ポスター画像出典:『ヤフー映画』
オードリー・ヘプバーンが最後に出演した映画ということもあり貴重な作品。スピルバーグが監督していることもあって何だか不思議で、しかし心が温かくなる。スピルバーグが監督した『E.T.』を見た時にヘプバーンが感動して、息子に「ルカ、この人は天才よ。」と言ったという。その数年後にスピルバーグ本人からこの『オールウェイズ』の出演依頼を受け取った時、ヘプバーンはとても興奮していたようだ。
『未知との遭遇』等でも主役を演じるリチャード・ドレイファスだが、しかし現代を生きる人はあまり彼のことを見てもピンと来ない。そういうこともあるのか、ヘプバーンが興奮するほどの映画には仕上がっていないと言える。したがって彼女の代表作には、
『ローマの休日』(1953年)
『麗しのサブリナ』(1954年)
『パリの恋人』(1957年)
『昼下りの情事』(1957年)
『ティファニーで朝食を』(1961年)
『シャレード』(1963年)
『マイ・フェア・レディ』(1964年)
『おしゃれ泥棒』(1966年)
『いつも2人で』(1967年)
『暗くなるまで待って』(1967年)
として、この作品は挙げられていない。スピルバーグ作品は、(やっぱりスピルバーグ作品だったか!)という映画と(へー、これスピルバーグ作品だったのか)とに分かれるが、これは後者だったかもしれない。したがって彼の代表作にも
『激突!』(1971年)
『ジョーズ』(1975年)
『未知との遭遇』(1977年)
『インディ・ジョーンズ』シリーズ
『E.T.』(1982年)
『カラー・パープル』(1985年)
『ジュラシック・パーク』シリーズ
『シンドラーのリスト』(1993年)
『プライベート・ライアン』(1998年)
『A.I.』(2001年)
『マイノリティ・リポート』(2002年)
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002年)
『ターミナル』(2004年)
『ミュンヘン』(2005年)
『戦火の馬』(2011年)
『リンカーン』(2012年)
『ブリッジ・オブ・スパイ』(2015年)
『レディ・プレイヤー1』(2018年)
『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021年)
とあり、この作品はない。妙に不思議で温かく、貴重だが、そういう映画である。