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『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』 レビュー(感想)と考察

『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』

ポスター画像出典:『Amazon

 

 

ケネディ大統領暗殺事件の周囲で実際に起きていた4日間の出来事が描かれる。物語性や壮大性というのはないので、ドキュメンタリー映画とまではいかないが、『当時の真実が気になる人』向けの90分の歴史的な小ドラマと言えるだろう。だがこの歴史的大事件の詳細が気になる人は大勢いるから、ある種の見応えはある。私などは映画をたくさん見て、特に歴史映画はしらみつぶしに見ているので、注目して鑑賞した。

 

だが、映画としての完成度を求めるならケビンコスナーの『JFK』を観る方がいいだろう。この時代、暗殺される要人が大勢いた。彼の弟のケネディもそうだし、キング牧師にマルコムX、メドガーエヴァースといった黒人の指導者たちもそうだ。

 

冷戦の真っ最中にこうしたことが起きると、人々は様々な推測をしてしまうものだ。例えば真珠湾に対する日本軍の攻撃に驚いたアメリカ人人の恐怖が引き起こしたロサンゼルスの戦いというものがあった。

 

「真珠湾の次はロサンゼルスが標的にされる」

 

とか、そういう類の不安からくる妄想や推測は、動きが派手であるほど膨らんでしまうものである。2022年のロシアによるウクライナ侵攻の際も、その日のTwitterのトレンドは『第三次世界大戦』だった。果たして、オズワルドという男は何者なのか。

 

 

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