『デス・トゥ・スムーチー』
ポスター画像出典:『Amazon』
ロビンウィリアムズとエドワードノートンが共演で、ロビンがピンクの着ぐるみを着ていて、意味深なジャケットとその様相が見えることから、この作品に何か秀逸なものを期待してしまうのだが、すごく心温まるというわけでも、サイコパスに秀でたわけでもないので、期待外れ感が否めない。
この意味ありげなピンクの着ぐるみを目立たせる必要はほとんどなかったという印象を得る。もっとも、何か映画の裏で利益が動いていて、それを押し出す算段があったとか、そういう事情があるなら別だが、どちらにせよ視聴者の心を大きく揺り動かすということはないだろう。
着ぐるみを着て人気になった人物、という人があまりにもニッチ過ぎてほぼいない、という事実も共感をあまり得られない理由だろう。日本では未公開だというが、この年は
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といった名作ぞろいだから、どちらにせよこれでは勝負に勝てなかっただろう。別に最悪は勝てなくてもいいが、だとしたら誰かに強烈に突き刺さるものでなければ映画としての価値を疑われる。『グッドモーニングベトナム』とか、『ファイトクラブ』とか、彼らの代表作と比べてわざと、厳しく評価されてしまう。