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『エルム街の悪夢』 レビュー(感想)と考察

『エルム街の悪夢』

ポスター画像出典:『Amazon

 

 

この映画がただのホラーじゃないことがわかった。兼ねてからホラーは観ない、得るものがないからとしている私だが、TOPに君臨するものは観るべきだとしていた。

 

  1. 「エルム街の悪夢」
  2. 「チャイルド・プレイ」
  3. 「13日の金曜日」
  4. 「ハロウィン」
  5. 「ハンニバル・レクター」
  6. 「サイコ」
  7. 「ソウ」
  8. 「スクリーム」
  9. 「悪魔のいけにえ」

 

あるいは、スティーブン・キングの作品はトップにあると。後は教訓性も低いから、もし時間が無限であれば観るが、そうじゃないなら排除するしかない、といった考え方だった。だが、エルム街の悪夢の原型が、実際にあった話を基にしていて、しかもその話が歴史的に重要だったのだ。

 

キリング・フィールド』という実話映画がある。これは私が見た歴史映画の中でもかなり衝撃的なものだった。

 

 

実は、このカンボジアで起きた大量虐殺の犯人である『クメールルージュ』という団体は、ベトナム戦争時における『アメリカのカンボジア爆撃』に対する反発で誕生した。エルム街の悪夢は、このクメール・ルージュによる大虐殺からアメリカに逃れてきたクメール人難民が、眠れないほどの悪夢に悩まされていた、という事実が元になっていたのだ!

 

つまり、アメリカがクメールルージュを生み、クメールルージュがエルム街の悪夢を生んだ。

 

 

何という皮肉な話だ。

 

  1. アイゼンハワー
  2. ケネディ
  3. ニクソン

 

らがいなければもしかしたらこの映画は存在しない。こういう真実が関与する奥行きがある映画は、ただのホラーの粋を超える。エルム街の悪夢は、ただのフィクションホラー映画ではなかったのだ!!

 

 

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