Contents|目次

『80デイズ』 レビュー(感想)と考察

『80デイズ』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

 

1956年の映画『八十日間世界一周』のリメイク作で、ディズニー作品。120億円の製作費をかけられたが、80億円程度の着地で失敗に終わる。ジャッキーチェンも「リメイク作品はもうこりごり」と言うに終わった。

 

だが、やはりそれだけの規模だけあっていかにも名作っぽい雰囲気が作られている。だから私がこの映画に出会ったときは、(え、こんな名作っぽいやつまだ観てなかったのか・・)という気持ちになった。

 

だが、実際にはその着地通りの中途半端な出来になったと言える。たとえば、『酔拳2』のウォンフェイフォンという伝説の武道家をサモハンキンポーが演じたり、ヴィクトリア女王や、ライト兄弟といった実在の有名人が出るが、『出るだけ』でその素材を活かしきれいているとは言えない。それなら、酔拳や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』のようにがっつりとウォンフェイフォンの神髄を披露した方が、中途半端ではないということだ。