『オズの魔法使』
ポスター画像出典:『公式サイト』
1939年のジュディガーランドのこの映画は『オズの魔法使』と、『い』が入っていないのが特徴だ。実は私はこの作品があまりにも有名であるということから、かなり幼少の頃に触れていて、それでもう『観た』ということにしていた。だがその後、やはりあまりにも有名であるということから、何度もこの作品のことを耳にする機会があり、そのたびに(もう一度観ないとわからないなあ)と考えていたのである。
『オズ はじまりの戦い』はその続きの感じだし、『ジュディ 虹の彼方に』は主役のジュディガーランドにスポットライトを当てた映画だった。彼女がこの映画で一世を風靡した後どうなったか。それぞれの映画の奥行きをきちんち理解するために、もう一度今回鑑賞したのであった。1939年の映画ということもある。動画配信サービスが普及してくれたことが鑑賞のきっかけになったのだ。
一番良かったのは『はじまりの戦い』がどのような映画だったかが分かったことである。あれは『続編』ではなかった。『前日譚』だったのだ。だからもう一度その映画も観ることになった。それくらいこの2つの映画はリンクしていて、どちらか一方を観たら必ずもう1つを観ないと気が済まなくなる。なるほど、そういうことだったのか。全く覚えていなかった。
アメリカン・フィルム・インスティチュートの選定する「歴代名画ベスト100」で第6位、同じく「歴代名ミュージカル映画ベスト100」では第3位にランクされ、ジュディガーランドが歌った主題歌「虹の彼方に」は同「歴代名歌曲ベスト100」の第1位を獲得する名作。
やはり、一度は見ておいた方がいい作品だろう。ちなみに『ワンピース』の作者の尾田栄一郎は、『オズの魔法使いのような最後にはしない』と発言している。色々な意味で、世界中に影響を与えた作品だ。