ポスター画像出典:『ヤフー映画』
あまり名作として浸透していないかもしれないが、妙に駄作として切り捨てられない見応えがある。男の私としては、女性が前面に出た話はまるで少女漫画を覗いてみるイメージと似ているからそうハマることはないと踏むのだが、中々面白かった。
よく観るとスコセッシ映画であり、この映画としては第47回アカデミー賞でエレン・バースティンが主演女優賞を受賞。第29回英国アカデミー賞では作品賞、主演女優賞、助演女優賞、脚本賞を受賞している。売り上げもわずか20億円ほどで1975年の小規模な映画だが、才能と可能性が詰まっているように見える不思議な作品だ。
個人的に、言うことを聞かない子供に『あんたは耳がないの!?』と怒鳴るシーンがツボだった。子供はそれでも何も態度が変わらないギャップがまたいい。