ポスター画像出典:『Amazon』
第72回アカデミー賞でジュードロウが助演男優賞に選ばれているが、賞を獲るのは何となく、常にこういう役のように『作品をかき回す人』であるケースが多い。『トレーニングデイ』のデンゼルワシントンがいい例だ。今回もあのようなイメージで、ジュードロウが演じるディッキーが作品の中心に常にミステリアスに存在する。
だが、3000本も映画を観ていればただそれだけではこの映画をおすすめ映画にジャンル分けすることはない。『それ以上の展開』がこの映画にはあるのだ。
最後まで観ることをお勧めする。140分と少しだけ長い映画だが、その微妙な長さがまた結末のアクセントになっていい。最後、なぜこの映画が『ディッキー』ではないのかということを知るだろう。