ。

 

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