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『バットマン』 レビュー(感想)と考察

『バットマン』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

ダークナイト』からバットマンを知る人達は、過去の作品を観るとチープさを覚えるだろう。『怪鳥人間バットマン』として1966年に放映されたバットマンは、その名前も立ち姿も、アニメの中から飛び出した『滑稽な道化師』のそれと等しい存在だった。

 

それから23年の1989年に、マイケルキートンたちの『バットマン』が登場する。そして、『バットマン リターンズ』となり、ヴァル・キルマーの『バットマン フォーエバー』が上映される。そして作品の4というか、『2、3』という番号はないが4番目の作品に『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』というジョージクルーニーのバットマンが上映される。

 

この4作品もまだ、バットマンがまだアニメの中から飛び出した『滑稽な道化師』の粋から飛び出てはいなかった。というか元々、アニメの実写なんだから『飛び出る』もなにもないのだ。

 

だが、この作品が第18回ゴールデンラズベリー賞では最低作品賞などにノミネートされてしまい、第5作目の『Batman Triumphant』がお蔵入りに。というか、製作されることはなかった。

だが、バットマンの力はこんなものか?そう疑った一人の映画監督が立ち上がる。のちに、『ダークナイト』の一作目である『バットマンビギンズ』を制作した、クリストファー・ノーランその人である。ちなみに、個人的に『Mr.フリーズの逆襲』のユマサーマンの妖艶さは忘れられない。