ポスター画像出典:『ヤフー映画』
世界最大の英語辞典「オックスフォード英語辞典」誕生に隠された真実を描く実話映画である。この時点はうちの実家の本棚にもあったからよく覚えている。内容は一切覚えていないというか、理解できていないがかの有名な辞書の逸話がどのようなものか、ということだけでも注目に値する。
また、メル・ギブソンとショーン・ペンという実力派の共演でも一つ見応えとなる。更に、ジェームズ・マレー博士という独学で言語学博士となった孤高の天才学者と、ウィリアム・マイナーという実際の殺人犯がタッグを組んだ、という嘘のようなシナリオで、更に見応えがある。
『辞書を作る』という一見地味なミッションだが、数多くの映画を観る私に『名作』のしるしをつけさせるだけの見応えがある。世界の評論家の評価は低く、私はたまに評論家たちと正反対の評価をするところがあるが、ピッタリ一致することもある。どういう基準で選んでいるかは知らないが、私の場合は経験による直感なので、普通の知識レベルの人なら十分楽しめる映画だろう。