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『ブラック・シー』 レビュー(感想)と考察

『ブラック・シー』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

黒海に沈んだUボートに積まれた金塊を手に入れようとする男たちの話だ。『Uボート』というのはドイツ海軍の保有する潜水艦の総称。一般的には特に第一次世界大戦から第二次世界大戦の時期のものをいう。言うなれば『ナチスの残した秘宝』ということになる。

 

『宝探し』という類にも当てはめられるが、『インディジョーンズ』ほど軽快ではなくシリアスである。だが、基本的に人はニーチェが言った『ルサンチマン』の頃から、もちろんそのもっと前から一攫千金の下剋上に夢を持つものだ。

 

その成り上がり方への希望は人それぞれだが、彼らのように追い込まれた人間が『カイジ』のように勝負に出るのも、人として全然共感できる話だ。だからフランス革命の際にナポレオンが英雄視、アメリカでは大恐慌時代、『俺たちに明日はない』のボニーとクライドたちのような銀行強盗を英雄視していたのだ。果たして、彼らは無事にナチスの宝を手にいれることができるか。

 

 

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