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『オレの獲物はビンラディン』 レビュー(感想)と考察

『オレの獲物はビンラディン』

ポスター画像出典:『Amazon

 

 

2010年にオサマ・ビンラディン誘拐を企てた容疑でパキスタン当局に拘束されたアメリカ合衆国在住の男性ゲイリー・フォークナーの実話を基にしたコメディ映画である。

 

コメディとしているのは90分という短さ、また、そうしないと世界的に見て『笑えない話』になってしまうからである。だが、あれほどの世界的事件があったなら、彼のような人が現れてもおかしくないから、痒い所に手が届いたような気分になれた。

 

例えば2022年のロシアにおけるウクライナ侵攻でも、日本人が義兵団として名乗り出たが、そのほとんどが自衛隊出身だったという話があった。だが、あれも本当は暴力団だったり、もっと血の気の多い人間もいたはずだ。全員が自衛隊出身だという方が、ニュースとして国民に知らせる時、ポジティブな方向にまとまりやすい。

 

世界には色々な人間がいるわけだから、そういう多様な個性を見ることができるのは面白い。その一人一人の愚かだが真剣な生き様からは、必ず何かしらの教訓を得られるものだ。