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『8㎜』 レビュー(感想)と考察

『8㎜』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

 

最後まで真相がわからず、緊張感が途切れない。だがこの映画だけで完結する話だからサイズと見やすさはちょうどいい。フィクションだけど、そうとも言えないのだ。

 

  • フローズングラウンド
  • チェンジリング

 

という映画がある。これは、実話だ。偶然前者もニコラスだが、このあたりの事実を知ってると、いささかこれが単なるフィクションの枠に収まらない。後者なんて詳細がエグすぎて、むしろ映画では割愛してるくらいだ。本当に怖いのはそういう映画だ。『映画で実態を追わせない』のだ。

 

でもこの映画はこの映画だけで完結する。結構エグった映画だが、これくらい描かないと鑑賞者の心には残らない。自分だったらどうするかと、いつも想像しながら映画を観る。そして、常に即断する俺でもその判断が難しいものは、大体『良い映画だな』となる。今の自分をぬるま湯から出してくれるからだ。『セブン』の脚本家が関与しているだけある。